テレビで今年はテレサテンの生誕60周年で各地でイベントが
開催されている、との報道があった。
日本ではテレサテン=演歌のイメージですが、実はバリバリの
ポップス歌手で、アジアの歌姫と言われていたんですよ。
たしか家にも1枚あったはず・・・
あべちゃんはクラシックファンなのですが、
「クラシック以外は音楽じゃねぇ」とか
そんな考えはないんです。
気に入った音楽はジャンルを問わず買います。
「東京ラプソディー」から「ヘビーローテーション」まで聴きますよ。
ありました、これこれ。
安いですよね。
台湾製品だけを扱っているサイトから買いました。
台湾製CDということで、「大丈夫?ちゃんと音出るの?」
と思いましたが、CDの規格は国際規格なので出るに決まってますよね。
取り越し苦労でした。
このなかで一番のお気に入りは「何日君再来」です。
「フォーリー・チュイン・ツァイライ」と読みます。
この曲が聴きたくてCDを買ったと言っても過言ではありません。
中国語圏では最高クラスの名曲です。
発売当初、台湾と敵対関係にあった中国政府は、「国民を堕落させる」
といって放送することも聞くことも禁止しました。
しかし、いいものは隠れて広がるんですね。
裏ルートから手に入れて、テープに何回もダビングされて、
そして夜中、みんな布団の中で聞いたそうです。
当時の風刺に「昼は鄧小平が支配し、夜は鄧麗君(テレサテン)が支配する」
というのがあったそうです。
ほかにも「月亮代表我的心」「南海姑娘」「夜来香」
などのヒット曲がいっぱい入ってました。
「時の流れに身をまかせ」の北京語バージョンなんか鳥肌ものです。
こっちがオリジナルではないのかと感じるほどです。
いやぁ、惜しい人を亡くしましたね。
もう少し長生きしてほしかったです。