小学校の国語の教科書で、未だに覚えている、特に印象深いお話2つ。
1つは『小さい白いにわとり』
そしてもうひとつが、宮沢賢治の『やまなし』(どちらも光村図書でした)。
クラムボンも気になったけど
なんといっても、やまなし、が超ウマそうで・・・。
芳醇な香りの、甘く熟した果実のお酒!!!
子ども心にどんなに美味しいのか妄想しまくって、早く大人になりてーと願ったものです。
同じ理由で、赤毛のアンも相当しつこく読みましたね。(いちご水&ぶどう酒)
・・・ま、それはいいとして。
最近なぜかやけに宮沢賢治の本が気になるよなーと思っていたところ
先日ふらりと立ち寄った本屋さんでパッと目に飛び込んできたので
とりあえず1冊購入。
新編 風の又三郎 (新潮文庫) 価格:¥ 546(税込) 発売日:1989-02 |
いやー。
今まで私は無知でございました。誤解しておりました。
『雨ニモマケズ』や『永訣の朝』のイメージが強すぎて
他の作品もきっとこんな風に礼儀正しく、真面目で、なんとなくお説教っぽい、あまり遊び心のないものなんだろうなーと思い込んでおりました。
今さらですが、目からウロコ。
特にあひょ心を鷲掴みにしたのが
『蜘蛛となめくじと狸』
グリム童話を思い出させるような、残酷さ。
そして、そこはかとなくただよう、ブラックなユーモア。
登場人物のセリフには、無邪気な可愛らしさすら感じてしまい。
そして・・・深い。ものすごく深い。
もっと読みたい!と続けて買ったのがこちら。
ほんとうは怖い賢治童話 (オフサイド・ブックス) 価格:¥ 1,470(税込) 発売日:2010-07-23 |
最近本を買ってなかったので、久しぶりにワクワクしましたわ。
これからしばらくは多才な彼の作品を片っ端から読んで
宮沢賢治ワールドにはまってみたいと思いま~す。
・・・これもすべて、山猫大明神のおぼしめしじゃ。
なまねこ。なまねこ・・・。