阿部ブログ

日々思うこと

カルトムービー 『ロッキー・ホラー・ショー』 と 『グレイトフル・デッド』 の類似性

2012年05月02日 | 日記

ブログでも書いたが超弩級カルトムービー 『ロッキー・ホラー・ショー』とツアーバンド『グレイトフル・デッド』と言う2つの現象には類似性を感じる。
その類似性とは、習慣性。常習性と言っても良いかもしれない。

福岡出身のいのうえひでのり氏が代表を務める『劇団☆新感線』が20年の構想を経て『ロッキーホラーショー』の舞台版を昨年2011年12月9日を皮切りに~今年2012年2月12日まで東京や福岡などで公演した。
主演は勿論、古田新太氏。古田氏の「フルタ」は、「ロッキー」の「フランクフルター博士」から取ったという。いのうえ氏もフルタ氏も大の「ロッキー・フリーク」を自称してはばからない。

『ロッキー・ホラー・ショー』は1973年にロンドン初演。原作はリチャード・オブライエン。
オブライエンの原作を翻訳したのは英語とフランス語に堪能な高橋ヨシキ氏。
ヨシキ氏も大のロッキーマニアで、いのうえ氏やフルタ氏両名より、その習慣性と言うか常習性は徹底している。
聞くところによればヨシキ氏が『ロッキー・ホラー・ショー』を鑑賞した回数は、舞台と映画&DVDを含め軽く1000回を超えると言う。

『ロッキー・ホラー・ショー』との類似性を感じるのは、アメリカのカルト的ロックバンド『グレイトフル・デッド』。
最近、『グレイトフル・デッド』のファン獲得と集金手法が注目を集めているが、それは彼らがソーシャルマーケティングの先駆者ではないかとして『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』が出版されている。

この本の著者デイヴィッド・ミーアマン・スコット氏でも、50回近くのライブに参加しており、『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』の共著者ブライアン・ハリガンもやはり100回以上デッドのライブに参加していると言う。舞台や映画、DVDの1000回も凄いが、ライブの100回も凄い。
『グレイトフル・デッド』の場合、彼らのライブツアーに一緒に全米をついてまわる人達も多数いたそうだだから、まさにカルト集団化していたわけだ。

超弩級カルトムービー 『ロッキー・ホラー・ショー』 と ロック・バンド 『グレイトフル・デッド』 の類似性と題しているが、本当にこの習慣性と言うか、常習性というかカルト的な『ロッキー・ホラー・ショー』 と 『グレイトフル・デッド』 には今後も注目していきたい~

最後に『ロッキー・ホラー・ショー』と同時放映されていたキッチュ・ミュージカル『ファントム・オブ・パラダイス』についても要注目ですね。