あべちゃんの写楽生活

撮ることが楽しいのか、楽しいから撮るのか

バージョンアップのジレンマ

2015年06月19日 06時21分45秒 | 写真

 

いつも使っているCanon謹製のDigital Photo Professional 4が

私のカメラ、EOD 5DMarkⅡにやっと対応した。

このソフトは、そこまでやったら他のソフトメーカーの製品が

売れなくなっちゃうんじゃないの?という、ずるいくらい高性能なソフトなのだ。

今まではバージョン3を使ってきた。

バージョン4の説明に古いバージョンのレシピとは互換性がありません、

と書いてあった。

なんのこっちゃ?

とりあえずインストールしてみよう。

そうすれば言ってることが理解できるよね。

で、インストールしてみたら・・・そういうことね。

私が苦労してレタッチした画像データーが元のデーターに戻っている。

 

詳しく説明しましょう。

まずRAWデーター(私のカメラではCR2の拡張子)を読み込んで、

露出を調整したり、シャープネスを調整したりします。

これをレタッチと呼んでいます。

ソフトにもよりますが、通常中間ファイルを作成しそれに加工を加えます。

終了した時点で保存すれば修正終了です。

しかしこれには欠点があります。

保存した時点でデーターが上書きされ、元には戻せなくなるのです。

これを解消するため、CanonではもとのRAWデーターには変更を加えずに、

処理をレシピ帳を作って「露出を+2、アンシャープマスク3」などと記入します。

そしてDigital Photo Professionalがその画像を表示するとき、

レシピ帳通りに処理して表示しているのです。

あたかも処理が完了して、画像が保存されているように見えます。

このままでもかまわないのですが、RAWデーターは一般的に言われている

「画像ファイル」ではありません。

画像ファイルを作成する元の(ソース)ファイルです。

ですから、ブログにアップしたりカメラ店でプリントしたりするとき、

一般的な画像ファイル(JPG,TIF)以外のフォーマットに対応していない場合が多くあります。

またRAWデーターはサイズがかなり大きい上に対応ソフトが限られてくるので,

通常はJPG、TIFファイルあたりに変換して使用します。

このRAWデーターを読み込み、レタッチして変換、保存することを(デジタルの)現像といいます。

これで作業は終了です。

あっ、そうそうこのソフトの最大のウリがワンクリックで元の画像に戻せることです。

RAWデーターは変更されていないので、簡単に戻せるのです。

このような画像編集方式を「非破壊画像編集」と呼んでいます。

  

ふむふむ、それでなにか問題でもあるの?

問題その1

このレシピ帳はDigital Photo Professionalでしか読み込むことができない。

ほかのRAWデーター表示ソフトで表示すると画像は修正前のまま。

これは、しかたない。

わざわざ他社製品と互換性をとる必要はないですからね。

そして今回の問題。

バージョン3のレシピ帳をバージョン4で読み込めない。

なにやってんの?同じメーカーでしょうが・・・

どうしよう、3と4を同時にインストールしたまま、はイヤだな。

そこで妥協案。

レタッチしたRAWデーターを画像劣化のないTIFファイルに変換。

もちろんTIFファイルはレタッチ後のデーターになります。

詰めが甘いな、Canonさん。

これだけディスク容量使ったんだから、あとでコンバーターとか

リリースしたら、許さんぞ。

  

おまけ

  

このDigital Photo Professionalというバンドルソフト(無料)は、現像処理

からプリントまでこのソフト1本で出来るようになっている。

その点においては素晴らしい。

初心者はうれしいよね。

無料ですべて出来るんだから。

ほんと、このソフトだけ使っている、と限定したら最高のソフト。

しかし、中級くらいになると色々なソフトを使い出すんだよ。

私もメインはフォトショップなのだが、レンズの収差補正とかは自社製品

のほうが優れているだろう、という推測で使っているのだ。

自社だからデーターが豊富にあるからね。

だからちょっとユーザーの囲い込みのようなことをされるとカチン、とくるのだよ。

 

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怒り新党に怒り心頭?

2015年06月17日 03時37分20秒 | 写真

 

4月10日放送のテレビ朝日「有吉・マツコの怒り新党」で

視聴者から次のような質問がきた。

「友人から、あなたの撮った料理の写真はおいしそうに見えない、

 と言われた。どのようにすればおいしく写すことができるでしょうか」

というものだ。

そこで、実際に2人に料理写真を撮ってもらいましょう、という運びになった。

そこで比較のためにプロカメラマンが同じ物を撮って2人の撮った

写真と比べたのだ。

 

有吉の撮った写真はパンケーキにぐっと寄って、なるほど

おいしそうに撮れている。

ツイッターでは100点だろう。

対してプロの写真は引いて全体が写るように撮っている。

躍動感、主張する感じで見れば有吉の方がうまい気がする。

しかしマツコが言った次の言葉が気になったのだ。

「なにこれ!プロの写真があまりに説明的になっている!」

えっ、それのどこがいけないの?

プロといってもみんな展覧会をやったり、写真集を出したりする

ヤツばかりじゃないんだぞ。

いつもクライアントからの難しい要求に応じている。たとえば、

客に出す料理はウソにならないように全部写せ。

料理から出る湯気も写るように。

ハンバーグはソースのジュウーと肉汁ジュワーは必須。

ドリンクは水滴つけてシズル感をだして。

箸袋の店名も写るように。

などだ。

うまそうに写すことはもちろん大事だがその前に、

どういう料理か興味を持ってもらわなければならないのだ。

私もたのまれてメニューの写真を撮ったことがあるが、大変だった。

今はデジカメですぐに画像チェックができるから。

プロカメラマンは苦笑いしていたが、はらわたは煮えくりかえって

いたろうな。

わかるよ、俺にはわかる。

プロカメラマン=芸術家じゃねえんだよ。

飯食うために写真撮ってるヤツもプロなんだよ。

イチロー以外はプロ野球選手ではないのか?そうではないだろ。

あいつ、今夜は不味い酒飲んでるだろうな。

 

私のブログの料理写真もあえて主観を入れずに説明的に撮っている。

なぜなら、私の写真などは入り口にすぎないから。

もし興味をもって行ってみたいと思ったら、どうする?

食べログあたりで詳しく調べるよね。

そこで住所や営業時間を調べて、気合いの入ったコメントを

読んで判断すればいいじゃん。

それだけのこと。

私のブログは、そこまでは要求されていないってことなんだな。

 

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タイが繋がんねえよ

2015年06月15日 02時25分25秒 | 写真

 

Finaleというソフトで、シンガーソングライターの岡村孝子さんの

「輝き」という曲を入力していました。

ピアノ用にアレンジされた物です。

この曲はいわゆるJ-POPの典型的な作り方がされています。

写真を見て下さい。

まず、最初から51小節までは普通に演奏します。

そして51小節まで演奏したら、1回目は1カッコ内を演奏します。

リピート記号がありますから、反対のリピート記号まで戻ります。

曲の1番が終わって2番に入るわけです。

そして2回目は51小節まできたら今度は2カッコ内から以降を演奏します。

変化をつけないと曲が先に進まないからです。

見えませんが64小節にはダル・セーニョ記号があります。

そこまで演奏したら、セーニョ記号まで戻ります。

2番が終わったあと、サビだけ繰り返す曲、聴いたことありませんか?

あれです。

しかしこれでは繰り返しの連続、エンドレスですよね。

そこでTo.Codaという文字が見えますよね。

セーニョ記号で繰り返した後、To.Coda後は昔の日立のマークの様な

記号の所に飛びます。(写真の右の方)

Codaですから曲が終わりに向かっていきます。

「なんで、こんなに面倒くさくしたの?」

「初めから終わりまで、演奏通り全部書けばいいじゃん」

そうすると、演奏者は1曲の間に何回も楽譜をめくらなければなりません。

楽譜として出版したときも枚数が多くなり高くなります。

ですからこういう約束事を作ったんですね。

 

51小節のEとGは52小節の1カッコの頭とタイで繋がっていますので、52小節の

頭の音はありません。

51小節の最後の音符を繋がった長さだけ伸ばします。

同じ事が54小節の2カッコ、コーダにも言えます。

しかし、これが音を出しちゃうのよ。

グラフィック的にはタイ「のようなもの」をつけたので、人間が演奏する場合には

何の問題もないのだが、演奏させてみると、うまくいかない。

どうしたものか。

楽譜としてはこれでいいのだが、なんか面白くない。

 

「困ったときはググれ~」

はいはい、やりましたよ。

そしたら、いましたいました、多量に同じ悩みを抱えている人が・・・

そこで、変わった方法が紹介されていました。

それはまず、高速ステップ入力から適当なメニューをクリックします。

処理をせずにキャンセルをクリックすると、ツールバーに高速ステップ入力が表示されたままになります。

該当小節をAlt+クリックすると選択状態になります。(MacはOption+)

ここでShift+Tを押すと、前の小節からのタイが表示されます。

実際に演奏させてみたら、これでうまくいきました。

同じ悩みを抱えている人、試してください。

 

なお、このソフトの名誉のために言っておきますが、あくまでもこのソフトは

「楽譜を印刷するソフト」なのです。

ですから実際にソフトシンセで演奏させると変になってしまう状態でも、プリントした

楽譜が人間が見て正常なら、それでいいわけです。

その点に関しては問題ありません。

 

おまけ

 

元々このソフトはバグが多いことで有名でした。

まだ、不満な点はいくつかあります。

有名な所では、日本語版なのにタイトルや歌詞に日本語があると文字化けすること。

ソフトのコア部分が1バイト文字前提で作られているためらしい。

だいぶ良くなりましたが、まだダイアログボックスなどでたまに発生します。

日本の代理店、文句言えよ!と言いたいところだが、このソフトの日本語版

シェアは10%くらいらしい。

だから言っても本部はなかなか腰を上げないみたいよ。

なお、音楽記号は文字化けする可能性が高いので、今回ブログにアップする際、

あえて使用しませんでした。ご了承ください。

 

おまけ2

 

大昔、まだパソコンが8ビットの時代、サウンドジェネレーターで曲を作ると、

同じ音程の音符が続くと、全部つながってしまいました。

人間は同じ音でも無意識に間に僅かな無音時間を作りますが、機械は単純に1小節の演奏時間から

割り算で音を出す時間を計算していたためです。

間に32分休符とか入れて、なんとかそれらしく聞こえるようにするため、

大変苦労したことを思い出しました。

 

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ポイントをあきらめるか

2015年06月12日 07時58分41秒 | 写真

 

4月9日の投稿で、スマホの修理後おサイフケータイの機能が

ダメになった、という話しをしました。

結論として、お預け処理をしないとだめという話しでした。

あれから2ヶ月、DCMXminiが元に戻り安心していたのですが、

あっ、nanacoもあったじゃん、と思い出しました。

恐る恐る起動してみたのですが案の定、エラーで機能しませんでした。

幸いチャージ前で残金が0円でしたので、気軽にサポートに電話してみました。

失うものは95ポイントのみですからね。

 

結果は・・・

やはり再発行処理をしないとダメらしいです。

しかし名前や住所などの基本情報に変化がなく、チャージ金額と

ポイントが0になってしまうことを承知すれば、その場で再発行の

コードを発行してくれます。

あとはnanacoアプリを再インストールしてコードを入力すれば終了です。

もし、いくらかチャージした金額があり、それを0円にしたくなければ、

nanacoの事務局から郵送されてくる申込書に記入して、返送

しなければならなくなるようです。

私はもちろんその場で再発行してもらいました。

 

ヨドバシポイントは大丈夫でした。

IDとパスワードでログインしてますから、当たり前といえば

当たり前なんですけどね。

「それって、おサイフケータイじゃなくて、ただのポイントカードだろ?」

ああっ、そうでした・・・

でも、クレジット会社と提携して、おサイフケータイとして使用してカード引き落とし

になってポイントが貯まるというパターンもあったような・・・

もう、よくわかんない。

 

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違った解釈をしていた

2015年06月10日 01時35分17秒 | 写真

 

私の好きな言葉

「水は方円の器に随う」

元楽天ゴールデンイーグルス監督の野村克也氏が、この言葉が好きで

よく色紙に書いていたらしいのだ。

どこかの国の古代の偉い人の話しらしい。

ウィキペディアによると、水は四角い器に入れると四角に、

丸い器に入れると丸くなることから、人間は育った環境により

良くも悪くもなる、ということらしい。

そうだったのか・・・

 

私は自分なりに勝手に解釈していた。

水は四角い器に入れると四角に、丸い器に入れると丸くなる。

四角い器に入れても丸のまま、ということはない。

人間というものは、どこまでも自分を押し通すということをしないで、

TPOに合わせ周りと強調して生きていかなければならないよ、

という意味だとばかり思っていた。

 

そうだったとすると、好きな言葉のランキングがら外れるかも・・・

私の解釈もまんざらではないでしょ?

知ったかぶりして他の人に話さなくてよかった。

「しったかさん」ってあだ名を付けられるところだったよ。

あぶねー。

 

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