されど、おかか

気温が少しづつ上がり始めている。上下しながら春に向かっている実感が有る。
静岡県に実家の有る知合いから嬉しいお土産を頂いた。

おかかである。削り節、鰹節等と呼び、自宅でカンナ箱で削ったり、鰹節削りでぐるぐる回し
作ったものだ。
最近はすっかり袋入りの出来あいの「おかか」で間に合わせている。

欲を言えば昔の様に、鰹節を自分でごしごしと削った物が、香りも味も最高だとは思いながら
いつの間にか既製品？おかかを使っている。

しかしこのおかかだって優れ物じゃ有りませんか？
物心付いた頃から、お醤油をたらして炊き立てのご飯に乗せて口に運ぶ時の美味しかった事。
鼻からは、削ったばかりの香りが何とも言えず漂って来るので、それだって味の一つ。

ご飯と混ぜたり、おにぎりの中に入れて食べたり、考えて見ると乾物の王様じゃないかしら？
戸棚の中には一度だって切らせた事が無いし、必ず手許には置いて有る。

主役じゃないからそれ程主張をしているわけじゃないけど、食品の名バイプレイヤーと
絶賛ですね。

しかし、食品と言うのは何でも新鮮が一番。一年も置いておいたらタダのカンナ屑(削りかす)と
同じになってしまう。

今回頂いたのは、Ｂ5サイズ位のビニール袋にたっぷり入ったおかか。ご本人は
「ごめんねおかかなんてー」とんでもございません。説明を聞いたらますます嬉しくなった。
そのおかかは、専門店のお店に行って、○○グラム下さい。と言うと注文を受けて必要量だけ
削るんですって。嬉しくない。

お饅頭なんていつでも食べたい時に手に入るし、このおかかは静岡の専門店でなけれな
入手出来ない。貴重な一品。

果たして・・・・・・・
一時も早い内がいいわ～と取り合えず手っ取り早く。。。

う～～～ん何とも言えない香りに唸ってしまう。しかも想像通りのお・あ・じ。
削りたてを売るなんてよいお店。

　　　

大事に味わって頂きまーす。