久しぶりです。
すっかり、春ですね。
冬の厳しい寒さが去り
若葉萌え出づる季節。
固くぎゅっと閉ざされた古い殻を脱ぎ捨て
瑞々しくやわらかな新緑が芽吹き始めた樹々。
毎年、この時期には
新しい何かが始まる、そんな不思議なワクワク感を抱くあひょですが
実際に、またひとつの節目を迎えているようです。
澄んだ久しぶりの青空と、優しい春の日差しがとても嬉しくて
今日はお昼からひとり、大濠公園をぶらり歩いて
日光浴をしてきました。
華やかに、眩いくらいに群れて咲く豪華な桜花はとても美しいのですが
足下でひっそりと、しかし元気に咲いている野花が好きです。
ホトケノザ 花言葉は「調和」
春の七草の「ホトケノザ」は別種で、これは食用ではないそう。知らなかったなー。
穏やかな春風に吹かれ、太陽の光の温かさを肌で感じながらゆったりした時間を過ごしていると
最近すっかり鈍ってしまっていた五感がじんわりと蘇ってくるような感覚を覚えました。
ふと気づくと
感じるより、頭で考える事が、なんと多いことか。
でも、本当に大切なのは
なんとなく、でもいいから、“感じる”ことなのかもしれません。
思考とは別の次元で働く、感性の声に耳を傾ける。
頭ではなく、心にフォーカスをあて、その声に従ってみる。
それが、思いがけなく新たな扉を開くことになるかもしれないのです。
今朝起きてから、なぜかずっと心に浮かんでいた不思議な感覚。
“なんとなく、を大切に”
ふと思いついたことを、とりあえず行動に移してみました。
すると、本当に驚くようなことが。
この先どんな展開になるかはまだ分かりませんが
感性を研ぎ澄まし、心の声を聴きながら、進みたいと思います。
ゆきづまったときは、心の声を聴こう。
大いなる力とつながるために。
必要な道ならば、いつか必ず開けてゆくのだから。
いやぁ、今日は本当に大気が澱んでおりました。
せっかくの、うららかな春の日和なのに・・・。
大袈裟に過剰反応するマスコミの報道に辟易しているひねくれもののあひょですが
流石に今日は、黄砂の脅威を身体で感じましたな。
地球はひとつ。
空気も、水も、大地も。
国も人種も関係なく存在している、唯一無二のもの。
だからこそ
特定の他国を責めてばかりでは、なんの解決もない、無意味で不毛な行為。
一蓮托生。連帯責任。
同じ一つの惑星を共有する同居人として、何をすればよいのだろう・・・。
・・・とまぁ、それはおいといて。
きょんのダンナが名古屋に出張中ということもあり
大好きなお籠りモードで一人、昼間っから手作り料理でビールなんぞちびちび飲りつつ
だらだらと怠惰に過ごしました~。はぁー。極楽。
そんな、引きこもり時の最高の友人が
本にコミック、音楽にTV。TV番組は、ほとんどが衛星放送かCATVプログラム。
きょんのダンナにもよく笑われますが
時代劇専門チャンネル率がかなり高い。
やっぱ、前世で住んでいたからですかねぃ(笑)
そんな、時代劇チャンネル。
先月始まった新番組が、かなり面白くて。
『料理昔ばなし~再現!江戸時代のレシピ~』
時代劇ドラマ仕立ての、江戸時代レシピの料理番組です。
これが、本当に美味そうでさぁ~。
素材は当時に合わせてごくシンプルなものがほとんどだけど
観ていると、さも旨かろうと、食欲全開。
日本酒が飲みたくなるんだよねー。
毎回録画しているんで(笑)
そのうち、あひょ家でも、作ってみようかな・・・?
お江戸が好きな喰いしん坊さんは、是非、みてみてね♪
「怖いのは同じ
最初の一歩
痛みをともなう交流も
得がたい絆を結ぶのも。」
「そうだね
僕も人が好きだよ
優しいのも
あたたかいのも
人も
獣も
もののけも皆、
魅かれ合う何かを求めて
懸命に生きる
心が好きだよ。」
夏目友人帳 (1) (花とゆめCOMICS (2842)) 価格:¥ 420(税込) 発売日:2005-10-05 |
またまた
“あひょ的禁断の書”に手を出してしまいました。
以前から
『百鬼夜行抄』も愛読しておりますが
先日読破した、夢枕獏さんの陰陽師シリーズで
またすっかりあやかしモードに嵌ってます
というわけで
妖怪アパートの幽雅な日常1: 1 (講談社文庫) 価格:(税込) 発売日:2008-10-15 |
をあえて1巻でストップし
次に手をだしたのが、この『夏目友人帳』のコミック。
強きものが、その圧倒的な力で弱きものを退治する、という勧善懲悪的ストーリーは
力を以て力を制する事に対してある種の恐怖と嫌悪感をますます強く感じるようになってしまった最近のあひょにとっては、あまり魅力のないものです。
時代劇の必殺シリーズ、昔はすごく好きで純粋に楽しめたのですが
今も好きではあるものの、一抹の後味の悪さを感じることもあり・・・。
まぁ、結構楽しんで観てますけど(笑) 音楽は好きだし。
(但し、藤田まこと主演版ね)
陰陽師の安倍晴明、そして今回の夏目には
その種(人とかあやかしとか)を超え
思いやりや慈しみ、弱さや哀しみに溢れた
静かで優しい世界が広がっていることが
読むたびにえもいわれない優しみと安堵感を感じ
日常生活で身に纏わりついてしまったあらゆるネガティブな情念を解放できるというのか・・・。
ああ、生きることってすばらしいな。
思いやりの心って、なんと強いのだろう。
心とは、なんと切なく、弱く、哀れで、時には醜く、しかしそれゆえに
なんと愛おしいのだろう・・・と。
虚構の世界への単なる逃避ではあるのでしょうが
とても癒されるのですね。
夏目は、大人買いをせず
ほろほろと、ゆっくり時間をかけ味わい愉しむ酒のように
春の宵にぴったりの
よい出会いです
ぼくはときどきほんやさんで
うんめいてきなであいをしますー。
こんなマンガにであっちゃったよー。
おもしろいよー。
あひるさんとか、とりさんがだいすきなひとに
よんでほしいなー。
ぢべたぐらし あひるの生活 〔春夏編〕 価格:¥ 1,040(税込) 発売日:2012-06-20 |
・・・と、主人公のあひる的に書いてみました。
超~~癒されます。特に、春夏編は最高です。
そんな私は、今さらですがすっかり安倍晴明にもはまっております。
ああ・・・京都が呼んでいる。
久しぶりにゆっくりと京都の空気を味わってみたいものですどすえ~。
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