はざまの庵

分類し難い存在を愛でる覚え書き by aiwendil お気軽にコメントをどうぞ。

<font size="-3">「アイデア」310号。</font>

2005-04-18 02:12:15 | アートなど
誠文堂新光社の雑誌「アイデア」310号を購入しました。
大特集「日本のタイポグラフィ 1995-2005」と題し、この10年間のタイポグラフィ/装幀世界を総覧する図鑑のような内容です。
手に取ったときからすでに表紙の文字と質感にクラクラ。
めくったが最後、55人ものそうそうたるメンバーの仕事がずらり並んだ誌面に釘付けでした。
とにかく美しい。印刷の発色にも細心の注意が払われているのでしょう。
雑誌にしておくには勿体無いほどの完成度に思えます。
祖父江慎や原研哉、葛西薫はもちろんのこと、なんと、クラフト・エヴィング商會の仕事までが紹介されており、その時点で私の中では永久保存版決定と相成ったのでありました(笑)。
お値段3300円、と雑誌にしては少々高価ですが、専門誌としてならばこの内容とクオリティなら充分安価な部類かと。
タイポグラフィ&グラフィックデザイン&装幀好きにはおすすめです。
とりわけ「書物の版組が気になる」「活字の書体が気になる」という方、ぜひ手にとってみることをおすすめします(笑)。
・「アイデア」310号詳細は→こちら