セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

アミーズ畑

2009-05-21 | アミーズ畑
              ベランダから見たアミーズ畑の右半分

トマト、なす、ジャガイモ大分しっかりしてきました。
友達に「ミントはすごく元気よー」と自慢したら呆れられてしまった。

「ミントなんてね~その辺に放り出して置いても根が付く物よ。枯れた人なんて
聞いたも事ないわよ」と、大笑いされた。そんな物ですかねー。

赤紫蘇は一本しかないので何とか大きくなって欲しい。
青紫蘇は7本有るが今一元気が足りない。

コスモス、アスター、ユリはしっかり着根してきました。

講座変更「難民支援・・・・・・・・」

2009-05-21 | セカンドライフ
昨日は介護関係の講座の予定だったが会場に行ってからプログラムの変更に気が付いた。
講師の都合だったのかな?

「難民支援の現場から日本と世界の平和を考える」
講師 岸守 一氏(キシモリハジメ)

   連難民高等弁務官事務所 駐日副代表

   東京大学卒業後外務省入省
   在タイ大使館を経て4年前より現職

先生は京都の大学で一コマ講義をして来たとかで5分位遅刻。そのせいか何というか
マシンガントークの様なもの凄い速さでガンガンスタート。
言葉じりが聞き取れない。
最初は必至でついて行ったが途中で振落とされながらかじりついて聞いた。

とても40歳代とは思えぬ若々しさに加えルックスがクール。身長180㎝ですって。
荻島真一似のスマートな云々。
いい男に弱い私は必死で追いかける、隣の方は「大事な内容なのに早すぎるわね」
でも皆さん私と大差なく喰いついている。

難民を支援する団体は UNHCR(岸守氏の所属)・ユニセフ・ユネスコが有る。
実際内容の大きな違いは無いがそれぞれ現地で大変ご苦労されている。
画像で説明したので分かりやすかった。

アフリカ大陸での難民、スタッフの生活、イラク、イラン周辺の難民について

難民って何だろう?漠然としていた私。
  ◦国内難民・・・国の中に居ながら戦争や国内紛争で全てを失ってしまう。
  ◦自国を追われ他国へ避難する人々。
  ◦移民を余儀なくされる人々(自国へ帰れない)

岸守氏は4年ほどアフリカ難民を現地で支えていた様子をフィルムで見せて呉れた。

 詳しく分けると国によって更に細かく分けられる。

国境を越えて避難した難民をキャンプを張り(orオフィスで滞在し)助ける方法は比較的たやすいが
国内に残った人々の救済は国境の問題等が有り大変難しい。支援が届きにくいと。

彼は以前、ジュネーブで緒方貞子さんの下で数年任務をご一緒し、大きな宝になったと。
今でも大変大きな存在で尊敬してやまないそうだ。

緒方さんは63歳で第8代 国連難民高等弁務官に就任され注目された。
早々に難民を救済する方法の決断を迫られた時(それまでの方法三つの内選択をする)
緒方さんの叡智で上層部の予想を外し四つ目を提案した。

其れまで緒方さんに偏見をもっていた上層部の彼らを"ギュウ"と言わせたそう。
国内に居る難民たちを国境外に出すのではなく団体スタッフを危険な中へ派遣する方法を構築。

それから10年任務を終えられた。
40度を超えるキャンプ、オフィスでの生活を体験されご高齢の身には辛かった事でしょう…と。

岸守氏が尊敬してやまない緒方さんの思考、基本には常に人命を尊重する事に
終始し難民達のプライドも守った事。
一度も軸がぶれた事が無かったそうだ。全てがスムースに行った訳では無いが・・・と言いながら
緒方さんを敬愛する気持ちが十分に表れていて、講演その物が説得力に満ちていた。

緒方さんの逸話を伺えただけでも講義の価値が有った様な。
2時間の枠ではとても足りない程、内容の濃い講義だった。
日本中の皆さんに聞かせたい程感銘をうけた。