あるひのあひる

sometimes"♯",sometimes"♭" ,and always"NATURAL”
猫とハーブと酒と音楽

エネルギーの法則

2005-10-08 22:59:15 | 私見・雑感

数ヶ月に1度くらいの割合で、深夜、昔の彼から電話がかかってくる。
同居人きょんくんと出会ったことが原因でその元彼(Jくん)と別れてから早5年。
Jくんは、現在は結婚し子供にも恵まれて幸せに暮らしている。
それでも時折、酔っ払っては電話をかけてくる。

彼自身、自分が現在幸せだと感じているし、元々、私に電話をしてくる理由の中には“何とかしてヨリを戻そう”という下心は全くない。
じゃあ、なぜ連絡をしてくるのか。
その理由は、私にはとてもよく分かる。
彼は恋しいのだ。『あの頃の二人』が。
・・・もっと正確にいうと、「あの頃、どんなに幸せだったか」という想い出話をしたいだけなのだ。


自分の心に正直に、ただそれだけが信条の私は、恋人に対しても、常にありのままの自分を見せてきた。だから恋の駆け引きなど、やったことがない。(不器用なので出来ない、というほうが正確かもしれないが。)
その上、「人生は、明日何が起こるか分からない不確実なものだ」とずっと意識しながら毎日を送っているので、常に一瞬一瞬を全力投球で向かい合うから、相手に対して向ける精神的なエネルギーはかなり大きいと思う。

相手の為に献身的に尽くすタイプでは決してないけれど、自分の悔いが残らないように相手に全身全霊をかけて接してきた。思いっきり甘え、怒り、笑い、泣き・・・喜怒哀楽をはっきり表現する反面、相手にとってのびのび寛いで安らげる存在でありたい、と自分なりに考え、多少の労苦は厭わなかった。

結果、「こんなに自分が愛されたという実感を得たのはお前が初めてだ」と、よく言われた。

自惚れではなく、それは当然の感想だと思う。
相手に誠心誠意で接すれば、その時にかけたエネルギーの分だけ相手に気持ちが伝わるのは物事の道理で、私の特殊な能力というわけではないからだ。
ただ、“その、ある意味無謀で気力のいる面倒な努力を、するかしないか”だけなのだ。

情熱的なんていうお誉めの言葉を口にしてくれる奇特な方もいるけれど、そんな高尚なことなんかでは決してないと私は思っている。
もっと単純に、単に動物に近いだけ。本能で生きているだけなのだ。

マニュアル本や指南書では、外見を磨く術を熱心に丁寧に教えている。
相手の表情やしぐさから相手の本心を見抜く方法や、小悪魔になるためのレッスン・・などなど。
でも、本来人間なんて自己欲求の塊の動物なのだから、もっと単純に、結局はうわべの見てくれなどではなくて「自分にとっての気持ちの良い場所」を求めているのではないか、と思うのだけれど。

アタマばかりが先行して肝心の気持ちや行動が伴っていないアタマノイイヒトの幸せは、私の趣味ではない。まあ、アタマノイイヒトははなっから私のような動物には目もくれませんが。

ただ、やっぱりエネルギー保存の法則ってあるって思うのですよ。

思い出したように電話をして「あの頃は幸せだったなー。俺は本当にお前と付き合えて幸せだったよ。」という美味しい言葉を耳にする度に、あのころのエネルギーあってのこのJくんのセリフだよなぁ・・・とつくづく痛感する私なのでした。


世間では省エネが叫ばれて久しく経ちますが、心のエネルギーくらいはけちけち節約せずに愛しい誰かのためにど~んと消費してはいかがですか?

お金では買えない、何か大切でかけがえのないものが得られるかもしれませんよ。


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いよいよ秋ケーバ♪♪(BlogPet)

2005-10-07 12:06:05 | 私見・雑感
今日は、台..


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「ちゃっぷ」が書きました。


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日曜夜のオタノシミ

2005-10-02 22:47:47 | テレビ番組・CM

日曜の夜は結構TVを観ます。特に「大改造劇的ビフォーアフター」は数少ないお気に入り番組のひとつです。今回は2時間スペシャルということで、いつにも増して見応え十分でした^^。

モノ作りって、良いですね。匠の技にはいつも心底感服します。
ただ己の技量を駆使して自己満足的な良い家を作るのではなく、そこに暮らす家族への思い遣りや愛情が溢れている姿勢に、本当のプロのあるべき姿を見せ付けられる気がします。
だから、喜んでいるご家族と共にいつも感動の涙を流し、気持ちが浄化されてゆくのを感じることができるのですね。下手なお涙頂戴ドラマより余程綺麗な涙を流せます。
・・・いいなあ。物を作り上げていくお仕事って。素敵ですね。


それからもうひとつ。「サンデープロジェクト」での安城市談合に絡むドキュメンタリー。
ちょっと現実離れした感想ですが、人間の心の気高さを見せてもらった気がします。
久々に真剣に見入った朝の番組でした。

今日はこの後「情熱大陸」「世界遺産」と続き、あひょのTV三昧の夜が更けてゆくのでした・・・。

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あなたの味方

2005-10-02 17:15:50 | 私見・雑感

“許されない恋”・・・まぁ、ありていに言えば“不倫”をしている人って、意外に多いんですね。(かくいう私も、もちろんご同輩ですが。)
ひとくちに不倫の関係といっても、それぞれのカップルによって状況も違うし、お互いの心のスタンスも違うでしょう。身体だけの関係と割り切って楽しんでいる人も多いかもしれません。

そんな割り切りのできるオトナな方には、若輩者の私から何も申し上げる言葉はありません。それもひとつの選択として、リスク覚悟で存分に楽しまれるよう祈っております。

が、問題は、そうではない、真剣な恋愛をしているカップルですね。
ケースバイケースなので十把一からげには言えませんが、お互いが真剣であればあるほど、現実はどんどん深刻になってゆきます。

以下は、不幸にもそんな“あり地獄”に足を踏み入れてしまった方へ、老婆心ながら拙い私からのメッセージです。


不倫なんて、「恋愛」というただでさえ難しい人の心の関係に加えて、「法律」までを相手にしなくてはいけないという、自ら敵だらけの激戦地に乗り込んで孤独な戦いを挑むようなものです。

少し前に、不倫相手の妻が妊娠したからとネットで殺し屋を雇って逮捕された哀しい事件がありましたが、そんな逆ギレのようなことをする人には、元々背負えない、背負うことができない十字架なのです。

例えば貴方がお部屋探しをしているところに、とても好みの素敵な物件が見つかったけれど既に他の人が入居中、そんな場合貴方はどうしますか?
どうしてもその部屋に入居したいからとその筋の方々を雇って入居者を脅してでも強引に引っ越しを始めてしまいますか?・・・先に逮捕された件の彼女は、まさしくそうしてしまったわけですが。
大抵の場合、空くまで待つか、それとも諦めて他の物件を探し始めるか、どちらかでしょう。

私自身は結局、まさに今「空室待ち」ですが、これには(自分で言うのもなんですが)強い忍耐と精神力と、なにより相手への強くて一途な想いが必要です。

今苦しんでいる貴方、そんな果てしなく長く苦しい孤独な戦いに対する覚悟はできていますか?

結局はあなた自身の問題なのです。彼ではありません。
彼は彼で、自分自身で解決しなければならない問題を抱えているからです。彼がそれまでに築いてきた家族との関係をどうするか、という面倒で複雑で過酷な現実を。

それでも、全て承知の上で(私のように)長い道のりを歩こうとしている方には、自分自身を独りで労わり慰める多くの方法を身につけることをお薦めします。

私自身そうやって、なんとか、少しずつ歩いてきました。

音楽、本、占い、・・・追い追い少しずつエピソードを書きたいと思いますが、シンクロできる音楽や本はとても貴方を慰めてくれるでしょう。別に不倫を題材にしたものでなくても良いのです。(でもまぁ特効薬としてはその類のものが最適ですけどね・・)
どうぞどんどん本を読み、音楽を聴いて自分の内面の世界を広げて下さい。

全ては貴方自身が選び、望んできたことです。その厳しい現実を忘れないように。


ちなみに、鈴木聖美さんの歌には結構シンクロできる曲が多いですよ。いろんな意味で。
まだ一度も聴いたことがない方、お薦めです。あひょ的には『恋のゆくえ』という曲。昔、ほんとに何度も繰り返し繰り返し聴いたものです。是非一度、お試しあれ。

それでは、また・・・。

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国勢調査と現実

2005-10-02 13:14:53 | 私見・雑感

5年ぶりの国勢調査。調査員の方が午後回収されるそうなので、先程記入を終えました。
それにしても、前回までと違って今回は結構悩みましたねー。

同居人きょんくんと“二人暮らし”の私。もちろん、籍は入ってません。
そして、同居人きょんくんは、もう一つ別の場所に住所を持っています。(会社の独身寮です)。
会社の寮は便宜上借りているだけなので、現在は事実上、使わない荷物を保管するだけの場所になっています。つまり、国勢調査の規定からいくと、私と暮らしているこの部屋の住人となるわけです。
で、きょんくんと私、2人分(=1世帯)についてを1枚のシートへ記入したわけですが・・・。

こういう、社会的な立場・位置付けを問われる場面に遭遇するといつも、自分の普段の生活がいかに社会的に不安定(不適格)であるのかを思い知らされますね。
この部屋の世帯主は正式にここに住所を持っている私なので、きょんくんに関しては世帯主である私との続柄を記入するわけですが、マークシートの選択肢の中に、正確に該当する項目がないのです。親でも子でも兄弟でも他の親族でも住み込みの雇人でもない、結局は「その他」なんですね。

実質は、配偶者となんら変わりのない生活を送っているのに、ね。
婚姻届という、たった1枚の届けを役所に提出できさえすれば、堂々と「配偶者」にマークできるんだけどね。

お互いの親も認めているし、一緒に生活もしている、だけど籍が入れられないばかりに、社会的な現実は、なんの保障も保護もないただの同居人っていうのは、当たり前とはいえ、やはりちょっとサビシーねー。

裁判中で、もう何年も前から遠く離れた地で生活している同居人きょんくんの「妻」は、どんな気持ちでこの国勢調査シートに記入しているのでしょうか・・・。

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ま、キビシイ現実はありますが、“大切なのは形式ではなく実質だよ”と自分を慰める私なのでした。
これからも、裁判の行方を静かに見守りつつ、この熱帯魚たちのように、これからも同居人きょんくんを支えて仲良く寄り添い暮らしてゆきまーす。

同じような立場の方、「必ず最後に愛は勝つ」を信じて耐えてゆきましょ~^^。

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