「会者定離(えしゃじょうり)」という言葉があります。知り合った者には、必ず別離があるという意味です。大般涅槃経には「夫れ盛んなるは必ず衰うることあり、合会すれば別離あり」と書かれており、世の無常を表現しています。とくに天変地異や感染症は人類にとっての一大脅威であり、いつの時代も悩まされてきました。今は始まったことではないのです。
東日本大震災では2万2000人(関連死含めて)余り、新型コロナウイルスでは8308人(令和3年3月8日現在)の方が亡くなられました。誰もが予期できなかった悲しい出来事であり、身内を奪われた方々は未だに信じられないと思います。残された私たちができることは、先立たれた霊を供養するとともに、パンデミックの一日も早い終息を願ってお祈りを捧げることです。
会津天王寺では観音堂において東日本大震災の犠牲者追悼と新型コロナウイルスの終息祈願の法要を執り行います。日時は東日本大震災から10年目を迎える3月11日午後2時46分からです。
私が観音経、如来寿量品、般若心経のお経を上げますが、参列を希望される方は、会津天王寺(0242-54-5054)までご連絡をよろしくお願いいたします。
合掌
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