なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

防災訓練の日

2008-09-01 18:45:19 | Weblog
 朝早く目が醒めて、9月の声を聞いたせいか多少は凌ぎ易いような・・・日中は気温が上がりそうな予感の空気を感じます。
 今日から9月、昨日と今日は全く違う。
 私が小中学校時代は、夏休みの初めの1週間で宿題を9割以上やっておいて、あとは好きなだけ遊ぶ・・・そして最後の1日に・8月31日に仕上げをしたものです。
 この日やるのは、夏休み中のお天気・気温の表、日記、読後感想文・自由作文・写生
・工作など・・・これを1日で片付ける。
 両親・兄、姉たちも毎年の光景に呆れて・イヤ慣れっこで見ていたものです。
 ですから、当時は8月最終日はラストスパートの日、で9月1日はそれらから解放される日でした。
 親となってからは別の9月1日
 子供の宿題は関係ありません・・・褒められようが叱られようが本人の問題ですから
 この日は「防災訓練」の日=子供たちは校舎から避難する訓練で、親は子供を受け取る訓練で、先生たちは子供の訓練と、子供を引き渡す訓練。
 訓練が好きですが、天災の多い日本では仕方ないかも・・・
 そして、我が女房殿は職業柄自分の勤務先の学校で引き渡す側の仕事、必然的に私が子供たちを引き取る役専門。
 娘と息子が6才違いなので、小学生の引き取り訓練を12年続けた事になる。
 連続12年もやらなくても良さそうなのに・・・
  ともかく、そういうことで9月1日は私は会社を早退あるいは休暇をとる日でした。

 ところで住んでいるところは学校のすぐ側、同じ町名を冠した小学校が3つもあるような地区で、通勤経路に小中学校はたくさんあります。
 それに同じ区に高校も多いので、自転車通学の高校生とすれ違います。
 だから、8月31日と9月1日では町の雰囲気が全く違う。
 昨日までは、私みたいにくたびれ顔の・夏休を取り損ねたようなおじさんや、どこかに疲れがたまっていそうな勤め人が目立ったのですが、歩道上の平均年齢がぐんと若返り、話声にも活気を感じます。
 但し、マナーの悪い(本人たちは分かっているのかどうか?)女子高生には相変わらず手を焼きそうな予感のある初日。
 歩道を自転車で3列併進・・・彼女たちは楽しそうですが、対向自転車があってもめったによけない、あるいは衝突寸前まで直進する。
 彼女たちには、私がよけるものだと信じている”?ふしがある。
 表現が悪いけれど余程舐められているのか、「”よける”と言う言葉は彼女たいの辞書には無いのかもしれません。
 たまに腹を据えかねて、近所の高校に怒鳴り込もうかと思ったり・・・
 「校長、お宅の高校では、自転車通学のマナーについてどういう指導をしているのか伺いたい」と言ってみたい・・・
 マア大人気ないし、高校生にもなれば教育以前の問題のような気もするし・・・そういう意味ではこの年の子供の(一部だろうが)レベルが低すぎる。
 こんなところで、世の中を写しているような気がする。
  ところが、よくしたもので、同じ年の男子高校生のほうがマナーが良い子が多い・・・どうも女子高生は集団になりやすくマナーが低下傾向にありそう・・・男の高校生の方が・・・マア個人差と言うには偏りがあると見ている。

 自分の娘にも甘い親だったのでしょうが、人様の娘さんたちにも弱い?
  そういう傾向はあるかも・・・世の中全体で甘やかしているとか、持て余しているとか。
 もっとも、オバサンパワーにも弱いのだから、女性に弱いということになる
  男性同士で強いわけでもなく
 これは5人兄弟の末っ子・・・年の離れた兄以外は全て姉ばかり。
 昔の大家族の例で、末っ子の躾など姉たちがしたようなもの
 何かあれば母と姉たちの結束は固く、オヤジは戸主で、長男は後取り・・・従って末っ子は味噌っかす!!!
 従って家の中では良い子でなくてはならず、内弁慶の逆が出来上がったが、いずれにしても女性にはかなわないと言う処世訓が染み付いたわけです。

 ところで、件の女子高生のマナーと囲碁を無理矢理こじつける。
 「覗けばつぐと思い込んでいる」=「自分が直進し、相手はよけるものだと思いこんでいる」
 対面から来ているのに、初めから自分に優先権があるという感覚?」
 いや、それ以前に「007 死ぬのは奴らだ」ではないけれど「よけるのはお前だ!」という事なのでしょう。
 もし私がギリギリまでよけなかったら・・・衝突覚悟で直進したら・・・きっと自分たちのマナーを棚に上げて「頑固親父」あるいは「スケベ爺」と名づけられるだろう。
 昔息子の友達が女子高生の一団とぶつかりそうになって「何でよけないのよ」と罵声を浴びせられたことがある。
 時代は変わるものですが、喜ぶような変わり方ではない。

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 相手の考え、方針=作戦・意図を考慮してこちらも作戦を立てる。
 相手に合せるみたいだけれど、こちらの方がより利潤が多いこととか、あるいは真っ向からぶつかることも「有り」とし、ぶつかっても決して負けないぶつかり方。
 そういう意味では、若い娘さんたちよりオジサンの遊びの方が陰険・狡猾ではある。
 そういえば昔碁会所の万年初段がいつも苛められる上手に「囲碁は意地の悪い方が強くなる」と嘆いたものです。
 マア「単純」「素直」ばかりの人より「策士」の方が早く強く成れそうな気はします・・・しかし。
 ただの策士が強くなる必須条件だとも思えなく・・・素直な感性のほうが結局は伸びるような気がする。
 私?・・・そりゃー素直ではありませんよ・・・7人家族のナンバーセブンを生き抜いた?のですから。