ココ・ヌアールはヌアール(夜)というネーミングからして、アダルトな
セクシーな女性をイメージしているのかな。
どれどれ・・・
やっぱりな・・・強いムスキーな香り。
ココにも弱いこの香りがあるが、成分を増やしたか、それとも
ゼラニウム、トンカビーン、パチュリのいずれかの香りなのか。
一般的にはこのムスキーがセクシーという感じなのかね。
悪くはないが、おじさんはむせかえるぜ。
長く嗅いでいると頭が痛くなります。
ココにもココ・マドマゼルにも香水がありますが、ココ・ヌアールにはありません。
初めからこの濃度で使って下さい、ってことかな。
それで充分かも。
このムスクというのは私が高校生くらいの時から注目され初めて、
「おいおい、女をメスにする香水があるらしいぜ」
「動物が出すフェロモンに近いんだってよ」
「これならどんな女もイチコロだぜ」
って盛り上がりましたね。
本当かどうかって?
本当だったら大騒ぎになってるでしょ。
ちなみに天然のムスクは雄の麝香鹿の香嚢からの分泌液で、
原液では強烈な悪臭を放ちます。
これをアルコールで10,000倍くらいに薄めると良い香りになるそうです。
「動物が出すフェロモンに近い」という話しはここからきていると思います。
しかし乱獲のため麝香鹿は絶滅危惧種になってしまいました。
現在では殺さずに採取する方法が確立されていますが、需要に
供給が追いついていません。
ですから、現在はほとんど合成ムスクを使用しています。
ムスクは香りの一部、という役割の他に、香りを安定させる、
という重要な役割があります。
ムスクが配合されているものは、この役割がほとんどであると言えます。
しかしこの香り、ハリウッド女優や銀座のママだったら似合うかもしれないが、
自分の彼女だったら・・・引くね。
おまけ
写真の四隅が暗くなってますね。
これが周辺光量不足ですよ。
レンズの設計がギリギリのカメラで撮ると、こうなります。
自分で青空を撮ってみるとわかりますよ。