恵比(えび)山 標高 1744m 高沢山 1906m 三壁(みかべ)山 1974m 群馬県
2003年9月27日(土) くもりのち晴れ →
メンバー 山の神と私
コースタイム 9:30野反湖キャンプ場11:25--12:00恵比山山頂直下12:10--12:25恵比山(昼食)13:05--13:45高沢山13:53--14:27三壁山14:35--15:15キャンプ場駐車場
白砂山に行ったのは、もう12年も前になるのかと思うと感慨深い。テント場ですごい寒かった記憶が鮮明で、てっきり10月に行ったと思っていたのだが、手帳を繰っていくと、9月の末だった。ほとんど10月といってもいい日付ではあるが。
その日は4:30頃起きだし、5:05家を出発した。関越に入り、高坂SAで早々に朝食。7:45には渋川伊香保ICを下りて、西へ西へと移動していた。野反湖に着いたのは9:30。野反湖キャンプ場の受付を済ませ、荷物をリヤカーに積んでテントサイトへえっちらおっちらと結構な距離を歩いた。
左:野反湖キャンプ場駐車場 右:恵比山山頂
空は悲しくなるくらいどんよりと曇っている。それでもおニューのスノーピークのテントを初めて張るとあって、ちょっとだけ気分は晴れやかだった。いざテントを張り始めると、このポールはどこに通すんだとか、どっちが前だ後ろだと、簡単な構造の山用テントとは勝手が違って、試行錯誤を余儀なくされた。山の神と2人でやっていたわりには、悪戦苦闘して小1時間はかかってしまった。
11:00空のリヤカーを引いて駐車場へ戻り、山支度を始める。明日の白砂山登山に向けて、今日はほんの足慣らしのつもりで、野反湖の周囲の散策路を歩くことを計画していた。11:25山の神とともに駐車場を出発する。
左:恵比山山頂でレジャーシートを広げようとしている山の神 右:恵比山山頂の小広い場所
歩き始めて30分、地図もロクに見ずに恵比山は勝手に遠いと思っていたから、疲れたという山の神のことばに気が緩み、ついつい休憩にしてしまった。そうしたら、なんとそこから山頂までは、わずか15分の距離だった。拍子抜けするほどあっさりと恵比山山頂に到着する。山頂には、芝生を敷き詰めたような快適で手ごろなスペースがあって、昼食をとるにはおあつらえ向きだ。山の神が待ってましたとばかりにレジャーシートを広げた。天気は回復傾向で、厚い雲が徐々に流れていき、日差しがよみがえる。やはり山には青空が似合う。
恵比山山頂からの見晴らしはいい。榛名山方面を望む
13:05昼食を終え、冷たい風が吹き抜けていた山頂を後にする。さびしいことに山頂にいる間だれも訪れる人はなかった。逆にいえば、山頂貸切で優雅ではあったのだが。やがて急登が始まり、今日初めて登山者とすれ違った。トレッキングの団体様ご一行だった。
左:秋を感じさせるオヤマリンドウ 右:2点とも高沢山山頂
13:45樹林帯の中にここが高沢山山頂であることがわかる指導標がひっそりと立っているのを見つけた。まったくもって地味な山頂だ。指導標の前で、山の神がおどけた表情で写真に収まっていた。
左:気持ちのいい笹原を進む 右:三壁山山頂
13:53高沢山を後にすると、気持ちのいい笹原に出た。山の神と快適、快適といいながら、紅葉の始まった山腹を愛でながら進んでいく。14:27これまた樹林帯の中の三壁山山頂に到着する。連続して似たような地味な山頂だ。水分補給後、キャンプ場へ急ごうと下り始めると、家族連れが登って来た。キャンプ場に今日泊まる人たちなのだろう。軽めのハイキングといったところか。
左:野反湖畔のテントサイト 右:当時はおニューのマイテントと山の神
15:15駐車場に無事下山し、テント場へ。さすがにこの時期になるとキャンプをする人はだいぶ減って、静かなキャンプ場だった。山の神と湖畔でのんびりしていると、次第に日が傾いてきて、たちまち気温が下がり始めた。そろそろビールタイムだと、缶ビールをプシュっとやったのだが、1本飲んだだけで、だいぶ体が冷えてしまった。