鬼怒沼湿原 標高約2000m 栃木県
2007年10月14日(日) くもり時々晴れ |
メンバー 山の神と私
コースタイム 6:30女夫渕駐車場6:42--7:35鬼怒川河原7:45--八丁の湯--加仁湯--8:20頃日光澤温泉--8:45休憩8:55--9:50湿原直下10:00--10:10鬼怒沼湿原(昼食)10:55湿原散策11:20--12:20オロオソロシの滝見台12:26--日光澤温泉10分休憩--14:10ベンチ14:20--14:50女夫渕駐車場
前泊は川俣温泉国民宿舎の渓山荘。5:00に朝風呂に浸かり、朝食は前日につくってもらっていたおにぎりを食べる。お会計は昨晩済ませており、そのまま6:20山の神とともに宿を後にした。
6:30前日に下見に来ていた女夫渕駐車場に到着、気温は10℃くらいでひんやりしている。山支度を整え6:42出発だ。前日よりも心なしか木々の色づきが進んでいるように思ったが、気のせいだろうか。この日は迂回路に惑わされることなく余裕綽々で進み、前日同様河原に出て最初の休憩をとる。
左:加仁湯 右:日光澤温泉
八丁の湯を過ぎるころから、軽装の団体ハイカーが増える。ツアー客なのだろうか、日光澤温泉の近辺からはもう信じられないくらいの大量の団体客、しかも年配者ばかりが歩いている。
左:日光澤温泉の建物をくぐっていく。鬼怒沼、丸沼登山口 右:日光澤温泉にあった仏像にお参り
日光澤温泉に鎮座していた新しそうな仏像に山の神とともに道中の無事を祈り、歩みを進める。丸沼への分岐から結構な急登が始まる。
左:色づきはまだまだ 右:鬼怒沼湿原の木道に入る
急登をしのいだところで水分補給をする。そこからだらだらとシラビソの原生林を上がっていくが、なかなか湿原が現れない。もうすぐ湿原っぽいけど、だいぶ歩いているから少し休むかと山の神に声をかけ、9:50腰を下ろした。
休憩後なだらかな道を進むと、すぐに木道が現れ一気に視界が開けた。ようやく鬼怒沼湿原に突入だ。
左:池塘に映り込む山の端が美しい 右2点:山の神と私
写真を撮っていると、予想外のスピードで雲が広がって空を覆い、あたりは薄暗くなった。池塘の水面に鏡面のように映っていた山影や青空がたちまち消えていく。
燧ケ岳
やがてまた厚い雲がほどけ始め、薄日が差してくる。開放感たっぷりの湿原で、心地がいい。山の神とよさげな場所に腰を落ち着け、まだ10時台にも関わらず昼食にした。朝食が5時台だからすでに腹は減っているのだ。それにしても人が多い、多すぎだ。
昼食後は避難小屋に移動し、デジカメの電池を入れ替え、手がかじかんできて軍手をはめた。気温にして5,6℃くらいだろうか。10月ということもあるが、湿原は冷え込んでいた。その後燧ケ岳や日光白根山など周囲の山をぐるりと見渡し、そのパノラマを堪能しながら、湿原を戻っていった。
左から根名草山、温泉岳、日光白根山。完全に曇ってしまった
うすぐもりのなか晴れ間もあったのに、またもや瞬時にして雲が厚くなり、今にも泣きだしそうな空に様変わり。それを機にここで雨に降られるのは勘弁と山の神とお帰りモードに切り替わる。
オロオソロシの滝
12:20往路はパスしたオロオソロシの滝展望台に寄り、遠くに見える滝に目を凝らす。オロとは日陰の意味とのこと。近所にはヒナタオソロシの滝もある。
急な道を下り、丸沼分岐から日光澤温泉に戻り、トイレ休憩(有料100円)。あとは来た道をひたすら戻るだけだ。だいぶヨレて足が棒のようになってきた頃、往路でチェックしていたベンチを見つけた。これ幸いとどっかと腰を下ろして最後の休憩をとる。ちょっとだけ元気が出て、最後のひと踏ん張り。14:50女夫渕の駐車場に着いた。
ザックを車に放り込んで、女夫渕温泉ホテルの隣の茶屋でコーヒー(400円)をオーダー。熱い飲み物に生気を取り戻して、ここの登山道は、崩れやすく、落石も多く、また川は倒木が多くて、荒れ放題だよなと山の神と愚痴る。これが日常茶飯事だとすれば、登山道をしょっちゅう付け替えなければならない。
帰りは、霧降高原を経由して日光の市街地を通った。霧降高原は名前どおりに濃霧が出ていて視界が極端に悪く参った。それから日光道、東北道を走り、自宅には20:30頃に戻った。
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