会津天王寺通信

ジャンルにこだわらず、僧侶として日々感じたことを綴ってみます。

「会津嶺」1月号2月号に私の文章が掲載されました 柴田聖寛

2021-02-07 12:19:48 | 天台宗

 

 立春も過ぎましたが、皆さまにはいかがお過ごしでしょうか。私の「天台宗の一乗信仰」という文章が「会津嶺」の2021年の1月号と2月号の2回にわたって掲載されています。仏教の言葉はかみ砕いてお話をするのは難しいのですが、私なりにまとめてみました。 
 誰でも仏様になれるというのが一乗信仰です。「悉皆成仏」という教えです。この人は駄目とか、この人は良いとかいうんではなくて、誰もが成仏できるという信仰なのです。
 仏教が日本仏教化するための道筋を拓いたのが天台宗なのです。その私どもの天台宗の教えをベースにして、浄土宗、浄土真宗、日蓮宗、臨済宗、曹洞宗などの鎌倉仏教が生まれました。天台宗と一口に言いましても、法華経ばかりではなく、座禅や念仏、密教など多方面にわたりますから、どれを強調するかでそれぞれ独立した宗派を形成したのでした。
 天台宗や仏教に関心をお持ちの方は、宗派は違ってもよいですから、ぜひ遊びにおいでください。お待ちしています。

               合掌

            

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