たまに使っていたCorel PaintShop Pro2020。
これが、2021にバージョンアップした。
今回は、このソフトのレビューです。
Photoshop使いの私からすれば、なぜ
ここまでこのソフトにお付き合いするのか、
自分でも不思議なのだが、前の前のバージョ
ンを買ってしまったので、アップグレード価
格に誘惑されてしまったのかもしれない。
まず、見た目から。
これが2020。
次に、2021。
ほとんど、というか全く同じ。
これでは、よくわからないので、メーカー
配布の比較表で調べてみる。
うーん、「AI」という言葉がキーの
ようだ。
しかしねえ、「劣化防止」「高画質化」と
いうのは、なかなかブログの小さい画像
では、違いをお見せできないのよ。
まあ、「ノイズ除去」でやってみましょう。
これが元画像です。
赤で囲まれた部分を拡大します。
まず、なにもしない状態。
次に「AIノイズ除去」を使ってみる。
たしかに、わずかではあるが、効果は
出ているようだ。
あえて「偽色が・・・」などとは、言いませ
ん。
違いを感じてください(笑)。
昼間のノイズが少ない環境では、ほとんど
違いは出ないよ。
しかし、不思議なのは、ソフト全体のサイズが
4倍くらい大きくなっている。
これは、何のサイズが増えたのか・・・
ブラシの種類が増えたのか・・・
これは、これから使い込んでいかないと
よくわからないです。
ちなみに、これの上バージョンUltimate
は、おまけソフトが付いているので、サイズ
は、おのずから大きくなるのですが、同じ
Proで、なぜここまでサイズが大きくなって
いるのかが、謎です。
新機能の「AI」関連のモジュール、データー
が膨大なのか・・・よくわからん。
あと、心なしか動作が少し重くなっている
ような感じも受ける。
まあ、最新機種をお使いの皆様にとって
は関係ないことでしょうけど(笑)。
今回の記事は、使い勝手を検証した
ものなので、基本的な操作の仕方など
は割愛します。
その手の情報が欲しい方は、やさしく
説明しているサイトがいっぱいありますので、
そちらを参考にしてください。
結論として、メーカーさんは「違う」と言う
と思いますが、私的には、マイナーバージョン
アップだと、思っています。
このソフトも「Photoshop病」にかかって
きたような感じだ。
基本的な機能は、すでに、かなり前の
バージョンで完成されていて、あとは付加
価値を探っているような感じを受ける。
言い換えれば、「写真のレタッチソフト」と
いう目的なら、すでにもう「やることがない
くらい完成されている」ということである。
だからといって「買わなくともいい」なんて、
口が裂けても言いませんよお(笑)。
あと個人的な感想として、AIが作った
画像を使用すると、なんかレタッチの
一番おいしい部分をもっていかれた
ような感じを受けるのだ。
それなりの、無難な感じの作品に
は収まるが、「これって、どこまでが俺の
作品なの?」と思ってしまう。
「お任せしますので、うまくやってください」
はイヤなのだ。
「これって、うまく補正できてるよね?」
「どうやったの?」
「それ?それはAIがやったの」
これでは、なんか悲しい。
あと蛇足だが、サムネイルで一覧表示させる
ソフト全般に言えることは、サムネイルキャッ
シュを作ってくれないことが不満だ。
立ち上げるたびに、元画像からサムネイル
を、その都度作成するのだ。
私のように、一つのフォルダに数千の
画像がある者にとっては、けっこう時間
がかかるのだ。
しかしまあ、Photoshopが、980円/月
で使える今、他のメーカーはかなり
苦労しているみたいだね。