お次は筍。
それから、蕗。(これは画像なし)。
鶏の骨付きぶつ切り肉を買ってきて、炊き合わせに。
子どもの頃から親しんできた、懐かしい春の味です。
それから、大好物のコレ。
今が旬の、貴重なヤツです。
そう、めかぶです。
きょんくんもあひょも、これに目がない。
売られているのを見付けたら、絶対に買っちゃいます。
水洗いしてから、お湯でサッと茹で、包丁で刻む。
昨年まではフードプロセッサがなかったので、2丁拳銃ならぬ2本包丁でダンダン叩いて細かくしていましたが、とにかく時間がかかってました。
でも。今年は優秀なフードプロセッサで20~30秒ほどガーッと。
包丁での苦労が嘘のような簡単さです。
これから少しの間、この貴重な旬の味が楽しめます。
ポン酢醤油かけてまぜまぜ。
口中にパーッと広がる磯の香り。
ネバネバ感と、ツブツブ感がたまりません。
子どもの頃は、ご飯にたっぷりかけて。
これさえあれば他のおかずは要らないくらいでした。
細長い袋に入った加工済みのものは、季節を少し外れても手に入るけれど
香りと食感が全然違います。
何より、生のめかぶをゆでた時の
茶褐色から鮮やかな緑色に一瞬で変化する、視覚的な楽しみ。
こういうのが醍醐味なんだよなーと。
子どもがいたら、教えてあげられるのに、残念だなー、と。
旬のものを、有難く、美味しく、戴くこと。
そんな生きる基本は、親から子に伝えられるべき、大切なもの。
私自身、両親から、しっかりと教えてもらいました。
旬を特に強く感じることができる春の食べ物は
そんな、子どもの頃の様々な記憶も蘇る季節です。