セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

比叡山・延暦寺

2012-04-25 | 旅行 見学
旅の終わり、四日目になった。今日は最終日。
琵琶湖畔「ホテルラフォーレ」からAM9:00最後の予定は比叡山にのぼり、その後
近江八幡「たねや」でランチをし夕方、新幹線の人となる。

ドライバーのハンドルさばきも幾分の疲れも見せず快調に延暦寺まで向かった。
彼女の疲れは、ベットに入ると3秒で寝息を立てる、神業だ。しっかり睡眠をとり、翌日に
繰り越さない事が分かった。
夜9時に横になれば直ぐに眠りに着く、朝七時までしっかりと。不眠症の私には
妬んでしまう程の羨ましさである。

高校の修学旅行では京都市内の終わりに比叡山延暦寺に参拝した。毎晩宿でワイワイ
騒ぐので、皆バスの移動となると寝入ってしまい美人バスガイドさんを怒らせてしまった。担任からも大目玉を食らった事は言うまでも無い。

薄暗ーい山の中を上って行くと、直ぐ記念写真を撮る段取り、皆寝ぼけまなこの54名が
写っているので、見る度に可笑しく笑ってしまう。半世紀も前の事を昨日の事のように
思い出した。

   

比叡山は最澄大師が1200年前に開山したした。一山全部が延暦寺の所有。友達と
ご朱印帳を買おうかと話していたら、ガイドの男性が一日中かかりますよ、と
言われ驚いた(即撤回)。当時の勢力の程を今更ながら知る事となる。

東塔、西塔、横川、大きく分けて山の中に三塔有るのだ。近くを歩くわけでは無い。
どうりで、私達が到着した時にシニア世代の男女30人位のグループが、登山の装備を
しっかりして準備体操をしていた。それ程山道が険しいのだろう。

東塔の大講堂では、一番偉い大師様他そうそうたるお坊様が一堂に会し法要の最中だった。トップの方二番手他40名位がこうして集まるのは珍しい事だと聞いたので、横に上がって俄か信者になって見た。法然、親鸞、栄西、道元、日蓮の著名人達が修行した事でも知られる。

何となく厳かな気持ちにはなった。
今日は大切な行事「山家会」という伝教大師の為の法要ですって。貴重な日にお山に
上がって来たものです。

   

ドライバーY子の好きな根本中堂(コンポンチュウドウ)へ霧の中を歩いた。ここも東塔のエリアに有る。
こちらには不滅の法灯が1200年静かに燃えている。昔は何かの油を使っていたそうだ。

   

そこは参拝者の位置より少し低い位置に有る。それは「仏凡一如」と言う仏教の考え方で
仏も人も同じという考えなんだと。心が落着く場所でも有る。

これまで、見上げてお参りした事はあるが、視線の高さでお参りした事は初めてだった。
ゆっくりガイドを付けて見て回りたい思いにかられた。