目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

雌阿寒・雄阿寒山行~エピローグ

2014-09-12 | まち歩き

今回の山旅ほどバラエティに富んだ行動をとった山旅はない。

そもそも天気が悪すぎた。そのせいで、結局雌阿寒岳雄阿寒岳しか登ることができなかったのだけれど、山の神は至極ご満悦だった。釧路湿原で丹頂鶴は見られたし、カナディアン・カヌーも体験できた。釧路川を下っているときにノロッコ号のお客さんが手を振ってくれたことは目に焼きついている。網走の監獄博物館は興味深かったし、阿寒湖畔のアイヌコタンのみやげ物店めぐりも楽しかった。また雄阿寒岳登頂後に訪れた川湯温泉が予想以上によく、大当たりだったこと、そのあとに行った摩周湖がもののみごとに霧に包まれていて、何も見えなく本当に“霧の摩周湖”だったこと(私は以前に霧なし摩周湖を見ているが)、小樽でたらふく海鮮炭火焼きを食べたこと、そして同じく小樽で贅沢にもホテルの展望バーでお酒をいただいたこと、いやあ、1度の山旅で、なかなかこれだけの体験はできない。

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なかでも印象深かったのは、阿寒富士山頂からの大雲海だ。雲海は何度も見ているけれど、この雲海が今のところ自分の中ではベスト・ワンかな。標高が低めということもあって、まさに足下から雲海がはるか彼方まで広がっていた。

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今回はキタキツネを3回も目撃した。それだけ道東には多く生息しているのだろうが、至近距離でも見ていて、なにか非常に身近な動物になった感じもする。

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左:小樽港に停泊していた海自の船 右:小樽のフェリーターミナル

さて、北海道最後の夜は小樽で過ごし、翌朝新潟行きの新日本海フェリーに乗り込んだのだが、フェリーの中には、自衛隊員が大勢いた。驚くべきことに2等船室の大半が自衛隊の貸切になっていた。このフェリーの隣には海上自衛隊の船が停泊していて、まさに自衛隊づくし。フェリー内にいた隊員たちは、民間の船でも移動できるよう訓練中なのだろう。それにしても多かった。船内のあちらこちらが自衛隊員に占領されてしまった感じだった。


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