なにこれ~!?
なに、この可愛さ!
紙袋まで可愛い。
天空ベッドで
2,3日前の朝6時過ぎ。
いつものように窓を開けようとして、ふと気付いた。
外のガラスにくっついている、小さな虫。
あ、蛍だ・・・。
滅多にないチャンスと
カメラを手に、外から回ってその窓へ。
体の大きさと模様からすると、源氏蛍かな。
近寄っても逃げなかった。というより、身動きひとつせず。
蛍の成虫は薄命というし
もしかしたら、止まったまま既に昇天!?
そっと指で触れると動いて(というより落下して)ちょうど私の掌へ。
左手にのっけて、右手でデジカメを構え
ゆらゆらしながらも、なんとかパチリ。
うん。お尻のあたり、確かに光りそうだ。
でもさすがに
乾燥甚だしいカサカサの手の上では絵にならないなあ・・・と
すぐ側のギンバイカの落ち葉の上に移動してもらって、最後に1枚。
いくら片手撮影とはいえ、いろいろ甘いなあ・・・(汗)
まぁそれはさておき
思いがけない貴重なひとときに、感謝。
この後まもなく、元気に羽を広げて
住処である土手のほうへ飛び去りました。
遊んでくれて、ありがとうね。感謝。
さて。
北部九州も先日梅雨入りし
ギンバイカの可憐な白い花が咲く時期に。
ころころした玉のような可愛い蕾がぽつぽつと開き始め
ぴんと長く伸びたたくさんの蕊が印象的な真っ白い花があちこちに。
和名「ギンバイカ」、漢字で表すと「銀梅花」
まさに、5枚の花びらが開いた形が梅の花に似ていて
ほんのりと甘い香りがただよう、梅雨の季節に咲く一服の清涼剤のような存在。
マートルという名のハーブでもあります。実も食用になるのだ。
正面は確かに可愛いくてよいのですが
個人的には横顔が好み。
新型ウイルス拡大防止対応で、いろんなことが昨年までと違っている今年。
仕事の量やペースがぐんと穏やかに緩やかになっているせいか
金銭的にはともかく
精神的には日々の生活を味わい楽しむ余裕が増えているような気が。
このことについてはやっぱり、感謝だなぁ。
「外でばっか撮ってないで、オレたちも構えよっ!」
洗面所のタオルラック下の脱衣カゴに籠城?するニャコムのふたり。
はいはい、分かっておりますよ。
次はニャコムのうみそら通信どすえ~。
もしかしたら今日梅雨入り・・・?と雨空を覚悟していたのに
朝から吹き抜ける風も爽やかな快晴。
産直所へ野菜の買い出しに行った帰りに
姉子の浜でリフレッシュ。
今日の青は、もう夏色だな。
知る人ぞ知る、鳴き砂の浜。
朝10時頃の浜辺に人影はなく。
美しい青のグラデーションと
静かに寄せては返す波の音だけ。
糸島に移り住んで5年半。
いろんな価値観が変わったと思う。
ほんとうの豊かさ、ってなんだろう。
買い物に行くには車が必要で
娯楽施設もなくて
大きな病院もないし
地域によっては高齢化・過疎化が深刻で
下水道が引かれてなかったり
我が家の近所なんて街灯もないから夜は真っ暗だし
けれど
圧倒的に豊かな自然の中で
その恵みを身近に感じながら暮らす日々。
たくさんの鳥たちのさえずり
透き通った海
生き生きとした木々が生い茂る緑の山々
吹き抜ける風
折々の花の香が混じる空気の匂い
夜の闇の中では
降り注ぐような星が瞬き
満月の日には
人工灯のない暗闇に
月の光が明るく風景を浮かび上がらせる
新緑のこの時期には
ゆっくりとした点滅をあちこちで繰り返す蛍の光
呼吸は自然とゆっくり深くなり
得体の知れない焦りや不安を感じることもない
すべてはこの豊かな大地が包み込んでくれる
海が癒してくれる
ただただ
豊かな自然に感謝、感謝。