先日会津風雅堂で行われた震災から5年明日へコンサート。
ご覧になった方もたくさんいるのではないかと思います。
私もいつもはJ-POPには興味はないのだが、地元開催
ということでちょっと見てみた。
そこで地元のダンスサークルが出演するので、録画
してほしいとの依頼があったのだ。
しかし、知ってる人もいるとは思うが、地デジには
強力なコピーガードがあるのだ。
そこで、その説明を少し。
違法な海賊版に業を煮やした放送業界、メディアコンテンツ業界は
AACSというプロテクト方式を作った。
これについてはググって下さい。
早い話が、録画した映像は録画した機器でしか再生できないのだ。
また、PCなどからのアクセスもできない。
実際、PCのHDDにコピーしても再生できない。
基本、録画データーはレコーダー本体のHDDに記録される。
HDDに大量に溜まった画像はブルーレイに焼くことができる。
しかし、焼き込みに失敗しても元データーが消去されてしまって
消費者から大量のクレームがでた。
そう、コピーではなく移動だったのだ。
そこで9回までダビングでき10回目は元データーが消去
されるというダビング10という方式を採用した。
だったら、そのダビングしたものは他の機械で再生
できるようになったのかと言えば、そうではない。
依然として録画した機械でのみ再生可能だ。
あくまでもこれは、バックアップ用なのだ。
話を最初に戻すと、私が頼まれて録画しても、私の家にきて
見ることしか出来ない。
ブルーレイに焼いて渡しても再生できないからだ。
記念にあげることができないのだ。
「あの番組に娘がでるんだよ」という人は、HDDレコーダー
を買うか、後になってNHKから発売になるのを待つしかない。
そこまでいくと、著作権とかの問題ではなくなるよね。
ちょっと可哀想だよ。
HDDレコーダーを持ってる人も安泰ではないよ。
地デジの番組をブルーレイに焼いて、大量に
保存している人、いませんか?
壊れたり、新製品がでて新しく買い換えた時点で、
そのコレクションはすべてパーになります。
さっきも言ったでしょ、同じ機械じゃないと再生できないって。
「だって、どっちも俺のだぜ」
いやいや、機械には個別に識別番号が割り振ってあって、
それがディスクの番号と違えば、再生できなくなるんです。
ちょっと前までは本棚に録画した映像テープがズラッと
並んでいる風景が珍しくなかったが、これからは
そんなことはなくなるんだね。
だったらどうしても保存しておきたい映像はどうするの?
つまり・・・後から発売されるDVD-BOXでも買え、ということですな。
市販されているブルーレイのソフトはコピーガードのみで、
どの機械でも再生されるようになっています。
また、法律で決まっているわけではないので、コピーガード
が入っていないソフトもあります。
でも、それをコピーしたら・・・違法です。
コピーガード無しはコピーしてもいい、という意味ではありません。
「実は・・・できるんだよね」という方。
何でも裏はあるものです。
このブログでは、あえて説明、情報提供しません。
きわめて黒に近いグレーな行為です。
やるなら、自己責任で。
補足
個人で家庭用のビデオカメラで撮影したものをHDDレコーダー
に取り込んだものは、自由にコピーできますし、保存しておいて
どのプレーヤーでも再生することができます。
あくまでも、今回の話は著作権がからむ映像の話です。
ただし、このプロテクトは上級の編集アプリなどで個人的に
入れることができるので、ハイアマチュアなどの作品でも
まれに入っていることがあります。