はざまの庵

分類し難い存在を愛でる覚え書き by aiwendil お気軽にコメントをどうぞ。

<font size="-3">「コミック・バトン」というイベントだそうです。</font>

2005-07-04 00:55:37 | 日記・エッセイ・コラム
いつもお世話になっている北国のあきさんから「コミック・バトン」というイベントが回ってきました。
コミックに関する4つの質問に答え、同じ質問を誰かに手渡す、というもの。
先日の「Musical Baton」のコミック版といったところです。
以下回答です。


★あなたのコミックの所持数は?
コミックだけを数えたことがないので正確な数は不明。
書籍全体で数千冊あるはずなので、比率から考えると500冊くらいはあるでしょうか。


★今読んでいるコミックは?
直近に読んだのは、坂田靖子「マーガレットとご主人の底抜け珍道中(望郷編)」の文庫版。
ほんわかぶりが好きで、たまに読み返します。


★最後に買ったコミックは?
今市子「五つの箱の物語」の文庫版。
この方の絵が好きです。「百鬼夜行抄」も愛読。ただし、単行本は大型でスペースを食うので文庫化をじっと待っています。


★よく読む、または思い入れのあるコミック
・岡野玲子「Calling(コーリング)」(潮出版の美麗なハードカバー版。現在は別の会社から出ているようです。)
マキリップの「妖女サイベルの呼び声」を漫画化したもの。原作が好きなもので、驚くと同時に感心しました。岡野玲子氏に注目するきっかけになったコミックです。この延長で「ファンシィ・ダンス」や「陰陽師」にも手を出すことに・・・。
・紫堂恭子「グラン・ローヴァ物語」(同じく潮出版のものが好きです。角川の装幀はいまいち・・・・)
指輪物語や闇の戦い、ゲド戦記が好きなんだろうなあ~と匂わせながら、どこかのほほん飄々とした素敵世界を展開する手際に感心。笑いの要素もあって、大好きです。「辺境警備」と甲乙つけがたいのですが、じいさま好きなのでこちらを挙げてみました。
・佐々木倫子「動物のお医者さん」
じつは高校まで「このマンガのせいで獣医学科の倍率が上がったんだ!ばかやろ~!」と毛嫌いしていたのですが、当の獣医学科に入ってから友人に借りてハマりました(笑)。佐々木倫子氏の絵と、生真面目に可笑しい飄々とした空気が業界描写にぴったりだと思います。
・衛藤ヒロユキ「魔法陣グルグル」
兄に薦められて読んだのがきっかけ。連載開始当時に巷にあふれていた、RPGブームに乗って量産される変に深刻ぶったノベルに辟易していたので、そういったブームを根底から笑い飛ばすような手法に心をつかまれました。深遠なまでに潔いバカバカしさと、どこか子供たちの幸せを求めていそうな幸福感が大好きです。
・MAYZON「夢見森のモーリス」
死んでしまった猫が主人公という異色のコミック。動物たちの「あの世」における日常を美しい絵でほんわかと綴る感動作。小学館の「プチフラワー」(現在は「フラワーズ」)で不定期連載されていたのですが、続編の「猫地区の御神木」を最後に、作品が見られなくなってしまいました。今はどうしてらっしゃるのでしょう。気になります。
・ますむらひろし「アタゴオル物語(シリーズ)」
猫つながりで挙げておきます(笑)。一度見たら忘れられないインパクト。宮沢賢治の系譜を継ぐ独特の世界を展開しているのが特徴かと。自由猫ヒデヨシのキャラクターは秀逸です。
・しかくの「爺さんと僕の事件帳」
小学生の少年が祖父の助言で日常にひそむ事件を解決してゆくシリーズ。京極夏彦の京極堂シリーズを意識しつつ、現代的なテーマを折り込むなど上手くオリジナリティを出しているコミックです。妙に好きな作品。4巻以降が出ないので、どうしてしまったのか心配です。
・小林賢太郎「鼻兎」
やはりこれははずせないかと(笑)。連載が終了してしまったのが残念でなりません。どこかでの再開を熱望しています。


回す先は・・・う~ん、どうしましょう。これが一番難しい(笑)。
ということで、とりあえず保留、です。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
>あきさま (aiwendil)
2005-07-07 23:35:43
>あきさま

考えるのがまた、楽しかったです(笑)。
プチフラワーは私が唯一続けて購読していたコミック誌です。内容もさることながら、隔月だから忘れずに買えたような気がしています。

グルグルはおすすめですよ~。
徹底的にクサさとシリアスを拒否し、ふざけていながら、どこか真実を求めていそうなところが好きなんです。
落書き+心=へんな魔法 という図式に、夢見る力への賛美も感じます(笑)。

鼻兎、うん、その案に1票!
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わ~い^^ (あき)
2005-07-05 08:15:38
わ~い^^
懐かしい作品ばかりです
プチ・フラワーを一生懸命に買ってたなぁ
後にも先にもあの雑誌ほどわたしの好みを形成してくれた雑誌はなかったように思います

実はわたし、ぐるぐる読んでないんですよ~
また興味が出てしまった(笑)

「鼻兎」、賢太郎さんがお忙しそうだから年に1回の書き下ろし単行本(いや、2年に1回でもいい!3年でも~~~)みたいな形でもいいなと思います
とにかく会いたいです、あのなんともいえない世界

バトン、本当にお疲れ様でした^^
受け取っていただけて幸せです
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