いつまでだらだらと暑い夏が続くのか、と
うんざり思っていたら
いつの間にか
朝夕の空気に
ひんやりとした秋の気配を感じられるようになってきました
ルリタマアザミ(ヒゴタイ) 阿蘇・産山村 池山水源にて
突然ですが
今月から、無職のあひょです。(ええ~っ!!)
派遣社員として丸3年間お世話になった会社の経営が、とうとう行き詰まり
8月末で突然、契約打ち切りとなりました。
いろいろと思うところはあるのですが
今は・・・
ただ、ただ・・・・
果てしない解放感~
人間って
あまりにもストレスが長期に亘ると
防衛本能が逆に働くのか
一時的に何も感じなくなってしまうんですね。
呪縛を解かれて初めて
自分がいかに酷く囚われてしまっていたのかを
強く実感しております。
なんなんだろう、今のこの心身の軽さは!明るさは!!
私は自由だ~。
駒繋ぎ(こまつなぎ)マメ科 阿蘇・産山村 池山水源にて
・・・と、本当は手放しで喜んでばかりもいられない
早く新しい居場所を見つけなければならないのですが。
でも、今回は焦らずあわてず、じっくりと見つけたいと思います。
シロツメクサ 阿蘇・産山村 池山水源にて
3年ぶりのぷー太郎状態
心と身体を少しだけ休めて、新たなステージに備えますっ
感覚を研ぎ澄まして日々過ごしているとよく分かる。
必要な時に、絶妙なタイミングで
鍵となる人や出来事や言葉たちと出逢っていることが。
けれど自分自身のアンテナの感度が落ちていると
気付くことも、感じることも出来ない。
ネガティブな思いに囚われ、呑み込まれてしまわないように
自然や音楽や芸術に触れて、本来の自分の豊かな感性を取り戻そう。
さて。
最近特に胸に沁みる言葉です。
『思考に気をつけなさい』
思考に気をつけなさい
それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい
それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい
それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい
それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい
それはいつか運命になるから。
マザーテレサ
最初は、化粧品から。
学生時代に、某大手メーカーのファンデーションでかぶれたのがきっかけでした。
主に通販で、いろいろな無添加化粧品を試しつつ現在へ。
以来、身体に取り入れるもの、直接触れるものは
少しずつ、ゆっくりと時間をかけて、より自然な原料のものに変えてきました。
自然食品の会社に勤め、ハーブを学び始めてからは
更にその意識が強くなり・・・。
そんな最近の愛用品。
衣類用の洗剤はコレ。
マザータッチ 洗濯用 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2003-08-25 |
入浴剤にも使える、というモノ。
香りは檜のすっきり爽やか系。
自然環境に負担をかけないし、身体にも良い
それだけでなく、実感として効果が感じられるから、好き。
抗菌作用に優れているから、消臭効果が絶大。
特に分かるのが、脇汗で濡れた後。
雨の日の生乾きの洗濯物のよーな、なんともいえない不快な臭いが悩みのタネだったのですが、ほとんど感じなくなりました。
それまで使ってきた、酸素系漂白剤ともおさらばです。
(ひどい汚れは、重曹を併用することで対応できるらしい)
先日、部屋の拭き掃除の際にふと思いついて希釈して使ってみました。
なんとなくベタついていたフローリングも、さらさらすべすべ。いいカンジです。
ゆるゆると、脱ケミカル。
最近のこだわり・・・、かな?
先週、ひっさしぶりに本と漫画を1冊ずつ買って。
なんか、元気が出てきた
ちなみに、買ったのはコチラ。
文庫版 豆腐小僧双六道中ふりだし (角川文庫) 価格:¥ 940(税込) 発売日:2010-10-23 |
海街diary 3 陽のあたる坂道 (フラワーコミックス) 価格:¥ 530(税込) 発売日:2010-02-10 |
同時に買ったこの2冊。見た目の雰囲気ももちろん全く違うけれど
読んでみて面白い“違い”に気付いた。
『豆腐小僧』は小説のクセにすんごいマンガっぽい。それに対し
『海街』はマンガなのにまるで小説を読んでいるような気になる。
どちらも作家の味が色濃くて、本当に素晴らしい。
ちなみに『海街』の吉田秋生さんの作品は、是非一度読んで欲しい。
ソフトなのがお好みのかたは
ラヴァーズ・キス (小学館文庫) 価格:¥ 630(税込) 発売日:1999-08 |
ハードボイルドかつ長編OKなら、こちらを。
Banana fish (1) (小学館文庫) 価格:¥ 590(税込) 発売日:1996-12 |
そして〆はやはり
Banana fish another story (小学館文庫) 価格:¥ 590(税込) 発売日:1997-11 |
一方、京極さんの小説といえば、まだ手に入れていないこちら。
西巷説百物語 (怪BOOKS) 価格:¥ 1,995(税込) 発売日:2010-07-24 |
巷説シリーズの最新刊。
「続」「後」「前」と続いての「西」。
“ほぉ、そう来たか!!”と。
書店で見つけたときには思わずニヤリ。
どんな内容なのやら・・・楽しみだぁぁ。
このシリーズもあひょ的超お薦め作品です。是非お試しを。
それはさておき。
ふと気付いた。
新しい本を読み終わった時の、なんとも言えぬ爽快感。
おぉ、久しぶりだなぁ、こんな感覚、って。
どうやら心の栄養が若干不足気味だったみたい、最近。
いろんな意味で、我慢することに慣れてきちゃって
受け容れることばかりが多くなって。
現状と折り合うことは必要なことだけれど
いつの間にか“減り”ばかりを感じ取るようになってしまってたんだな・・・って。
好きなだけ本を読んだり、音楽を聴いたり
映画を観たり、ヨガで身体を伸ばしたり
気の置けない友人と楽しく飲んだり、ハメはずしたり・・・。
そんな“ハリ”をもっと増やさなくちゃな。
そうそう、身体の疲れを癒す“鍼”もね。
いいトコ、探さなくちゃだわー。
夜が長くなってきましたね。
仕事をしていると、一日があっという間で
夜も、家事を済ませたらなんだかぐったり。
秋の夜長を楽しむ、なんて素敵な余裕はなかなか持てませんが
それでもたまに、思いがけずぽこっと一人の自由な時間が出来る夜があります。
そんな日はやっぱり、映画、ですね。
ワタシはしつこい性格なので
特に気に入った映画は時間をおいて何度も観るタイプです。
・・・まあ、新作をあえて探さずに過去のお気に入りを観てしまう時って
たいていが精神的にちょっと低調なのですが。
しみじみ、あったか。
笑えて、あったか。
ただただ笑えて、スッキリ。
心の補修、です。
そんな感じで今回も、またまたしつこく観てしまいました。
バードケージ [DVD] 価格:¥ 4,179(税込) 発売日:2000-06-16 |
セント・オブ・ウーマン 夢の香り [DVD] 価格:¥ 1,800(税込) 発売日:2006-06-23 |
特に↑この映画、もう10回以上は観ていると思います。
『ショーシャンクの空に』と並んで、一番好きな作品です。
アル・パチーノ演じる、盲目の退役軍人。
終わりの方で、それまで固く固く閉ざしてきた心の殻を打ち破り
深い絶望と悲しみ、孤独な心情を激しく吐露するシーンがあります。
それまで精一杯張り詰め、目を逸らしてきた自分の心の闇、そして弱さ。
心から信頼できる存在とめぐりあえたことで、初めて他人に
偽らざる自分の姿を曝け出す場面は
何度観ても心が揺さぶられます。
身体だけでなく、心の中でも背負っていた深い闇に
一筋の希望の光が差し込み始めた瞬間。
“I'm in the dark!!”
振り絞るような叫び声で吐き出されるこの言葉は
何故か、ワタシにとっては、不思議な安堵感を齎してくれる魔法のフレーズとなっています。
そのシーンの中で出てくる
“たとえ足が絡まっても、そのまま踊り続ければいいんだ!”というセリフと共に。
弱くってもいいんだ。
その弱さを認めて、たとえ格好悪くても
そのままの自分で、諦めず進みさえすれば、それでいいんだ、と
励まされてしまうのです。
心に残るセリフが多い作品ですが、もうひとつだけ。
「・・・心の半分は別れを告げたくて 心の半分はここに留まりたい・・・」
これもよく思い出します。シンクロする瞬間があるのですね・・・。
あまり有名ではない作品ですが、アル・パチーノがアカデミー主演男優賞を受賞した名作です。
まだの方は是非一度。
あ、そうそう。
物語中盤のタンゴのシーン。
これは圧巻。溜息モノです。お楽しみに・・・。音楽も最高、です。