はざまの庵

分類し難い存在を愛でる覚え書き by aiwendil お気軽にコメントをどうぞ。

<font size="-3">鳩を拾った話。</font>

2005-11-11 23:51:32 | さもないこと
鳩を拾いました。
いや、正確には、鳩を保護する手伝いをしました(^^;。
出張の帰りに某大形スーパーで買い物をして外に出ると、雨の中駐車場をハトがうろうろしていました。
明らかに不自然。
近寄ってみると、脚に標識が。
どうやらレース鳩のようです。
野生動物なら手出し無用で放っておく主義ですが、飼養動物ならば話は違います。
捕まえられるか様子を見ていると、気がつけばスーパーの店員さんが傍らに。
「捕まえられればカゴにでも入れておくんですけど、私、触るの苦手なんですよ・・・」と店員さん。
微妙に逃げる鳩を刺激しないよう追いかけること約5分、確保成功。
店員さんの用意した即席鳥かご(買い物カゴを二つくっつけたもの。ナイスアイデア。)へ無事保護しました。
「あとはこちらでやります」とのことなので、レース鳩であることを説明し、脚輪の電話番号と飼い主名を読み上げ、連絡してみるよう助言。
あとは水と餌を与えた上で、布をかけて保温できそうな場所に置いておくよう指示してきました。
電話の市街局番からすると、そう遠い場所ではなかったようなので、おそらく一両日中には飼い主の元に戻ることでしょう。
よく考えると、雨の中、夜の駐車場で鳩を追いかける人間の図は笑えます(^^;。
そして、気がつけば色々指示していた自分。
腐っても鯛、ならぬ、応用でも獣医。
臨床から離れてからずいぶん経ちますが、やっぱり自分は獣医師なのだなあと帰りの車を運転しながら感慨深かったです(笑)。