セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

元気な合図・土佐文旦

2014-03-08 | セカンドライフ

           
  柑橘類は大好きな私だけれど、土佐文旦が届くと殊更に嬉しい。
もうかれこれ10年位は経つのだろうか。ご主人の激しいDVにあい、命からがら四国高知へ逃げて行った元同僚。この季節になると「これは送れる内だけだから・・・、私が元気だと思って下さい」と言われている。本当に良く頑張った元同僚。バブル時代の申し子の様な典型的なクラブギャルだった。おしゃれでいつも私の知らない世界の話しをして呉れて笑わせてくれたっけ。机を並べて仕事をしていた時も華やかな雰囲気を醸し出していた。小柄なワンレンボディコン?長い髪が奇麗だった。
一度私が高知を訪れた際には、既に髪はショートでギャルの面影もなく、必死で頑張って生きている時だった。ホテルで寝る時間を惜しんでお喋りをした事が懐かしい。

折れてしまいそうな細い身体で、3人の男の子を産み育てた。その後は本当に可哀そうな時期も有った。DVと言うのは一つの病気の様な物。
其の侭我慢していなくて良かった。良く頑張ってお子達を育てた。ご苦労な事。又、その子供さん達が出来が良かったと言うのか、優秀で高等学校も是非と授業料免除で構わないから来て欲しい、と言われたそうで。子供さん達はお母さんのご苦労を見ていたせいか本当に優しく育ち、心強いばかり。将来を見据えて頑張っている。

高知までは、なかなか行く機会もなく、最近飛行機に乗れなくなったので、余程の機会がないと行かれない。それでも彼女がこうして「元気文旦!」を送ってくれるのが私を安堵させてくれる。
大きな分担を切って見ると、甘い甘い、そして優しい香りが家の中を満たした。何時までも元気でいて欲しい。