なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

図書館で

2008-09-22 17:46:06 | Weblog
 図書館に行きまして・・・残念なことに、まだ読んでいない囲碁の本が無い。
囲碁関係の本と言う本は全て読んだわけではないのです・・・ここの図書館の囲碁関係の本が少ないだけでしょうね。
  それに入門書の類、定石・手筋図鑑的な本は殆ど手にしたことはありません。
 加えて、古碁の棋士別の「日本囲碁大系」は約三分の二は未読で残っている。
 前者の場合は読む気力が無い、後者はいつかは読もうと思っているのですが、何となく見送っている。
 これについては停年で完全にリタイアした後に読もうとは思っているのだが、実際はこういう予定が一番危ない感じだとは思っている。
 例えば何かの用事を「暇になったらやる」と言うのは、半分はやる気が無い証だったりして・・・昔の外交官言葉とかで「きっと」→「もしかしたら」、「出来るだけ」→「殆どやる気は無い」と聞かなくてはいけないと書いてある本がありましたが、まさに自分が自分に外交官言葉で言い訳をしているような気分。
 まさに囲碁に関しては、「定年後にヒマになったらやりたい」と言っている人が果たして本当にやるのかどうか疑っているのですから・・・
 
 ともかく2回にわたって借りた「勝負師」たちの対談集2冊は読み終わって返してしまいましたので、囲碁・将棋の本棚の前に立ってため息状態です。
 将棋の先崎さんの本は1冊しか本棚に残っていない・・・その「右回り・・・」は読んでしまったし。
 羽生さんに関する本は何人かの人が書いているようですが、羽生さんが売り出し中に書かれたような感じなので今読みたいという気がしない。
 囲碁の方では呉清源師の本が数冊あるが、それは殆ど読んでいるはず・・・
  藤沢、坂田、高川、、、大体「偉人伝」的なものは読んで知っているような、、、
 では、自分に「どんな本が読みたいのか」というと。
 概ね3つに分けられると思う。
 一つは記録としての棋譜
  古いもの・最近のものの棋譜、国内戦・国際戦の棋譜、、、こういう棋譜の簡単な解説版、あるいは詳細な解説版
 二つ目は、囲碁の基本的なテクニック的なテキスト、及び最新の研究成果と実戦例など。
 ここまでは割合に出版物があります。
 寧ろ手を変え品を変えという印象がするほど、繰り返し出てくる感じもしますので、全て買うかどうかも問題です。
 ですから、この部分は図書館が頼りなんです。
 三つ目は。
 碁を打つ人の世界、棋士の考え方とか日常、交友など、囲碁界の歴史・・・
  それは必ずしもプロでなくても良いから、例えば「席亭日記」みたいなものとか、囲碁関係、碁会所を舞台にしたミステリーとか。
 プロ棋士の日常生活をベースにした随筆とか・・・ 
  特に裏話が聞きたいと言うことではなく、囲碁と囲碁を打つ人、その世界をトータルで知りたいという感じです。
 それで、この三番目が皆無ではないにしても、かなり手薄です。
  そういう企画は商業ベースに乗らないのですかね。
  私には手落ち気味に感じますが。