皆さま、こんにちは。
現在、当ギャラリーでは『木村充良展』を開催中です。
2月27日(日)をって終了しますので、ご興味のある方は、ぜひお越しくださいね!
もちろん、入場無料!陶芸が好きな人にとっては、見るだけでも十分楽しんでいただけると思います。
さて、本日は毎日新聞2月8日の【culture 文化】のインタビュー記事について取り上げたいと思います。
記事は、今年4月より東京芸術大学の学長に就任する日比野克彦さんをインタビューしたものでした。
当NPO法人ギャラリーシティ楽座は「芸術を通したまちづくり」を掲げていますので、インタビュー記事の『アートで社会を変える』という見出しにパッと目が留まり拝読しました。
※ちなみにNPO法人ギャラリーシティ楽座の設立目的を下記に記します。
この法人は、絵になるまち、絵のあるまちとして魅力にあふれ住むことに誇りと愛着の持てるまち「ながはま」の創出を図るため、芸術を通じたまちづくりを推進するにあたり、行政と住民とのパートナーシップでの取り組みを進めることにより、豊かな地域社会の創出と社会福祉の増進に寄与することを目的とする。
インタビュー記事で目を引いた内容を下記に挙げます。いずれも日比野さんの発言。
★知人から「うちの子、今度美大受けるの!」と言われたら「それはすばらしい!」って反応がどれくらい返ってくると思いますか?「大変そうだね」というのが社会の印象ではないでしょうか。
「いいぞ。芸術に携わることは社会で役立つんだから」と応援してもらえるような社会に、大学に、変革していく。それが私の役目です。
★今までのアートのメッセージは「感動しました」で終わっているような気がするのです。これからは、その先をフォローする。世の中にはどんな社会的課題があり、アートはそれに対し、どんな解決の糸口を提示できるのか。社会と接続し、発信する役割を担いたい。
★企業・団体が積極的に仲間に入れたくなる、雇用したくなる、そんな人材を育成し就職支援することもミッションです。
社会人として活動された経験があるからこそ、「アート」をそれに関わっている人たちだけの自己満足で終わらせることなく、社会の役に立ち、社会の中で重宝される人材へと育成することをミッションの一つとして掲げられるところに、新学長としてとても期待感が高まりました。
「アート」を「ビジネス」に繋げるのって、結構難しいんですよね「アート」って人によって捉え方が様々なので、評価も難しいですし。
新しい学長のもと、東京芸術大学がどのように進化していくのか、楽しみに見届けたいと思います。