あるひのあひる

sometimes"♯",sometimes"♭" ,and always"NATURAL”
猫とハーブと酒と音楽

コミック。嗚呼、この素晴らしき世界。

2012-10-25 00:01:00 | 本と雑誌

我が地元紙、西日本新聞社が出版する書籍は
なかなか奥深く面白いものが多い。

初めて購入したのがこれ。泣かされた~。

 

いのちをいただく いのちをいただく
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2009-05-11

そして、先月読んだのが、こちら。

ペコロスの母に会いに行く ペコロスの母に会いに行く
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2012-06-30

これは、新聞広告で掲載された当初から
もの凄く気になっていた。

書店でパラパラっとめくってみて、やっぱりズシン!と来て、購入。
ものすごく、深い。
とにかく笑わされ、ほっこりさせられ、そして泣かされ、じんわりと感動する。
温かい。まるで冬の日の陽だまりの縁側みたいに。
限りなく優しく、でも切ない。
人生ってなんて愛おしいのだろう、と感じさせられる。

現在、西日本新聞で毎週火曜日に掲載されている「みつえおばあちゃんとボク」も
同じペコロスさんの漫画だけど、スピンオフ作品みたいな感じで
これまた、あったかくて優しい。

同じ西日本新聞の本で気になるのは、他にはこのシリーズ。

食卓の向こう側〈1〉 (西日本新聞ブックレット) 食卓の向こう側〈1〉 (西日本新聞ブックレット)
価格:¥ 500(税込)
発売日:2004-04

まだ1冊も購入していないけれど、この「食卓の向こう側」シリーズはきっと
これからの私にとっての大切な教科書になるだろうと感じている。



なにしろ今、時間だけは贅沢に、自由気儘に使えるので
特に外出する用事もなく家にお籠りする日は
音楽や映画、そして読書三昧の極上の過ごし方をしている。

待ちわびていたコレも、今日読んだ。

テルマエ・ロマエV (ビームコミックス) テルマエ・ロマエV (ビームコミックス)
価格:¥ 714(税込)
発売日:2012-09-25

いやぁ~、面白かったー☆☆☆☆☆。
こういう展開になるとは。予想していたより広がったなぁ。
それにしても、トミーさんはCMにコミックに、日本で大活躍だね



自分が仕事をしていない違和感、というのが
正直なところ、まだ完全に消えたわけではないけれど
今のこの状況を、自然に心から楽しめるように、少しずつ変わってきているのも事実。


心が疲れている時に禁物なのは、焦りと怒り。
しばらくは、このままで。
力を抜いて、深く呼吸をして、秋風に身を任せてみよう。

新しい風に導かれるまで。

 

   
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「意識」のちから

2012-07-24 15:34:27 | 本と雑誌
ねこ背は治る! ──知るだけで体が改善する「4つの意識」 ねこ背は治る! ──知るだけで体が改善する「4つの意識」
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2011-10-28

少し前ですが、この本を買いました。

初めて知ったのは、新聞の広告欄。
少し後で、時間潰しに立ち寄った本屋さんのレジの前に積まれていて
“おおっ、これは!”と思ったものの、買わずになんとなくスルー。
そして。それから程なくして、3度目の正直。
先月通い始めた整体院の院長ブログを見たら、なんと
「お薦め本」としてババーンと紹介されているではありませんか!

こりゃ、「買え!」ってコトね。ということで、即アマゾンで購入。


目からウロコが3度ほど激落ちいたしました。

で、単純で好奇心むらむらのあひょは
この本に書いてある事を極力「意識」してみることにしたのです。


でね。
昨日、1年ちょっとぶりの、定期健診だったのですが
ちょっと面白い現象が起きていました。

体重は、前回より2kg近く増えてました。
(最近ずっと、ストレス高じて飲み食いに走っているから、これは当然。自覚しておりました。)
ところが、腹囲測定ではなんと、3cm近くも減っていたんですねー。
測定してくださったおねぃさん、流石におかしい?と思ったのか
「もう一度測りますね」と。
2度も測られてしまいましたが、結果は同じ。


本能の赴くままにたらふく飲み、腹いっぱいになるくらい食べ
これといった運動もしていない結果、当然増えていた体重。
でもね、お腹周りは、明らかに以前よりすっきりしているんですよ。
昨年穿いていたパンツ、ウエスト周りに結構余裕があるんですねぃ。


考えられる原因は、ただひとつ。
この“ねこ背本”の内容に従って「意識」を「実践」しているだけ。

もっと簡単かつ具体的に言うと、立つときと歩く時の重心の位置の意識を変えてみただけ、なのです。
気になる方、もしまだ読んでいらっしゃらなければ是非、ご一読を。


さて。
ここから話は一気に抽象的・感覚的になってしまいますが・・・。
今月に入ってから、少しずつ、私を取り巻く気の流れが変わってきているように思います。
春先からずーっと停滞していたモノが、少しずつ去って行き始めたような。

身体的にも、精神的にも、かなり苦しくてもがき続けていたのです。
ムダだと分かってても、落ち着かず、焦ってじたばた、してました(笑)

それが、今月に入って、ふっとあるキーワードが頭に浮かんで。
その言葉が「意識」。

どこに、どんな風に「意識」を置くか、持って行くか、で
周りのあらゆることが、ガラリと変わってくるんですよね。

自分の意識を探る、そしてそれを客観的に捉える。
ゆくゆくは、それを自由にコントロールすることが可能になるように。

この辺についてはこの本に詳しく書いてあります。

人生が劇的に変わるマインドの法則 人生が劇的に変わるマインドの法則
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2012-02-13



月が変わってから、いろんなことを意識的に捉える努力をしています。
そのおかげもあってか、少しずつ視野が開けてきている気がするのです。

本当にやりたいこと、も、よりはっきりと見えてきました。
まだ、余計なモノをいくらかごちゃごちゃとくっつけている状態ではあるのですが
もう少し、精神的・身体的に浮上したら、具体的な行動を始める予定です。

特に意識して自分の弱さと向き合っている、そんな今日このごろです。

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今さらケンジ

2012-06-20 00:05:00 | 本と雑誌

小学校の国語の教科書で、未だに覚えている、特に印象深いお話2つ。
1つは『小さい白いにわとり』
そしてもうひとつが、宮沢賢治の『やまなし』(どちらも光村図書でした)。

クラムボンも気になったけど
なんといっても、やまなし、が超ウマそうで・・・。
芳醇な香りの、甘く熟した果実のお酒!!!
子ども心にどんなに美味しいのか妄想しまくって、早く大人になりてーと願ったものです。
同じ理由で、赤毛のアンも相当しつこく読みましたね。(いちご水&ぶどう酒)
・・・ま、それはいいとして。


最近なぜかやけに宮沢賢治の本が気になるよなーと思っていたところ
先日ふらりと立ち寄った本屋さんでパッと目に飛び込んできたので
とりあえず1冊購入。

新編 風の又三郎 (新潮文庫) 新編 風の又三郎 (新潮文庫)
価格:¥ 546(税込)
発売日:1989-02

いやー。
今まで私は無知でございました。誤解しておりました。
『雨ニモマケズ』や『永訣の朝』のイメージが強すぎて
他の作品もきっとこんな風に礼儀正しく、真面目で、なんとなくお説教っぽい、あまり遊び心のないものなんだろうなーと思い込んでおりました。

今さらですが、目からウロコ。

特にあひょ心を鷲掴みにしたのが
『蜘蛛となめくじと狸』
グリム童話を思い出させるような、残酷さ。
そして、そこはかとなくただよう、ブラックなユーモア。
登場人物のセリフには、無邪気な可愛らしさすら感じてしまい。
そして・・・深い。ものすごく深い。


もっと読みたい!と続けて買ったのがこちら。

ほんとうは怖い賢治童話 (オフサイド・ブックス) ほんとうは怖い賢治童話 (オフサイド・ブックス)
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2010-07-23

最近本を買ってなかったので、久しぶりにワクワクしましたわ。

これからしばらくは多才な彼の作品を片っ端から読んで
宮沢賢治ワールドにはまってみたいと思いま~す。


・・・これもすべて、山猫大明神のおぼしめしじゃ。
なまねこ。なまねこ・・・。

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恋の指南書・愛の聖書

2005-05-24 23:16:56 | 本と雑誌

先日の記事「恋に効く物語。」でも紹介しているのですが、
私生活(主に恋愛)が煮詰まった時、不思議に私は「本」と運命的な出会いをします。
ふと書店で目に留まり、何気なく手に取った一冊の小説に、
その時の自分の状況そのものが書かれていたりして。

物語の中の主人公にすっかり自分をオーバーラップさせ、
一緒になって笑い、泣き、悩み、苦しんでいるそのうちに、
自分がいまどうするべきかが見えてくる。
そして、気付くといつの間にか
主人公と共に、新たな道を見つけ出し歩き始めるのです。

だから、簡単に「ベストはこの1冊!」と決めるのは難しい。
だけど、およそ2年ごとに転居を続けている私が、
ずっとずっと手離さず、共に人生を歩んでいる、数少ない本をご紹介します。
(既に先日の記事で紹介した2冊については割愛します。万が一、その本が何なのか、興味を持たれた有難い方がいらっしゃいましたら、是非あひょの過去記事までお越し下さい。)

<恋の指南書>
『 トラッシュ 』 山田詠美 著 (文藝春秋)

私の大好きな作家の一人、山田詠美さんの1991年の超長編小説です。
詠美さんの作品は、人によってかなり好き嫌いが分かれるようですね?
彼女の、表面的・物質的なものに捉われない本質的な価値観が、私と恐ろしいくらい似ていて、私は、憧れよりもむしろ気味悪さを感じてしまうくらい。もう一人の自分がいる、って感じ。
この作品は、いろいろな要素が余すところなく贅沢に散りばめられた、ある意味で究極の一冊だと思います。
ズバリ不倫で苦しんでいる人、バツいちの彼の連れ子との関係性に悩んでいる人、辛い恋に疲れ果てている人、ご主人との関係がギクシャクしている人、異性間の友情・・・。
いろいろな観点で、いろいろな読み方・捉え方をしてみてください。
読み応えのある一冊です。


<愛の聖書>
『愛の話 幸福の話』 美輪明宏 著 (集英社)

だらだらと書きません。
本屋で立ち読み でもいいから、是非一度手に取ってみて下さい。
貴方にとって、幸せの扉を開いてくれるかけがえのない1冊になるかもしれませんよ。

それでは。
どうぞ、素敵なひとときを・・・・。

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恋に効く物語。

2005-05-18 00:18:23 | 本と雑誌

恋って楽しいはずなのに、いつもお天気ってわけにもいかなかったりして。
というわけで、症状別・あひょの処方箋です。

さて、今回は・・・。

<誰にも話せない秘密の恋、に苦しんでいる貴女へ・・・>

1.『キムチの夢』 吉本ばなな

短編集「とかげ」に収録されているお話。
とにかく、読んでみて下さい。
ちなみに、私は同時収録の『大川端奇譚』もかなり好きな作品です。

2.「虹」 吉本ばなな

東京からタヒチへ。深く、穏やかで、純粋な癒しの物語。長編小説です。
大げさではなく、運命の本でした。私にとって。

もしも興味をもたれた方、
詳しくは、「あひょ’s心の友」をどうぞ・・・。

他の誰でもない、全ての鍵ははあなたの心だけが握っているのです。
どうぞ、貴女自身を大切に、幸せに。

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