目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

GW10連休は8泊9日の山旅へ

2019-05-03 | 山雑記

8泊? えっ、9日も?と驚かれつつも、GWの山旅の途に就いた。当初の天気予報では、GWの中間が連日雨、下手したらそのまま最後までかと危ぶまれたものの、うまく後半は天候が回復し、ほぼ予定どおりとなった(パチパチパチ)。

行先は中国地方、日程はこんな感じだ。
4月27日(土)東京から米子へ移動
4月28日(日)三瓶山登山 平成最後の登山となった
4月29日(月)石見銀山散策
4月30日(火)津和野・秋芳洞観光後、広島市内へ
5月1日(水)吾妻山(広島県)登山 令和最初の登山!
5月2日(木)広島県民の森から比婆連峰登山
5月3日(金)倉敷観光
5月4日(土)駒ヶ根へ移動
5月5日(日)東京

本日が早くも7泊目となり、あっという間だった。明日朝からは東京に向けてひたすら移動しつづけるのみで、実質旅はもう終わったような気がしている。テント3泊、ビジネスホテル素泊まり3泊、残りは2食付きの普通の宿泊で、うち1泊は温泉にした。なるべく出費を抑えようとしたものの、やはり回数が多い分カネがかかる。年齢をとると、道の駅車中泊は体力的にきついし、快適さに慣れた身には、今さら逆戻りはできない。バブル世代のさがかもしれない。

山旅のもようは、東京に戻ったら徐々にアップすることにしよう。

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要害山と一度は訪れたい深草観音Part2

2019-05-03 | 山行~八ヶ岳とその周辺

Part1のつづき

深草観音への道は、沢をつめていくことになった。まさか上りになるとはつゆ知らず。

 
左:深草観音手前の岩穴に集められていた石仏たち 右:皇紀2600年と刻まれていた手水舎

まず現れたのは、巨大な岩の隙間に置かれた石仏たち。もともとは参道に配されていたのだろうけれど、廃仏毀釈で首を打ち砕かれて放置されていたのも含め、ここに集めたように思える。

この巨岩の左手には手水舎がある。さっそく手を洗い、目の前の深草観音へ向かう。

 
左:深草観音入り口の岩稜のてっぺん、その直下、そして目の前に石仏が鎮座 右:お堂の開口部まで築90年の鉄梯子が掛けられている

最初に目につくのは深草観音入り口の石仏たち。その背後を見上げると、岩稜のてっぺんにも石仏があることに気づく。

そしてここのハイライトは岩壁をくりぬいて、お堂をつくっていることであり、そこまで上がれる長い鉄梯子だ。事前にネットで調べて存在を知っていたものの、実際にその鉄梯子を見ると長い、相当長い。

 
左:レリーフの石仏が斬新 右:お堂まで石仏群が続く

まずは鉄梯子ではなく、正面の階段をあがり東屋へ。ここで山の神と小休止をとり、岩壁に沿ってつけられた参道を上がった。この道からもお堂に上がれるようだ。傍らには、見たことのないユニークなレリーフの石仏があって目を引く。

 お堂への道を登る山の神

くるりと回り込んで進むと、昭和につくられた石仏も登場してくる(下の写真2点)。

  2点とも:細かく彫り込まれた昭和の石仏

奥まで達すると、岩に穴が穿たれ、ちょうど人一人が通れるようになっていた。そこをくぐって山の神とともにお堂に入る。

 
左:お堂への入り口 右:岩の中のお堂

参拝をして、お堂の入り口を見ると、先ほどの鉄梯子の先端が見えた。これだと下りようとすると、山の神に制止された。やめなよ、築90年だよね。いつ壊れてもおかしくないよ。その一言で、下りる気満々だった私の動きは完全に止まった。言われてみれば、そのとおり。否定はできず、来た道を戻ることにした。

 
 
鉄梯子の取付き点と岸壁を回り込んだところに置かれていた石仏たち。

その後鉄梯子の取付き点に行き、周囲の石仏たちを一体一体見て回った。大勢の人を救ってほしいという願いがこめられているのだろう。千手観音が多い。

石仏を見終え、ふと時計を見ると、30分も深草観音に滞在していた。さあ、要害山に戻って昼食にするかと山の神に声をかけ、石仏たちに別れを告げた。

 
2点とも:気持ちのいいアカマツの登山道

山頂近くまで戻ると、城めぐりをしていると思われるグループに遭遇した。城めぐりブームは、こんな地味な城にまで及んでいるのかとちょっと驚かされる。11:22要害山の小広い山頂に戻り、山の神とほぼ貸し切り状態で昼食をとる。

駐車場には12:12着、まもなく帰途に就いた。中央道はまだ渋滞は始まっておらず、スムーズに帰宅できた。GWへ向けての足馴らしは万端!

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