あべちゃんの写楽生活

撮ることが楽しいのか、楽しいから撮るのか

レンズケースの罠

2016年03月20日 00時54分36秒 | 写真

 

まあまあの値段のレンズを買った時に付いてくるケース。

Canonでは「Lレンズ」クラスに多いようだ。

うれしくなって、つい使っちゃいますよね。

普通の人にとってはLレンズは高級品ですから。

もちろん普通に使ってかまわないのだが、これは

あくまでも運搬用なのだ。

そう、保存用に使ってはダメなのだ。

なぜ?

中が高温多湿になり、1~2シーズンくらいそのままに

するとかなりの高確率でカビが生えます。

わたしもそれでレンズを1本ダメにしました。

中玉にカビが生えたのですが、生産終了になり

交換出来なかったのです。

撮影できなくなったわけではないのですが、若干

靄がかかったようになってしまうんです。

カビが生えたレンズはオークションでも買い手がありません。

買った時、198,000円しました。

もったいね~。

取り寄せたとき店員がみんな見に来たんだぜ。

まあ、十分元は取ったとは思うんですけど。

 

コンパクトカメラのケースもあまり良くはないけれど、

レンズとカメラが一体になっている分、外気に触れる

機会が増えてリスクは少ないと思います。

交換レンズは使わないときは、本当に使わないですからね。

高かった故に大事にしまっておきすぎてカビが生えた、

ではシャレにならないよね。

 

カビの生えたレンズの見え方。

左が正常、右が中心から同心円状にカビが生えた状態。

レンズを光源(太陽はダメ)に向かって覗いた時、水滴が乾いた

ような跡が残っていたら黄色信号。(シャボン玉のように見える)

結露して乾いた可能性あり。

これだけでも、うるさい人は買わない(中古品の場合)。

 

あと、以外と罠に落ちやすいのが電池。

バッテリーではありませんよ、電池です。

私のフィルムカメラは一応プロ仕様だったので、

バッテリー以外の、電池、外部電源にも対応していたのですが、

使い勝手を考慮して、マガジンと予備マガジンに

単三の充電式ニッケル水素電池を合計16本入れて、

撮影のたびに充電して使っていたのです。

今となってはフィルムカメラは全く使っていないので、

防湿庫の肥やしになっていたのですが、カメラに装填していた

ものは防湿庫のおかげで何でもなかったのですが、予備マガジン

はアルミボックスに入れたままになっていたので、

見事に液漏れ。

中を掃除するはめになりました。

 

おまけ

 

オークションでのレンズの売り買いにも意外と

落とし穴があります。

知っての通り、「A級品」「美品」というのは本人の

主観であり、明確な基準があるわけではありません。

自分が、「美品」である、と思っていても、買い手の

要求レベルが高かったりすると、クレームになったりします。

たった一回でも結露させると跡が残るので、正直に書き込まないと、

「悪い出品者です」になってしまいます。

 

おまけのおまけになりますが、中古のハードディスクも

買うべきではありません。

前の使用者がどんな使い方をしていたか、わからないからです。

動画編集などで酷使していたならば、地雷になりかねません。