はざまの庵

分類し難い存在を愛でる覚え書き by aiwendil お気軽にコメントをどうぞ。

音楽バトン(人生版)。

2007-10-18 23:52:28 | アートなど
すっかり遅くなりましたがバトン回答。
音楽バトンというものだそうです。
盟友、北国のあきさんの「心の旅」からのいただきものです。
以下回答。

◎歌or音楽どちらでもOK◎
あなたの思い出を彩った楽曲を教えてください。

♪小・中・高校・成人・現在(まだ成人でない方は、そこまでで)と、心に残っている楽曲は?ちょっとしたエピソードなどもどうぞ♪

【小学校時代】
・校歌
一時期通っていた山奥の小学校の校歌。
「木々の緑が輝いて 山鳩歌う朝ぼらけ 子牛が草を食んでいる 泉が清く湧いている 元気だ きみもわたくしも」
という、小学校名が一切出てこない潔さと牧歌的な歌詞がお気に入り。この小学校から転校してみたら、1番2番といちいち学校名を連呼する押し付けがましい校歌が一般的だと知ってなおさら愛着が深まる。


【中学校時代】
・???
中学時代は本ばかり読んでいたのであまり音楽が記憶に残っていません。
クラシックはよく聞いていました。
そういえば、チャイコフスキーのバレエ音楽が好きでしたね。『くるみ割り人形』の全曲CDや、ボリショイの『白鳥の湖』テレビ放映からの音だけダビングを愛聴していました。


【高校時代】
・校歌
ふたたび校歌。
「やまとおみなのかぐはしき たましずもれるおかのべの ときわのもりのしたかげに ふかきみどりをみにしめて おふるちぐさのいやつよく ますぐにのびむ ともどちよ
 こがねはなさくみちのくの ふみのみやこのまなびやに あしたゆうべをおのがじし みちにいそしむともどちよ まことのこころみがきつつ きよきひかりをよにあげむ」
古風で格調高くのびやかな歌。学校名が一切出てこないのもナイス。意味含め、今でも大好きな歌です。

・古楽とクラシックと民族音楽
古楽に傾倒。リュート曲のCDやNHK FMの「朝のバロック」などを愛聴していました。
高校1年あたりでワーグナーにハマって、オペラ「ニーベルングの指輪」のテレビ放映を夜更かししながら見ていたのは懐かしい思い出。
そして気が付けばロシア好き。ボロディンは偏愛。弦楽四重奏第1番の第1楽章と、オペラ「イーゴリ公」中の『だったん人の踊り』が好きすぎて困る。
そういえばショパンのプレリュードやポロネーズを1番から最後まで通しで全部聞くのも好きでした。
ケルト音楽に手を出したのもこの頃。
主に書籍からの影響が大。

・ゲーム音楽
「ファイナルファンタジー」の音楽にハマる。ゲーム自体はよく知らないのに音楽だけをよく聞いていました。プレリュードはもう大好きです。

・創作と音楽
部活動(SF研)で、3年の間に短~中編を10本ほど書いたのですが、音楽が重要なモチーフとして登場する作品が多かったです。
音楽(主にクラシック)からインスピレーションを得て、それをキーとした物語をよく書いていました。
当時の私の中では、文学と音楽が分かち難く結びついていたのだと思います。


【成人後】
・ポップス
現代歌手の音楽を聴くようになったのは成人後。遊佐未森や葛生千夏や谷山浩子、ビョークに傾倒。
その延長で古楽をロックするヴィータ・ノヴァにも傾倒。
それと、歌詞と声が気になってスガシカオと原マスミ。
男性歌手にはなぜかあまり惹かれない。上記2名は例外的。

・ミニハープ購入
こつこつ貯金し、念願だった25弦の小さなハープを購入。ケルト音楽CDの曲を耳コピーしてよく弾いていました。

・古楽熱ふたたび
ロバの音楽座や栗コーダーカルテット、タブラトゥーラに傾倒。

・指輪映画サントラ
いわばトールキンファン祭りの一環。
映画化された「ロード・オブ・ザ・リング」のサントラ関連はよく聴いていました。
「May it be」「ゴクリの歌」「Into the West」の歌詞翻訳で遊んだのは懐かしい思い出。



【現在】
・以前からの継続
古楽関連やクラシックは今も好き。
以前好きだったものは、基本的に今も好きです。

・アート関連
アートとして出会った音楽たちも印象深い。現在はこちらが主な興味対象かも。
松本秋則: 竹で作った楽器のインスタレーション作家。音があまりに心地良いので気に入っていたところ、BankARTでCDを見つけて即購入。いわゆる環境音楽のようでありながらインスタレーションであり音楽でありアート作品であるという不思議な音源。よく聴く音楽として iPodに入っています。
岩井俊雄: アート作家。岩井さんの曲ではなく、岩井俊雄さんの作り出すインタラクティブな音楽システム作品が好きでたまらない。音と戯れる感覚が詩的。他に類を見ない。「エレクトロプランクトン」欲しさにゲームを始めて買った。今はTENORI-ONに興味津々。
明和電機: アーティスト。色々な意味で。「六本木エレクトロニカ」の衝撃が忘れられない。ライブパフォーマンスマシンとしての楽器たち。音楽性というよりも表現形態が丸々気になって仕方がない。
徳澤青弦: ラーメンズ本公演の幕間音楽。全般的に好き。
ミュージックビデオ関連: ショートフィルムを観るようになってから多様な音楽に感心。特にミュージックビデオとの馴染み具合で強烈に印象づけられるものもあって興味を引かれているところ。
佐藤雅彦: 主にピタゴラスイッチ関連で印象深い歌がいくつか。栗コーダーカルテットの栗原氏との合作もあるが、「ぼくのおとうさん」や「つながりうた もりのおく」「いたちのたぬき」は衝撃でした。


♪一番最初に買ったレコードorCDは?
うろ覚えなのですが、たしか「グリーンスリーブス~ハープとフルートによる小品曲~」という表題名の小曲集だったと思います。
クーパーの「闇の戦い」シリーズの影響か、フルートとハープの器楽曲に傾倒していたためかと。
伝承曲「グリーンスリーブス」やフォーレの「幻想曲」やラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」が今でも大好きです。


♪一番最近買った(ダウンロードした)シングルは?
シングルはここしばらく買っていないような・・・。
記憶にあるのはTHE CONDORSの「真夏帝国」くらいか?
そういえば、シングルかどうか微妙ですが、つい先日 ART STAR(ひとつの曲と多数画像がセットになったCD-ROM。iPodで持ち歩けるアート、というコンセプト。音楽つきスライドショーで写真を楽しむためのもの。)のヤノベケンジ版を購入しました。


♪人生の転機で聞いた曲は?
・ボロディン「弦楽四重奏第1番」
大学受験のときにヘビーローテーションで聞いていました。合格発表の日に落ち着かない気持ちを抑えながら学校で聴いていたのもこの曲。
これを聴いている最中に合格通知を受け取ったので思い出深い。
宮城から岐阜くんだりへ、文系から理系へ、小さな世界から大きな世界へ。この通知がまさに転機となった。


♪バトンタッチ!5名
ぶら下げておきますので、どうぞご自由にお持ちください。




いやあ、あらためてみると、自分がいかに時代と切り離された興味関心の持ち主なのかがバレバレですね。
正直に書いても全然歳がバレない(笑)。
しかし、ゆえにカラオケは鬼門。
良いのやら悪いのやら・・・・。