動物の中で、猫が一番好きです。
社宅住まいで共働きの今、残念ながら動物を飼うことができませんが
生活が落ち着いたらいつか飼いたい、と思っているのが猫です。
猫にまつわる想い出は、子どもの頃からたくさんありますが
なんと言っても、実家で飼っていた“ちゃっぷ”
彼女は私にとって、永遠の愛猫です。
ネガを失くして、写真しか残ってないので
スキャナーで読み込んでみました。
本邦初公開、です。
何故、ちゃっぷ という名前なのか。
この写真をご覧頂くとすぐお分かりだと思います(笑)。
実は彼女は元野良ちゃん。
実家の縁の下に住み着いた仔猫に、亡き祖母が餌やりをしたのが、我が家の一員となるきっかけでした。
家猫として飼うことに決めた時、どんな名前にするかを家族で相談したのですが
ヒットラーに似ているので“ヒットラー”という候補も。
でも、実はとても美猫の女の子にはふさわしいとも思えず・・・。
じゃ、チャップリンだよねー。縮めて“ちゃっぷ”ね、と。
以前からこの「あるひのあひる」を見ていただいている方は
ひょっとすると覚えておいででしょうか?
数ヶ月前まで、サイドバーにBlog petを表示していたのですが、その猫の名前がちゃっぷだったことを。
あれは、バーチャルな彼女だったのです、私にとっては。
額の分け目に鼻の下のちょびヒゲ。
我が家を訪れる大抵の方はこの顔を見て、雄だと思ったそうですが
実際は非常に穏やかで、おっとりとした性格の良い女の子でした。
じゃれて遊ぶ時にも、人に対して爪を出したことがない。
弟には愛情を込めてモップ代わりにされたり、襟巻きにされたりしていましたが
抵抗することもほとんどなくゴロゴロゴロ・・・とされるがまま。
(少々Mが強かったのかもしれませんが(笑))
家の中で、かくれんぼや鬼ごっこをして、よく遊びました。
実は彼女、鬼ごっこで鬼役が出来たのです。
隠れている私らを探して追いかけてくるのですが
たまに楽しすぎたのか、超ノリノリになって興奮モードに突入することも。
そんな時には、まるで馬が走る時のような音を立てながら部屋の中を疾走しまくってましたねー。
また、コッソリと物陰に潜んで
そうとは知らずにその前を横切った家人の足に突如バッ!!と抱きついてびっくりさせるような、お茶目な子でもありました。
事故で逝ってしまってから、早16年。
今でも、ごくごくたまに、ですが夢に出てきてくれることがあります。
大抵、珍しく落ち込んでいる時。
夢の中で、真っ白でふわふわのちゃっぷを抱きしめて泣いたり
姿を見ることで、なんだか元気が出てきたり・・・。
もしも彼女の魂が再び転生することがあったら
いつか生まれ変わりに出会えるのかな、と
あちこちで猫を見かけるたび思っています。
あぁ、猫欲。
思いっきり猫を抱っこしたいよー。
今度、猫カフェにでも行こうかなぁ。