会津天王寺では3月11日午後2時から第9回東日本大震災物故者法要を執り行いますが、例年同様に滋賀県長浜の玉泉寺様、さらに新たに埼玉県熊谷市の厄除け常光院様も加わり、本年は三カ寺同時の法要となります。当日参拝された方には「元三大師疫神病除」の御札をお授けいたします。新型コロナウイルスが世界的に猛威を振るっていることもあり、「厄除け大師」とも呼ばれる元三大師ゆかりの玉泉寺の吉田慈敬御住職が疫病退散の願いをこめて復刻されたものす。吉田御住職がその思いを文章にされていますので、御紹介いたします。
東日本大震災から早くも9年がたち、昨年末からコロナウイルスが猛威を振るい、世界的な広がりを見せ、と同時に東京オリンピック開催も危ぶまれる事態にさえなってきました。
古来、不明な病気が疫病神に依るものとされ、恐れられきました。最新科学や進んだ医療技術をもってしても、転変地異や人間の労苦・病苦・死苦を逃れることはできません。
「病は気から」との言葉がありますが、「人にうつさない・自身もかからない」とのゆるぎない気持ちを持ち続けるために、このたび「元三大師疫神病除」の御札を復刻いたしました。
心穏やかに、そして心強くこの災難を乗り越えることができますように。この災いを教訓として、人間至上主義や経済至上主義の限界に気づかれ、天地自然に感謝し、我が国の「和」(共助・結・共生)の精神が見直される時代となりますように。
感謝合掌
なお、御参拝頂きます皆さまは「うつさない・かからない」ためにマスク等のご準備の上お越しください。
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