小野子山 標高 1208.3m 中ノ岳 1188m 十二ヶ岳 1200.9m 群馬県
2012年5月13日(日) 晴れ
メンバー 山の神と私
コースタイム 8:03赤芝登山口8:15--8:55尾根9:05--9:25小野子山--(誤って如意寺方面へ下り登り返す)--10:05小野子山10:10--10:47中ノ岳10:55--11:25十二ヶ岳(昼食)12:02--12:30中ノ岳12:37--13:15小野子山13:27--14:17赤芝登山口
今週も中央道方面は大渋滞の予測で、おのずと行き先は、関越方面に決まった。日も上がってきた5:00過ぎに家を出発する。関越に入ると、そこそこの交通量だ。上里SAで朝食をとり、国民宿舎プラネットわらびをカーナビにセットしてスタート。渋川伊香保ICで高速を下りた。
左:赤芝登山口。路肩に駐車。この後ろに登山口がある 右:スミレの群落
県立ぐんま天文台を越えるとすぐに国民宿舎だ。その真ん前に産直をやっている売店があり、外にトイレがある。この最終トイレに寄って、林道を上がっていく。狭い道なので、この道でいいのかと不安になるが、すぐに赤芝登山口は現れた。8:00にして、すでに3台駐車している。この手前にも4,5台程度の駐車スペースがあった。
ジモティの同年輩の方が先に出発していく。長身で足が長いから、あっという間に姿が見えなくなる。あとからタクシーであがってきたおばちゃん3人組を尻目に、山の神と私も赤芝登山口から上り始めた。急登がつづき、尾根に出るまではほとんど杉林なのには閉口する。しかし、登山道の傍らには、スミレの群落がそこここにあり、目を楽しませてくれた。
武尊山方面
8:55尾根に出る。ちょっとした休憩スペースがある。樹間からは武尊方面がよく見える(上の写真は小野子山山頂から)。歩き始めると、野鳥のさえずりが耳に心地いい。どうやらシジュウカラのようだ。
北アルプスは真っ白
9:25小野子山山頂に到着。先着さま2名。見晴らしはいいが、一部樹木で視界はさえぎられている。遠くに北アルプスの白い峰々が見える。
左:小野子山山頂 右:ノリウツギ
先ほどの休憩からさほど経っていないこともあって、小野子山山頂はスルーしようと、山の神と相談していた。どうせピストンだからまたこの山頂に舞い戻ることになるのだし。写真だけ撮って、下り始めた。ところがだ。「如意寺」という道標が頻繁に出てくる。それは、中ノ岳・十二ヶ岳の先にあるのかと勝手な解釈をしていた。なんて不親切な! なぜ中ノ岳と書いてくれないんだなどどほざきつつ、どんどん下ってしまうと、次のピークがない。
ここまで下って初めて道を間違ったことに気づいた。小野子山山頂で撮ったデジカメの画像をみると、中ノ岳への道標が写っていた。明らかに違う方向へ来ている。ここまで派手に下った分、上り返しはつらい。それでも救われたのは、新緑がきれいだったのと、ノリウツギの花を見られたことか。今日の山行はアップダウンの繰り返しだが、さらに1回アップダウンが増えてしまった。油断大敵!
左:小野子山の新緑のカラマツを見上げる 右:ヤマブキ
10:05小野子山山頂に戻る。登山口で追い越したおばちゃん3人組がおにぎりをほおばっていた。その姿を見て、だいぶ遅れをとったわいと実感する。無駄に歩いた分ぐったりとして、山の神と山頂の丸太に腰掛けた。そして遅れを取り戻そうと、5分後には、中ノ岳へ向けて出発した。長大な下りが始まる。帰りはこれを上り返すのかと、ちょっと恐れおののく。下っている途中で、ヤマブキがきれいな黄色い花をつけていた。
左:中ノ岳頂上 右:十二ヶ岳山頂
しばらく下って、上り返すと、中ノ岳山頂。非常に地味な山頂だ。水分補給のために休憩を軽くとる。そしてまた下り。下りきってコルに出ると、またしても上り返しとなる。そして男坂と女坂の分岐に出る。帰路にゆるやかな女坂を下ることにし、男坂の岩場を上がっていく。
11:25十二ヶ岳山頂に到着した。頂上に樹木がないため360度の大展望を楽しめる。そこには駐車場で会った長身のジモティの方がいて、くつろいでいた。写真撮りましょうかと声をかけられ、好意に甘えてパシャリと一枚(右上)とってもらう。
ところで、十二ヶ岳という名は、子持山へ行ったときに「十二」という場所と、山頂に「十二山神」という石碑があったが、やはりこのあたりの民間信仰から来ている名前なのだろうか。ちょっと気になる。
谷川・苗場山方面
山頂は樹木がなくて見晴らしがいい分、日差しの直撃を受ける。容赦ない日差しに山の神と辟易しながら、さっくりと昼食をとり、12:02女坂を下り始める。
小野子山への上りは、延々とつづく
最後の小野子山への上りは、つらい。ヒーヒーいっていると、この辺りで朝すれ違った人たちと再びすれ違った。われわれとは逆コースピストンのようだ。13:15小野子山に三度到着する。
小野子山からの下山途中、天然記念物ゴヨウツツジを見るために脇道に入る。行ってみると、貫禄たっぷりの立派なツツジの木があった。残念ながら花はまだだった。そばにあった平成19年の案内板によると、この上部には、かつて妹ツツジがあったと書かれていた。こちらは姉ツツジ。たしかに家にあったガイドブックには、両方の名がコース上に書かれていた。枯れちゃうとはねえ。
14:17赤芝登山口にたどり着く。帰途朝閉まっていた、林道入り口の売店に立ち寄り、¥300のソフトクリームを購入。山の神はメロン。私はブルーベリーヨーグルト。いろいろ種類があってチョイスが難しい。バルコニーに出て、青々とした牧場を見ながらソフトクリームをなめる。のんびりしすぎると、また渋滞だと重い腰をあげ、関越へと急いだ。関越はちょっぴり渋滞だった。
参考
子持山http://blog.goo.ne.jp/aim1122/d/20120502