目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

薩た峠&浜石岳ハイキング

2015-01-31 | 山行~伊豆・箱根と富士山周辺

浜石岳 標高 707m 静岡県

2008年4月6日(日) 晴れ 

メンバー 山の神と私

コースタイム (8:45頃 薩た峠--9:40頃 広重美術館--)11:00浜石岳野外センター駐車場(無料)11:12--11:45浜石岳山頂(昼食)12:40--13:15駐車場

7年前の山行、浜石岳を紹介しよう。山行と書いたが、ほとんど歩かないハイキング(お散歩?)だ。まず朝起きて車に荷物を積もうと愛車エスクードに近づいてみると、花粉でベタベタになっていた。ここのところの花粉の猛威は、車にも襲いかかっていた。きれいに拭い落としてから、のんびりめの6:15の出発となる。東名に上がると、当然ながらもうたいそうな交通量になっていた。予定どおり海老名SAに入って朝食をとる。

高速を下りてから、薩た(さった)峠への道はすさまじかった。ガードレールなしの崖っぷちの道が糸を引くような細さで長いこと続く。冷や汗をかきかき8:45頃峠に着いた。トイレもついた無料の駐車場に車を停めて外に出ると、柑橘系のいい香りがしてくる。地元のおばちゃんが柑橘類を直売していて、オレンジの品種、清美をどうぞどうぞと切りまくっては、来る客来る客に味見をさせている。山の神と私も一切れずつもらって試食すると、これがすこぶるおいしい。思わず大きい清美が目一杯詰まった袋を買ってしまった。¥500。

 薩た峠から見た富士山

薩た峠といえば、歌川広重の「東海道五十三次、由比宿」を思い浮かべるが、この景色はその広重の絵とほとんど同じだ。ただし現在は海岸にせり出した東名道が眼下でうねっているのだが。それにしても雪を冠した富士山は文字通り絵になる。目を転じれば、桜、そしてみかん!?もあって彩りを添えている。駐車場に戻ってくると、おばちゃんが今度は夏みかん系の駿河を薦めてくる。また試食したのがいけなかった。これもすこぶるおいしい。2個¥100。

薩た峠で絵のようにすばらしい景色を見たあと、本当の絵を見に行く。静岡市東海道広重美術館へ移動する。河川敷の無料駐車場に車を置いて、美術館まで歩く。あまり人気がないのか館内はがらんとしていた。おかげでゆっくりと浮世絵を堪能できた。

 
すべて浜石岳山頂。中央は山の神

11:00前に河川敷の駐車場を出る。山の神はすっかり観光モードになってしまい、浜石岳へ行くのが面倒になってきているようだった。さあ行くぞと標識に従い進んでいくと、道は上へ上へと向かい次第に狭くなっていく。帰りもこの道を通らなければならないかと憂鬱な気分になりつつも、ガツガツ上がっていった。11:00浜石岳野外センター駐車場に到着。

身支度をして11:12車を後にした。それからわずか30分強で浜石岳山頂に到着した。花粉が飛散しているのが玉に瑕だが、気持ちのいい山頂だ。駿河湾、清水港、富士山を一望できる。山頂には行楽客が山ほどいて、皆お弁当を広げていた。山の神と私もコンビニで買ってきたごはんを食べることにした。それから小一時間山頂でまったりと過ごす。

 
人がいなくて、さびしかった銚子口の滝

13:15駐車場に戻る。帰るにはちょっと早いよなあと、手元にあった地図に出ていた銚子口の滝へ向かうことにした。13:40ちょっと整備が行き届いていない荒れ気味の駐車場に到着する。4台停められる駐車場には1台だけぽつんと先着様がいた。しかし近くに人の姿は見えない。立派な案内板「銚子口の滝入口」があった割には、滝は小ぶりで、ちんまりとしていた。このさびれ方もうなづけてしまう。

14:00過ぎに帰途につく。渋滞にはまりながら、帰宅したのは18:00になっていた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

MSRのスノーシュー

2015-01-21 | 山道具&ウェア

 
左:私のスノーシュー(グレー) 右:山の神のスノーシュー(ライトグリーン)

昨シーズン、スノーシューのビンディングがいとも簡単に崩壊してしまったので(雨呼山だった)、大枚はたいて新しいのを購入した。斜面も登れるようにちゃんと前爪も付いていて、ヒールリフティングバーも付いたやつ。本格的な(?)山登り用のものは、買う人がいるようで、そうでもない。だから高いんだよね。でも、これから10年くらいは使えるかと、思い切って買ってしまった。

買って正解。日々機能は向上しているもので、とにかく歩きやすい。年末に雫石に行ったときにそれは感じていたのだが、今回入笠山に行って決定的な違いを痛感した。昨シーズンまで使っていたスノーシューは、歩くたびに左右のフレームが当たってだいぶ傷が付いていた。それもあって、ぶつからないようにちょっと左右の足の間隔を開けて歩こうとして、股関節に違和感が出たけれども、このMSRのスノーシューはほとんど当たることがない。しかも軽いから、疲労度がまったく違う。

いいことずくめ。

財布と相談して皆さんもどうぞ。

参考:
MSR http://www.e-mot.co.jp/msr/snowshoes.asp

MSR Lightning Ascent Snowshoe - Women's 22インチ 並行輸入品
クリエーター情報なし
MSR

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

入笠山スノーシュー

2015-01-18 | 山行~スノーシュー

入笠山 標高 1955.1m 長野県

2015年1月11日(日) はれ時々くもり  

メンバー 山の神と私

コースタイム 8:25富士見パノラマスキー場駐車場--9:20頃 ゴンドラ山麓駅--9:35山頂駅9:43--入笠湿原--山彦荘--10:23森の入口10:35--10:58入笠山山頂11:03--首切登山口--11:23八ヶ岳ビューポイント(昼食)11:56--12:33山頂駅--13:05駐車場

朝ガソリンを満タンにして出発。6:00近くとなると中央道の交通量は比較的多い。次々に談合坂SAに入っていく車を見て、もっと先で朝食にしようと境川PAまで足をのばした。車中でそそくさと朝食をとり、いつもの朝食タイムより短めでPAを後にした。諏訪南ICで下り、コンビニで昼食の買出しをする。

前を走る車は、国道から皆富士見パノラマへと右折していく。数珠繋ぎにスキー場までいっしょだ。駐車場に入って、まもなくゴンドラが動き出した。準備が済んだ人たちの群れがスキー場へと向かう。チケット売り場には、かなりの列ができていた。たまたま並んだ列は、なかなか前に進まず、山の神がじれていた。やっとチケットを購入してトイレにいくと、また混んでいる。

 
左:富士見パノラマスキー場駐車場 右:パンダ族が先に出発していく

ゴンドラ乗り場に着いたのは、スキー場に到着してから、かれこれ小一時間が経過していた。早くスキー場に着きすぎたと思っていたのだが、ほとんど予定と変わらない時間になっていた。ゴンドラに乗り込み10分ほどで山頂駅に到着する。

まだ2回目の使用という、おニュー(死語?)のスノーシューを装着していると、パンダの着ぐるみキャップなのか、サブザックなのか、わからないが、パンダ族の一団が林道コースを出発していくのが見えた。この後、前になったり後ろになったりで、このパンダ族とともに山歩きとあいなった。さあ、われわれは遊歩道コースにしようと、山の神とともに森の道へ入って行く。

 
左:入笠湿原の案内板 右:左の写真の看板のすぐ上に山彦荘がある

ぐるりと森の中を平行移動していき下り始めると、入笠湿原の入口に出た。夏場は鹿よけのフェンスで侵入を遮られているが、冬場は常に開放されているようだ。したたか下って湿原に入る。一面雪原が広がる。左手には、先ほどの林道コースから下って来られるなだらかな斜面が見える。やがて入笠湿原の看板。この上に山彦荘がある。山荘の先にはきれいな公衆トイレがあって、冬季も使用可能だ。

 
左:山彦荘あたりから振り返ると斜面を登山者が下ってくる 右:雪面をみると雪の結晶

マナスル山荘のあたりから、広い雪原が続く。ふと雪面を見ると、大きな結晶ができていて、思わず山の神と立ち止まってしまった。しゃがんでしみじみ見ると、よくぞここまでというくらいに大きな結晶になっている。そんな雪面がしばらく続く。ゴンドラ山頂駅で目撃したパンダ族を追い越して、斜面を一気呵成に上がる。


雪原の好きなところを自由に登高

入笠山は、冬山入門の山。しかも交通の便がよく登りやすいということもあって、予想外の人出だった。山の神と私の前後には、大勢の登山者がいてにぎわっていた。


雪原を登りきって、後方を撮影

また森に入ろうかというところでひと休みする。山の神がテルモスに入れてきた、アールグレイに口をつける。すごくいい香りだ。また空気が乾燥しているから、のども渇く。

休憩後、スノーシューのヒールリフトバーを上げて、最後の急登を上がっていく。すると犬連れの登山者がわれわれが登って来るのを待っていた。この急登で3組めの犬連れ登山者だ。雪を見るとやはり犬ははしゃぐのか、会う犬会う犬すべて元気な犬ばかりだった。

 
左:入笠山山頂 右:山頂からの八ヶ岳ビューは雲に遮られてしまった

10:58入笠山山頂に到着した。あいにくと雲が出てきてしまい、視界は遮られてしまった。しかも強い風が山頂を吹き抜けていく。記念撮影をして、早々に退散モードになった。そうこうするうちにパンダ族も山頂に到着し始めた。入れ違いに山の神と私は、首切清水へ下る道をたどり始めた。行ってみれば、トレースがある。山頂ピストンの人ばかりと思っていたが、そうでもないようだ。年配のご夫婦が下から登ってきた。

 
左:林道の八ヶ岳ビューポイントに到着 右:八ヶ岳の奥、金峰山方面はよく見えていた

結構な急斜面を下っていくと、林道に出た。首切登山口だ。けれど、ここから登ろうとする場合は、トレースがないと取り付き点がよくわからないように思える。まあ、等高線を頼りにぐいぐい登っていけば山頂だから、多少違っていても登れないことはないだろうけど。

動物の足跡が付いている林道を歩いていくと、まもなく八ヶ岳ビューポイントに出た。椅子が置かれていて、きちんと雪かきまでしてある。座った視線の先には雄大な八ヶ岳となるはずだったのだが、やはり山頂同様視界は閉ざされたままだった。そうそう雲はとれないものだ。しかし八ヶ岳の奥、金峰山方面には雲がかかっていなかった。なかなかの絶景だ。この展望台で昼食をとる。

 
左:ひたすら林道を横移動中 右:ゴンドラで山を下る

昼食後、林道を再び歩く。スノーモービルが走ったと思われる跡をスノーシューで踏んでいく。しばらくいくと、入笠湿原が再び現れた。そこからは元来た道をたどる。すると山彦荘手前のトイレ前でまたまたパンダ族と遭遇した。パンダ族は尻セードで歓声をあげながら、斜面を下っていく。われわれは彼らが楽しむ脇をスノーシューで一歩一歩下る。最後は、往路に使わなかった林道を登る。12:33山頂駅に到着した。

休むまもなくボーダーやスキーヤーを尻目に山の神と下りのゴンドラに乗り込んだ。扉が閉まる直前に、温かいおしぼりを渡される。グッドなサービスだ。しかし、外気はマイナス。たちまちにしておしぼりは冷たくなっていった。

13:05予定よりも早く駐車場に着いた。このまま帰途につけば、渋滞なしで帰れるし、家でゆっくりできそうだと山の神とホクホク顔で帰り支度を始めた。家路につくと予想どおり渋滞はなし。スノーシューを満喫したし、夕方の優雅なひとときもプレゼントされて最高の1日となった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

千寿七福神(北千住)

2015-01-12 | 七福神めぐり


千寿七福神の色紙

2015年1月3日(土) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 11:30頃北千住駅--千住本氷川神社--氷川神社--元宿神社--千住神社--八幡神社--稲荷神社--氷川神社--(昼食)--15:00頃北千住駅

今年も恒例の七福神めぐりをした。山の神は、今年はどこへ行くの? と完全に人任せ。それなら私が決めてしまうおうと、いくつかの候補の中から、北千住の千寿七福神を選択した。昨年とその前と品川方面だったので、まず東へ行くことにし、なかでもご利益がいちばんありそうな“千の寿”に惹かれて、ここだとなった。

  
左:元宿神社の寿老人 中:大人気の千住神社の恵比寿天。山の神がまさに恵比寿さんに手をかけようとしている 右:稲荷神社の福禄寿

山手線日暮里駅でなつかしき常磐線(むかし日立に帰省するときはこの線を使っていた)に乗り換え、北千住駅で下車した。こんなに大きな駅とは知らなかった。駅前には商店街、飲食店が立ち並んでいてにぎわっている。駅前の大通りを歩いていくと、さっそく「千寿七福神」の幟が出てきた。右折すると、すぐに千住本氷川神社があった。大黒天が祀られているお堂の参拝の列に並ぶ。暗がりの中の大黒天を拝み、社務所で色紙を購入すると、朱印代とあわせて2,200円といわれる。結構な金額に驚いてしまった。

そこから大黒湯を目指し、越えてすぐの交差点を右に折れて直進する。荒川の土手まで来たら、左折。氷川神社が見えてくる。でっぷりとしているが小さな布袋さんが鎮座していた。境内には、富士山を見立てた小さな山が築かれていて、おそらくてっぺんまで登れば、富士山を登ったのと同じ功徳が得られるというやつだろう。

このあたりは銭湯があちこちに残っていて下町情緒が残っている。次の目印は、タカラ湯。越えてすぐに路地に入っていく。元宿神社には寿老人がおわした。ここからの七福神たちは、みな新しそうだった。千寿七福神めぐりは、それほど歴史が古くないのだろう。

墨堤通りに出る1本手前の道を歩いていく。手に色紙をもち、明らかに七福神めぐりをしている人たちが行き交っている。お次は、願掛けで有名な千住神社の恵比寿天。3回恵比寿様を回し、白いハンカチなどで願掛けしたい恵比寿様の部位を3回なでる。家に帰って、そのハンカチで1日3回その部位をなでながら念じると願いがかなうといわれている。下調べがおろそかだったこともあり、まったく知らずに恵比寿天参拝の列に並んだ。なかなか列が進まず、なぜだろうと、横にあった掲示板を見、前方の参拝者を観察して初めて知った。順番が回って来て、山の神はさっそく恵比寿様をぐるぐる回し、たまたま持っていた白っぽいハンカチで拭き拭きしていた。

ちなみに願掛け内容と部位は以下のようになる。
・商売繁盛 鯛
・家内安全・合格祈願 頭
・縁結び・恋愛成就 胸
・癌封じ 腹
・スポーツ上達 腕と足
・ボケ封じ 後頭部
・痛み封じ 痛いところ

この辺でだいぶ腹を減らしていたのだが、正月3が日ということもあり、どこもお店は閉まっている。参拝を全部済ませて、駅前に出るしかないねと山の神にいいながら、福禄寿と弁財天を参拝する。こっちのほうなら店があるかもと歩いた先に大きそうな中華屋さんがあった。よさそうだと思った瞬間、目の前を歩いていた年配のご夫婦が入ってしまった。店の中を覗くと待っている客もいる。並んでまではヤダなと通過。あてもなく駅方向に進んでいくと、でんでら亭というちょっとこじゃれた店を発見した。ちょっと混んでいて落ち着かなかったけれど、料理はおいしくまずまずだった。

さて来年はどこへ行こうかな。

参考:
七福神めぐりhttp://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/8d9f16337cf2cb97d013ccc74a2bc6b3
東海七福神と品川富士http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/e7dcc0df1eca1c89dea42374fd68f971
池上七福神http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/e7dcc0df1eca1c89dea42374fd68f971

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雫石スキー場から岩手山を望む

2015-01-10 | 山雑記


岩手山は常に雲を冠していた

雫石スキー場の下部でスノーシューを楽しんだ翌2014年12月28日(日)、29日(月)は、山の神と雫石スキー場で滑っていた。サンシャインリフトでてっぺんまで行くと、見晴らしは抜群だった。ダウンヒルコースへ向かう先には岩手山が大きな山容を見せていた。ただ常に山頂付近に雲をいただいていてはっきりとその姿は拝めなかった。一瞬雲がほとんどないときがあったのだが、その唯一のシャッターチャンスは逃してしまった。残念!

岩手山は90年代に登っているのだが、山頂付近がガレガレしていたことや、避難小屋あたりが、まるでアルプスの少女ハイジの世界を思わせる雰囲気があったことだけはよく覚えている。カメラを持っていくのを忘れて写真がないので、それ以上は思い出せない。いずれ山の神と岩手山は再訪することになるだろう。


鶯宿温泉、長栄館

29日のお泊りはちょっと贅沢して鶯宿(おうしゅく)温泉の長栄館にした。ゆったりくつろげるいい宿だった。お奨めです!

 

参考:雫石スノーシューhttp://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/68f9ffe627c69025d84321c1536c876b

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする