うーん、蒸し暑い。
梅雨らしく、ムシムシジメジメ。
先日までの爽やかさが嘘のように湿度は急上昇
ようやく雨が降ってホッとしたけど、やっぱ不快だな。
さて。土曜日。ようやく我が家に待望の車がやってきた。
中古だけど、すんごく良いクルマだ。
早速ドライブがてら交通安全の神様“宗像大社”へGO!
“のすけ”をお祓いしてもらった。
厄払いの経験もないあひょにとって、お祓いは初めての経験。
なんかすごく良かった。
神殿で儀式を済ませた後、車の所有者はそれぞれ自分の車の横に並んで車と一緒に神主さんのお祓いを受ける。
のすけの隣に並んできょんくんと二人で頭を垂れていると、なんだか、のすけ共々“家族”という気持ちになって、何故かすごく嬉しかった。
お祓い後、境内を少し散策。“高宮祭場”で激しく心を震わせた後、海岸沿いへ。
波津(はつ)海水浴場。猛暑ということもあり、既に海水浴を楽しんでいる家族連れもちらほら。
透明度も高く、とても美しい海だった。
波打ち際には、ナマコやアメフラシ、いろんな種類の海藻など、あらゆるものが打ち上げられていた。
なんだかちょっと絵になりそうなヒトデ。綺麗だった。
福岡での生活にはやはり車は不可欠。
これからは、のすけのお蔭でますますあちこち楽しめそう。
安全運転でずっと仲良くしようね、のすけ
・・・やられた。
昨日我が家に到着し、束の間あひょと戯れた後お別れしたコフキ氏。
外に放り投げるのも可哀想だし、我が家で育てているクヌギさんたちの鉢植えに解放していた。
コガネ虫っちゃやっぱり雑木がお似合いだし、まだ細っこい我が家のクヌギには樹液はナイから、そのうち飽きてどこかへ飛んでくだろー、と高を括っていた。(ほんの一瞬嫌な予感も脳裏を掠めたが、まっいいか、と黙殺した)
コフキ氏にしてみりゃ思いがけないクヌギとの遭遇に驚嘆したのか、細い枝にひっしと6本の足を絡めてしがみ付き、大層お気に入りの様子。
その様子を見、“良きかな、良きかな”と慈母観音の如き心持で微笑みながら部屋に戻ったあひょだったのだが・・・。
今朝。
洗濯物を干しにベランダに出て、ついでにクヌギたちにも朝のお水を・・・と目をやって驚いた。
まだ、居る。コフキ氏。
しかも葉っぱにしがみついてゐる。
“やれ可愛や。よほどお気に召したと見える”と微笑みつつ、今日も束の間戯れようと目を近づけて・・・再度吃驚!
「喰うとるやんけ~!葉っぱ!!(何故か関西弁となる)」
じっと観察してみると、まさにお食事中であった。
しかも耳をすますと、シャリシャリと小気味の良い咀嚼音まで聞こえてくるではないか。
むむぅ・・・やるな、コフキ氏。
おまーさんは樹液しか吸わないものと思い込んでいたぞ。まさかベジタリアンだとは・・・・・。
・・・とここで、かつての昆虫博士としてはどーしても気になり、ネットで調べてみた。
そして、驚愕の事実を目の当たりにした。
コフキ氏の主食はなんと木の根や葉っぱ(しかもクヌギやコナラ)
そして、あおくんを代表とするカナブン族は樹液、だと。
むむむ。同じ族のクセして食べ物の好みが違うとは・・・と驚きながら解説をよく読んでみて納得した。
そうか。同じコガネムシ科でもビミョーに分類が違うのか。
コフキ氏はコフキコガネ亜科、それに対してあおくん(アオドウガネ)たちはハナムグリ亜科だったのか。
んー、こんなコトも知らないようじゃ昆虫博士とは言えないな、ワレ・・・。
若干の敗北感と落胆、大いなる驚嘆が渾然一体となった不思議な心境を味わいながら、なおも我が家のクヌギをジョリジョリと旺盛な食欲で貪り喰っているコフキ氏を無理やりひっぺがしたあひょ。
夢の宴は終了、なのである。
結局コフキ氏には元いた大自然の懐にお帰りいただくことに決め、現在、虫かご代わりの伏せた洗濯バサミケースの中で軟禁状態である(写真A・B参照)。
昨日の歓待ぶりがまるで嘘のよう、手のひらを返した如くの仕打ちにより哀れ捉われの身と化したコフキ氏。(写真A)
牢屋の檻(?)の隙間から覗く表情も、どこか悲しげで哀れを誘う。
まさに諸行無常、栄枯盛衰である。(写真B)
ま。とにもかくにも。
偶然とはいえ、また、束の間とはいえ、我が家のクヌギ“林”に導かれたコフキ氏にとって、それはまさに酒池肉林の薔薇色の世界だったはず。
図らずもあひょは、小さな客人を、最高の馳走でもてなしたことになるわけだ。
ま、良識あるニンゲンとして、しごく当たり前のことをしたわけだ。
もしこのまま我が家のクヌギ林をコフキ氏の住処として提供してしまうと、あのつぶらな黒い瞳と毎日心ゆくまで戯れることはできるものの、葉っぱたちはたまらない。恐らく1週間も経てばかなりボロボロになっていただろう。
なにせたった1晩で5枚もの葉が文字通り“虫喰い状態”になっていたのだから。
それに、万一土中に潜られて根を食されでもしたら、目も当てられてない状況になるだろう。
というわけで、黒いつぶらな瞳の薄茶ビロードの可愛い食欲旺盛な小さな客人は、今日の夕方、あひょの買い物に強制同行させられ、大自然の下に解き放たれるのである。
親愛なるコフキ氏。
達者で暮らせよ~!
友達連れて帰って来るなよ~!!
アディオス
きょんくん出張中。
あひょのナマケモノ度にも拍車がかかる。
今日はマンションから一歩も出ないことに腹を決め(なんて無気力な決意なんだ)、食事は冷蔵庫の在庫総ざらえで凌ぐことにした。
外出をしないことに決めたとはいえ、空はあまりにも爽やかな五月晴れ。
健全で美味しい外の空気を、このあひょの怠惰な細胞にも取り入れようとベランダに出てみると、まぁ、懐かしい小さな珍客発見。
んまぁ、そのつぶらな黒い瞳がとっても可愛らしい、コフキコガネぢゃありませんか。
(ちょいピンボケ)
ご幼少の頃は、本当によく遊んでもらったもんだ。
ビロード調の薄茶のボディがあひょ心にノスタルジィを呼び起こす。
つい、指に・・・。
すんごく可愛い
しばらく遊んで解放。
手を虫が這う感覚も久しぶりだったなぁ。(なンせ虫愛づる姫君だったからね)
子どもの頃は、コフキも良かったけどやはりアオドウガネ派(?)だった。
ミドリでね。丸っこくってね。全てのアオドウガネは“あおくん”と命名していて、見つけると可愛がりまくった。
ま、彼らにしてみりゃ迷惑千万な事だっただろうけど。
ちなみにこれがあおくん。(写真は某HPより拝借。)
ひとしきりコフキ氏と戯れた後、空腹を覚えて早めの晩御飯。
自分のためだといかに手を抜くかにかかっているあひょの今夜のメニューは
“なんでもぶっかけうどん”
冷凍のさぬきうどん(これがなかなか美味いのよね)を茹でて、冷蔵庫にあるいろんな残り物を刻んでぶっかけただけの簡単メニュー。
それに、のこちゃんから頂いた美味しい湘南ビール。
ちなみに今夜のぶっかけは
小ねぎ・茗荷・大葉・ちりめんじゃこ・すりごま・おろし生姜・葉唐辛子の佃煮・きざみ青高菜漬・卵黄に、麺つゆとポン酢醤油を適当にじゃばじゃばかけて、上からたっぷりと七味唐辛子と“かけ柚子胡椒”(液体の柚子胡椒)を振り入れたもの。
麺自体の旨さも手伝って、美味しいのなんのって。
最高やね
ビバ!手抜きひとりごはん
でも、
食事は、やっぱり一緒が一番だ