目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

どうして?駒ヶ根

2019-06-10 | まち歩き

2019年5月4日(土・祝) 晴れ

本日は移動日。和気鵜飼温泉を予定より30分早く8:30にチェックアウトし、ひたすら高速を走り続ける。この30分がいま考えればだいぶ後行程に好影響を与えたようだ。

大阪を過ぎた辺りから覚悟はしていたけれども渋滞が始まり、京都・滋賀でベタベタとなり、ほとんど動かなくなる。1時間くらいは耐えただろうか。岡山を出るのが30分遅ければ、もっと通過に時間を要したにちがいない。あとはそれほどの渋滞もなく、17:00くらいまでに着けばいいと思っていた駒ヶ根グリーンホテルに16:00に到着した。

 
左:国道153号。20:00でもう人通りはない 右:こまがねテラス。いつも閑古鳥!?

部屋でゴロゴロしながら、こまがねテラスてくてくMAPをねめ回し、どこで晩ごはんを食べようかと当たりをつけていた。17:00を回った頃、山の神とともに街へ繰り出す。グリーンホテルのすぐ近くにホテルの廃墟があり、怖いねえ、駅近の場所なのにといっていると次々に廃墟とシャッターが下りた店が。いったいどうなっているんだ。

駅に出て、信じられないほどの寂れた光景に思わず立ちすくんでしまった。その後当たりをつけていたお店、かっぱ厨亭に行ってみると、本日貸切といわれて追いたてられ、どこに行けばいいのだと途方にくれる。ジモティしか入れないような店をパスして駅前通りに戻ってくると、意外にてくてくMAPに出ていない飲食店も多い。地元有志がてくてくMAPをつくっているのだろうけど、外部資本のお店は、おそらく非協力的なのだろう。

結局山の神と庄やに入ることにした。全国チェーンだからなんだか安心だし、安くて、そこそこうまい。

駒ヶ根グリーンホテルのエントランス

庄やで一杯やった後に、セブンイレブンに行くために街の中を少し歩いてみた。本当に人が少なく活気がない。通行人は十指に余るほど。駒ヶ根は中央アルプスの玄関口なのに、いまや直行バスやマイカーを使うから素通りなのだろう。どんどん廃業していくお店を止められなければ、ますます人は駒ヶ根中心部から去って行き、衰退は加速する。人口が減少する地方都市の消滅がここ数年でだいぶいわれてきたけれども、ここまでひどいとは思わなかった。

さてと、今回の山旅は8泊9日の長いものだったが、翌5月5日(日・祝)をもって終了した。6:10に駒ヶ根グリーンホテルをチェックアウトし、すぐに中央道に上がって諏訪SAで朝食。小仏トンネルで1Kmの渋滞に遭っただけで、ほぼ順調に走り、自宅には9:30に無事到着した。庭の植物も枯れることなく、山の神と私を迎えてくれた。

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