去る6月にエルサレムに出かけたこともあって、イスラエルという国に関心を持つようになりました。そこで最近は米山伸郎氏の『知立国家イスラエル』(文春新書)を読んでいます。周囲が全て敵であるにもかかわらず、わずか四国程度の国土で独立を保っているのは、優秀な人間をどれだけ育てるかにかかっています。著者はイスラエルの強みを、ハイテク分野へのエリートの投入、起業家へのバックアップとイノベーションへの推進などを挙げています。国家の生存がかかっているから必死なのです。日本を取り巻く環境も厳しさを増してきています。イスラエルの学ぶべきではないでしょうか。それはまた地域おこしの処方箋を提示してくれています。教育への投資の拡大によって、いつか花開くことになるのです。すでに私は古希を過ぎていますが、これからも勉強だと思っています。 合掌
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