目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

のんびり低山歩き。能岳

2013-02-23 | 山行~中央線沿線・大菩薩

001p2272402標高 542.7m 山梨県

2005年2月27日(日) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 11:30上野原町建設業協会会館前11:40--12:20ピーク12:40--12:57能岳(昼食)13:50--14:40上野原町建設業協会会館前

もう8年前の山行になる。のんびりと低山歩きもいいものだと、都心からほど近い上野原の山に赴いた。コースタイムが短いので、ゆっくりめの出発。家を出たのは9:00を回っていた。途中日野のコンビニで買出しをし、登山口の目印である上野原中学校を目指した。しかし、八王子で渋滞にはまった。なんで、こんなところでと思っていると、駅伝をやっていた。まったくの想定外だった。1車線に規制されていて車の流れはどんどん悪くなる。

のろのろと走って、やっと上野原町に入る。登山口近辺に来て、駐車するところを探し回るが適当なところがなく、やむなく、上野原建設業協会会館という小さな建物前の空き地に駐車させてもらった。誰も訪れる気配はなかったが、本当は駐車してはいけないのだろう。今は登山用の駐車場があるようだ。

ローソンで買ったおにぎりをザックに詰め、もう昼に近い11:40、ようやく山の神とともに歩き始めた。

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左:上野原町建設業協会会館前に駐車 右:上野原中学校歩道橋

休日でも部活動なのか、上野原中学校には、先生たちの車(?)が停まっていた。横目にそんな光景を見ながら、上野原中学校正門前より登山口に入る。2004年年末に整備された、八重山ハイキングコースだ。じつはこの名前は、ここに来て初めて知った。いつの間にこの名前はついたのだろう。

登山道は、木曜に降った雪がまだところどころ残っている。12:20ピークに達して休憩をとる。ちょっとした展望地で見晴らしはいい。お茶を飲んでいると、梢から時折ドサッと雪の塊が落下してくる。

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左:能岳山頂 右:山頂にて記念撮影

右手にゴルフ場を見ながら急な登りを上がっていくと、能岳山頂に到達した。途中4人のパーティとすれ違ったが、山頂にはだれもいない。山の神とレジャーシートを広げて、のんびりと昼食となった。風はなくおだやかな日和で、ぽかぽか陽気だ。

山頂でくつろいで、13:50下山開始。ピストンで14:40愛車に戻った。帰りも高速を使わずに節約する。往路のような渋滞にはまることもなく、17:00頃には帰宅した。陽だまり歩きのほのぼの山行だった。

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足和田山~道の駅かつやまコース

2013-02-16 | 山行~伊豆・箱根と富士山周辺

001img_6485足和田山 標高 1355.0m 羽根子岳 946.6m 山梨県

2013年2月3日(日) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 9:40道の駅かつやま9:52--羽根子岳(秋葉神社)--天神社--10:47知事様直下10:57--11:55足和田山山頂(昼食)12:42--13:20知事様13:27--14:10道の駅かつやま

前泊は、湯村ホテル。7:00から朝食なので、その5分くらい前に階下の食堂に下りていくと、ちょうどスタッフが食堂を開けるところだった。トレーをとって、バイキングスタート。たちまち席は泊り客でいっぱいになる。たらふく食って、コーヒーを一口飲んで、ふと山の神を見ると、やけにゆっくり食べている。そんなこんなで宿の駐車場を出たのは8:30。まあ、先を急ぐ山旅でもない。ゆっくり行こう。

カーナビに道の駅かつやまを設定し、昨日走った道を再び逆向きにたどって河口湖畔へと向かう。河口湖畔の道の駅には、9:40に到着した。冬場だからか、観光客は少なく閑散としている。建屋を一部改装していたが、トイレは通常どおり使用できた。

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左:道の駅かつやまの駐車場 右:羽根子山山頂。奥は河口湖

道の駅を出てすぐのT字路をまっすぐ突き進んで、山に入る。熊に注意という文字が目に飛び込んでくるが、今は冬。これだけ寒いとまず熊も外をほっつき歩くこともないだろう。少し雪がついている道を上っていく。

羽根子岳山頂にはあっけなく到着した。桜の木があって、お花見の季節は人でごった返すのだろう。手前には、秋葉神社の小さい社がある。奥には2体の石仏(冒頭の写真)がある。思わずこちらも合掌。

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左:秋葉神社 右:天神社(復路撮影)

しばらく歩いていくと、天神社の背後に出た。突然立派な社殿が現れて驚く。秋葉神社のように質素な神社だろうと決め付けていたから、最初は目を疑った。しかし、回り込んでいくと、天神社と出ている。寄進者を募って、建て替えたと書かれていた。

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左:見晴らし抜群の「知事様」 右:気持ちのいい尾根がつづく

道の駅から歩き始めて小一時間になり、そろそろ休もうかと、広い林道に出た適当なところで山の神と私は腰を下ろした。しかし、そこからほんの少しのところに、見晴らしのいい、休むには格好の場所があった。ああ、ここで休憩にすればよかったと嘆くことしきり。ほんの今しがた休んだにもかかわらず、ザックをベンチに下ろして、河口湖ビューを堪能する。ベンチの前には「知事様」と彫られた石碑がたっていた。地名なのか、何なのか、よくわからないが、地名ということにしておこう。

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左:足和田山山頂。山梨百名山の碑 右:展望台と富士山

知事様から、比較的広い道を進む。段和山を巻き、そのうち雪がべったりついた道が続くようになる。帰りは、すべるし難儀な道になりそうだといいながら、斜面を上がっていく。樹木で薄暗い道から明るいところに出ると、もう、そこは山頂だ。東海自然歩道の標示もある。

11:55足和田山山頂に到着した。一度来ているのだが、何一つ覚えていない。山の神も同様でこんな山頂だったんだっけという。前回訪れたときには、西湖から登り、途中の広々とした三湖台の印象ばかりが残っていて、足和田山がどうだったかちっとも思い出せないのだ。

先着の単独の方はベンチで昼食。展望台には終始楽しげだったカップルがいた。山頂のぬかるみに辟易しながら、端っこのテーブル&ベンチを占有して、昼ごはんにした。

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足和田山から見下ろす河口湖

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展望台からの富士山。雪がテカテカと光っていた

昼食後、再び展望台に上って、名残惜しく富士を望見する。その雄姿をカメラに収めめ(上の写真)、下山開始だ。予期したとおり、雪に苦しめらる。油断すると、足をとられるので、恐る恐る足を下ろしていった。急なところをしのげば、あとは、たいしたことはない。再び知事様にさしかかり、ベンチに座って、河口湖ビューを楽しむ。

道の駅かつやまには、14:10到着した。帰り道は、驚くほど順調で、渋滞箇所はゼロ。夕方早くに家に着いて、得した気分だった。

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ミレー展、ついでにお山

2013-02-11 | まち歩き

2013年2月2日(土) 雨のち曇り

ミレーのコレクションで有名な山梨県立美術館。いつかは行ってみたいと思っていた。先ごろ新聞で所蔵作品70点一挙公開展示というのを読んでしまい、いてもたってもいられなくなってしまった。山の神に山梨県立美術館に行こう、ついでにどこかお山に登って、1泊2日の旅はどうだろうと提案すると、即座にのってきた。どうせ泊まるんだったら、温泉宿がいいよね。安いところでどこか探して。とんとん拍子に話は進み、さっそくじゃらんで宿を検索し、速攻予約。湯村温泉の湯村ホテル。1泊2食付¥10,500と格安だった。

しかし山梨県に行くには、大きな関門があった。笹子トンネルだ。昨年の天井崩落事故からようやく復旧かなって2月8日16時に開通したが、このときはまだ1車線しかない。初日は早朝に出て、交通量が少ないうちに笹子トンネルを通過し、入笠山へスノーシューがいい。そこから湯村温泉に移動し、2日め午前中に美術館。そこから河口湖に移動して、湖畔のレストランで昼食をとり、中央道河口湖線にあがる。そうすれば、笹子トンネルを通らなくて済むし、笹子トンネルで交通量がしぼられるから、大月ジャンクションからもスイスイ進めるはずだと、読んでいた。

さて、その計画は、2,3日前から文字通り雲行きが怪しくなった。土曜の天気予報がすこぶる悪い。いつの間にか雨の予報になっていた。じゃあ、初日に美術館に行って、2日目にお山だとなった。そこで問題発生。最初のプランの入笠山に行くと、帰る時間が相当遅くなる。宿で朝ごはんを食べて出発となると、それだけでもう時間は後ろに倒れてしまう。そして下山したのち、中央道を移動し、そのまま笹子トンネルに突き進むか、あるいは途中で高速を降りて、河口湖へ移動するか、いずれにしても帰りが相当遅くなりそうだ。ならば、入笠山はやめてしまえとなった。最初から河口湖近辺の山にすれば、移動もすんなり、帰りも楽チンとなる。これで決まった。

001img_6472 山梨県立美術館

ということで、初日は美術館だけとなり、ゆっくりめの出発にした。8:30頃中央道の渋滞情報をチェックすると、もう笹子トンネルは渋滞が始まっていた。長くなりそうだ。とろとろ走るのは疲れそうだから、ドライブがてら東名でいくことにした。9:10頃家を出て、東名に向かう。東名に入ると、渋滞はいっさいなし。足柄SAでコーヒータイムをとり、御殿場で下りる。カーナビを山梨県立美術館へとセットし、138号を移動していく。途中東富士五湖道路に入り、左手に広大な富士の裾野を見ながら、河口湖へ移動した。再び下の道を移動し、目的地には12:30頃到着した。

まずは腹が減っては戦はできぬと、美術館のまん前にあるほうとうの「小作」に入った。¥1,300の豚ほうとうを食べる。なかなかのボリュームで腹がふくれた。13:00過ぎに美術館の第3駐車場に車を停めて、念願の美術館に向かう。

                                             

常設展の料金でミレー作品70点を鑑賞できる。料金は¥500。さらに山梨県内宿泊者は、¥100引きとなる。とにかく安い! とはいっても、習作が多く、そんな点数が展示されていたのかという印象はある。館内入ってすぐのかの有名な「種をまく人」は画面が暗く、期待したほどのインパクトはなかった。所蔵作品で秀逸だったのは、やはり名画の呼び声高い「落穂拾い」や羊飼いシリーズの1点か。ミレーらしい素朴さがいい。総じて鑑賞している人が少なく、ゆったりと見られたのは非常によかった。

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左:「ザ・ビッグアップル」と富士山 右:丘の上に「かもしかと少年」

美術館のショップの奥に喫茶室があり、そこでシフォンケーキとコーヒーをいただく。ここも空いていてゆっくりとくつろげる。ブルジョア気分を満喫して、美術館を出た。一歩出るとそこは、芸術の森公園。散策している家族連れが多い。彫刻が要所要所に配置されていて、心がなごむ。

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左:文学館奥の庭園 右:文学館入り口。三角錐に刈り込まれた植栽がヨーロッパふう

山の神とひと通り公園内をめぐった後、この近所にあるクリスタル・ミュージアムへ移動した。まっすぐ宿に行こうとすると、山の神から「待った」がかかったのだ。てっきりクリスタルが見たいのかと思っていたら、違った。おみやげショップには、天然石のアクセサリーが所狭しと陳列されていた。お目当ては、これだった。ミュージアムには見向きもせず、アクセサリーへ一直線。日もかげってきた17:00頃ショップを出て、一路今日の宿である湯村温泉に向かうことになった。

足和田山へつづく

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秋山二十六夜山

2013-02-10 | 山行~中央線沿線・大菩薩

000img_0531_2標高 972m 山梨県

2007年1月28日(日) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 9:30アオゲラの森キャンプ場9:45--10:00あずま屋--10:40明星平10:50--11:20二十六夜山山頂--11:45尾根筋の陽だまり(昼食)12:20--13:15キャンプ場

過去の1月の山行を調べてみると、少ない。スキー場に行っていることが多いからだ。たしかに最近は、8本歯以上のアイゼンをもってどこかへ行った覚えがまったくないから、自分の実感としてもそうだ。では、6年前の山行記録をどうぞ。

近場の山行ということもあって、家で朝食をとり、7:25に出発した。今回は高速道を使わず、下の道を延々と移動する。高尾あたりのコンビニで昼食や行動食を買出しする。9:30登山口である、アオゲラの森キャンプ場に着いた。キャンプ場は冬場は営業していないので、閑散としている。駐車スペースには霜柱が一面に広がっていて、停めてある車両はない。車を降りると、思わず、ぶるっと震えるくらい冷え込んでいた。冷たい風が吹き抜けていく。

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左:アオゲラの森キャンプ場の管理棟 右:管理棟隣の駐車スペース

キャンプ場の管理棟に人影はなく、トイレも閉鎖されていて使用できない。9:45キャンプ場を縫うように付けられた道を上っていく。先行する人がいたが、山に入っていくわけではなかった。道路の凍った箇所に気をつけながら、歩いていく。

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左:あずま屋で水分補給 右:明星平

山道に入ると、ほどなくしてあずま屋に到着する。登山道を塞ぐように建てられている。ここで早くもザックを下ろし、一口温かいお茶を飲む。再び登りはじめると、登山道に雪が出てくる。日陰で一向に気温が上がらないから、解けないのだ。凍っている箇所もあり、慎重に歩みを進める。北側斜面に残された雪をなでてくる風がとてつもなく冷たく、肌を刺す。

10:40明星平で休憩する。薄暗い道が続いている。

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左:山頂には雪 右:二十六夜と刻まれた古い石碑

明星平から30分ほどで、二十六夜山山頂に到着した(冒頭の写真)。山頂は雪がべったりと残っていて、点々と登山者の足跡が残されている。意外に登っている人はいるのだ。奥のほうには、団体がいて、にぎやかにランチタイムを過ごしていた。山の神と私は、日の当たらない寒々とした山頂付近からは早々に退散し、元来た道を戻り始め、途中の陽だまりで昼食にした。枯葉がふきだまっている。12:20そそくさと片付けて再び下山開始。13:15にはキャンプ場の駐車スペースに戻った。

帰りは、上野原に出て中央道に上がる。石川SAのエクセルシオールで、熱いコーヒーを胃の腑に流し込むと、ようやく体の芯から温まる感じがした。

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