天台宗の宗祖伝教大師1200年大遠忌の記念事業として、今年10月から令和4年にかけて特別展「最澄と天台宗のすべて」が東京、九州、京都の3つの国立博物館で開催されます。主催は読売新聞で、延暦寺をはじめ、天台宗の全国の各寺院所蔵の国宝や重要文化財を中心にして、仏像、仏画、経文が出陳されることになり、今から大きな話題になっています。
天台ジャーナルの令和3年3月1日発行の第216号では、その特別展のことが一面で紹介されています。出陳予定の主な寺宝としては、兵庫教区一乗寺の国宝「聖徳太子及び天台高僧像」の全10幅(東京・京都会場のみ)や、仏像では三岐教区願興寺像の重文「薬師如来坐像」(東京会場のみ)、四国教区等妙寺蔵の「菩薩遊戯坐像(伝如意輪観音)」(九州・京都会場のみ)、東京教区の深大寺の秘仏「慈恵大師(元三大師)坐像」は205年ぶりに寺外公開されます。
このほか、会津の芦名氏の出ともいわれ、徳川家康の側近だった天海大僧正、第3代天台座主であった慈覚大師円仁、伝教大師と最澄の論争を発展させたと評される平安時代中期の天台宗の僧、恵心僧都源信のゆかりの名宝が展示されることになっています。
東京国立博物館での開催は10月12日から11月21日まで。私も拝観したいと思っておりますので、何人か募って出かけることも検討しておりますので、参加したい方は会津天王寺の私の携帯090―1498―4150にまで、連絡のほどよろしくお願いいたします。
合掌
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます