あべちゃんの写楽生活

撮ることが楽しいのか、楽しいから撮るのか

びっくりさせてゴメン

2016年03月12日 00時49分48秒 | 写真

 

「どわっ、!」

中年のおっさんの低い声が頑丈な建物に大きく反射した。

あーっ、ゴメン言うの忘れてた。

今日は燃えないゴミを山都の処理場に持ってきたのだ。

袋の中にはカットマネキンが入っていた。

美容師の学校で使う、髪の毛のカット練習用のマネキンだ。

マネキンだが、人工毛が植えられている首から上だけのやつである。

写真撮影で使うので使用済みのやつをもらったのだ。

さぞかしおっさん、びっくりしたろうな。

「うわー、生首だ」なんてね。

本当に、すみませんでした。

でもさ、カット練習なんだから、リアルに目とか

書き込まなくてもよくね?

メークしてるし、肌色だし、意味わからん。

 

燃えるゴミは袋のまま焼却炉へポンと入れるだけなのだが、

燃えないゴミは分別のためか、車から降ろしたらその場で

袋を開けて分ける。

その時、「ビデオテープは燃えるゴミなので、この次からは

燃えるゴミに持っていって」と言われた。

えーっ、確かにプラスチックは燃やそうと思えば燃やせるが・・・

ダイオキシンとか大丈夫なのか?

「そんなの常識じゃん」という方、認識不足ですみません。

しかし、もっと愛想良くできないかね。

わかる、わかるよ、俺みたいなのがいっぱいいて、うんざりなんだろ?

でもさ、サービス業だろ?しかもおまえらの給料は俺たちの税金だぞ。

処理してやってる、みたいな態度はとってほしくないね。

 

ゴミを捨てるとき、最初に受付で車ごとの計量と、名前、どこの

地区から来たか記入するのだが、町村合併で旧喜多方市以外の

塩川町、熱塩加納町、高郷町あたりからも搬入できるようになったみたいだ。

それじゃあ、混むだろやっぱり、無料だもん。

しかし、この焼却場は何十年も前からあるのだが、すると

昔は喜多方市のゴミを山都町で処理していたわけだね。

よく、受け入れてくれたね。

それとも何か取引でもあったか・・・それは、わからない。

 

今回は昔撮影で使っていた物をかなり処分した。

理由はデジタル処理で後からどうにでもなるからだ。

けっこう意外な使われ方をしているものがある。

頭髪用ジェル。

レンズに塗ってソフトフォーカスにするため。

昔はワセリンを使っていたそうだ。

さすがに直接レンズに塗るわけにはいかなので、保護フィルター

という光学ガラスに塗って使用する。

電線したストッキング。

レンズにかぶせて紗がかかったような画にするために使う。

新品でもいいのだが、もったいないので電線したものをもらう。

結婚してから楽になったが、独身時代は新品を買っていた。

やはり女性は自分の身につけたものを異性にあげるのはイヤなようだ。

コンパクト。

鏡部分を使う。

普通なら3~4灯ライトを使わなければならない時、予算と

電源の関係でそうできないことが多い。

そこで鏡で反射させて、ライトの代用にする。

コンパクトがいいのは、角度が変えられて自立できること。

そう、スタッフなんかいないから。

譜面台。

読んで字のごとく、本来は楽譜を立てるものだが、頭に

ソケットをつけてライトスタンドにした。

多灯シンクロソケット。

メインのストロボの光を受けてシューに装着されたサブの

ストロボにトリガーを送るソケット。

人間には同時に見えるが当然、タイムラグがある。

高速シンクロあたりだと影響が出る場合があった。

今はシンクロ機能は上位機種には標準で付いている。

しかも、赤外線や無線だ。

やはり内蔵されたことにより、ロジックが短縮されてタイムラグ

はほとんどないようだ。

私のストロボ2台にも装備されていて、今回処分となった。

ちなみに新品のストロボを買ったときは、100発くらい

空打ちをしてから使っていた。

なぜなら、新品は光が青いから。

すこしなじませてから使うのが昔の常識。

今はデジタル処理できるのでお勧めしない。

ストロボは絶対に分解してはダメ。

たとえ電池を抜いていても、大容量コンデンサーに

電気が残っている場合がある。

高電圧回路があって、触れると感電します。

ストロボは放電して光るのです。