標高 200m 静岡県
2006年12月3日(日) 晴れ
メンバー 山の神と私
コースタイム 9:40頃 下田ロープウェイ--9:58寝姿山--10:30下山
今回は山というよりは、じつは伊勢えびを食べたいという動機で計画されたハイキングの旅。だからほとんど山歩きらしいことはしていない。お散歩程度なので、最初にお断りしておきます。
5:25家を出発し東名に乗った。順調に進んだのはつかの間で、海老名SAで朝食をとっているうちに事故が起きSAから出られないほど詰まっていた。そのうちパラパラと雨が落ちてきて、何でやねんと思っていると、日が差し目の前にきれいな虹がかかった。これは吉祥なのか? それとも……。
渋滞をやりすごすと、あとは順調に流れ始めた。シーズンオフのおかげもあるのだろう。だがそれから延々と走る。まだか~と車移動に飽き飽きし、「遠いな」の言葉が口からこぼれ始めた9:40頃下田にやっと到着した。さっそくロープウェイで寝姿山に上がってみた。目の前にはど~んと海が広がり、遠くに伊豆七島の島影がうっすらと見える。絶景だ!
遊歩道を歩き、大砲のレプリカが設置されている黒船見張所などを見て回る。場違いな感のある土屋元環境庁長官の植樹の碑があるのには、ちょっと驚かされる。園芸品種のリトルエンジェル がきれいに咲き誇っているところもある(写真左上)。10:30にはロープウェイで下って、道の駅開国下田みなとに移動した。そこに車を停めさせてもらい、下田の街の観光だ。まずは下田観光協会へ行き、クーポンの付いたパンフレットをゲット。パンフに掲載されているお店に持っていくと、デザートがついたり、一品サービスなどがある。
11:30入船寿司に入り、地魚寿司¥1,700を注文した。今日水揚げしたというイサキ、金目鯛、スズキ、アジ、イカなど盛りだくさん。パンフレットに付いていた「1品サービス」としてイワシの揚げ物を追加する。うまい!
腹を満たしたあとはペリーロードを散策し、焼き物屋や、蔵出しの漆器類、古瀬戸が並ぶ骨董屋などを山の神とともに見て回る。お茶しようかと、怪しげな店構えの邪宗門にも入ってみた。お店自慢のウインナコーヒーをいただく。ふと視線を上げると、換気扇からの自然光がきらきらとミラーボールのように光っていて、アートのようだった。店内には骨董品があふれているのだが、流れている曲はシャンソン。まるで来てはいけない異界に紛れ込んだようだった。
下田の街から移動して14:30今日のお泊り場所である休暇村南伊豆に到着した。フロントで部屋の準備はもうできていますといわれ、本来15:00からのチェックインはもうOKだった。旅装を解き、さっそく弓ヶ浜をお散歩してみる。湾から水平線を望むと遠くに島影が見える。人が少ない冬の海もいいもんだ。
弓ヶ浜の名のとおり、砂浜は弓のように弧を描いている(翌朝撮影)
休暇村に戻りゆっくり温泉に浸かったら、お待ちかねの伊勢えび懐石だ。お造りはまだピクピク動いていた。プリプリの身を腹いっぱいになるまで食べて、山の神とともに幸福感に浸ったのだった。