先々週図書館から借りた「勝負の世界」、そろそろ今週末には返却なのですが、ジャスト読み終わりました。
将棋のプロVS囲碁のプロの対談で、5組の対談。
大きなテーマは「勝負の世界」で
①、道を拓く 谷川浩二・趙治勳
②、逆転の心理 大内延介・林海峰
③、芸を磨く 芹沢博文・藤沢秀行
④、勝負と華 内藤国雄・武宮正樹
⑤、頂点を見つめて 中原誠・小林光一
昭和62年発行の本ですから、当然今一線で活躍している人とは微妙に違う部分はあるかも知れないけれど,概ね「今でも同じなのではないかなと思う部分が多い
。
しかし、対談の組み合わせ、後でつけたのかもしれませんがサブタイトルが絶妙ですね。
話しているのは20年も前のことですが、そういうことを感じさせない部分もある。
ともあれ、私にとって3大憧れの棋士のうち二人が登場するので、時代とは関係なく・・・イヤ昔はこんなことを言っていたのかと言うことを知りたくて読みました。
しかし、読んでみて、多分ですが、今同じような企画があっても皆同じようなことを言うのではないかなと感じました。
それは、棋士の皆さんが進歩がないとか、そういうことではなくて、「芯」の部分では変わらないと言う感じです。
当然、アマファンとしての勝手の思い込みかもしれないのは仕方が無いですが
さて5組の対談に優劣をつけることは出来ませんが、ファンとしてはミーハー的に見て、趙さんと小林さんが出ているのが嬉しい。
本の中では藤沢先生の「教えるものは強い」・・・これにも感心しました。
マア、プロのレベルの話で、ザルの世界では当てはまらない部分がおおいでしょうが・・・
それと何と言っても武宮さんの「地下鉄碁」発言
この本の中の対談のサブタイトル「勝負と華」と言うキーワードならいくらか理解しやすいですね。
私は当時碁会所で囲碁を楽しんでいましたが、周りはなぜか「宇宙流ブーム」と言うか、武宮ファンが多かったですね。
私にはそこまで人気が出るのは寧ろ理解を越えていました・・・要するに「中」で打てなかったんでしょう。
ともあれ、私自身は特にどの棋士が好きだとか嫌いだとかではないけれど、「一寸変かな」と感じたのです。
私の性格では趙さん小林さんの碁が好きだし、真似て打つのは当然そちら
ですから、同じザル仲間からは「地下鉄流」と言うレッテルですね・・・
でも、地下鉄流が悪いのなら、それを徹底してやっつけてくれなければ納得できないわけで・・・当時のそういう気分を思い出させてくれる・・・そういう本でした。
それと、地下鉄もそうだけれど、勝手に「力碁」などと一段低く見ているうちに、そういう国の棋士に勝てなくなっている・・・そういう将来を藤沢さんはこの頃から感じていたようですが・・・なんだか「バックツーザフューチャー」気分。
まさか今でも「碁の質なら我々の方が上だ」と考えている棋士はいないだろうが・・・
これから20年後を見据えて、何かが始まっているだろうか?
今も大事だけれど、底辺を広げ、深く掘下げ、高く築く・・・言葉にすればざるでも言えるのだけれど。
明日は図書館の日ですので、この本のシリーズ「第二巻」を借りに行きます。
多分、図書館の隅に残っているはず。
将棋のプロVS囲碁のプロの対談で、5組の対談。
大きなテーマは「勝負の世界」で
①、道を拓く 谷川浩二・趙治勳
②、逆転の心理 大内延介・林海峰
③、芸を磨く 芹沢博文・藤沢秀行
④、勝負と華 内藤国雄・武宮正樹
⑤、頂点を見つめて 中原誠・小林光一
昭和62年発行の本ですから、当然今一線で活躍している人とは微妙に違う部分はあるかも知れないけれど,概ね「今でも同じなのではないかなと思う部分が多い
。
しかし、対談の組み合わせ、後でつけたのかもしれませんがサブタイトルが絶妙ですね。
話しているのは20年も前のことですが、そういうことを感じさせない部分もある。
ともあれ、私にとって3大憧れの棋士のうち二人が登場するので、時代とは関係なく・・・イヤ昔はこんなことを言っていたのかと言うことを知りたくて読みました。
しかし、読んでみて、多分ですが、今同じような企画があっても皆同じようなことを言うのではないかなと感じました。
それは、棋士の皆さんが進歩がないとか、そういうことではなくて、「芯」の部分では変わらないと言う感じです。
当然、アマファンとしての勝手の思い込みかもしれないのは仕方が無いですが
さて5組の対談に優劣をつけることは出来ませんが、ファンとしてはミーハー的に見て、趙さんと小林さんが出ているのが嬉しい。
本の中では藤沢先生の「教えるものは強い」・・・これにも感心しました。
マア、プロのレベルの話で、ザルの世界では当てはまらない部分がおおいでしょうが・・・
それと何と言っても武宮さんの「地下鉄碁」発言
この本の中の対談のサブタイトル「勝負と華」と言うキーワードならいくらか理解しやすいですね。
私は当時碁会所で囲碁を楽しんでいましたが、周りはなぜか「宇宙流ブーム」と言うか、武宮ファンが多かったですね。
私にはそこまで人気が出るのは寧ろ理解を越えていました・・・要するに「中」で打てなかったんでしょう。
ともあれ、私自身は特にどの棋士が好きだとか嫌いだとかではないけれど、「一寸変かな」と感じたのです。
私の性格では趙さん小林さんの碁が好きだし、真似て打つのは当然そちら
ですから、同じザル仲間からは「地下鉄流」と言うレッテルですね・・・
でも、地下鉄流が悪いのなら、それを徹底してやっつけてくれなければ納得できないわけで・・・当時のそういう気分を思い出させてくれる・・・そういう本でした。
それと、地下鉄もそうだけれど、勝手に「力碁」などと一段低く見ているうちに、そういう国の棋士に勝てなくなっている・・・そういう将来を藤沢さんはこの頃から感じていたようですが・・・なんだか「バックツーザフューチャー」気分。
まさか今でも「碁の質なら我々の方が上だ」と考えている棋士はいないだろうが・・・
これから20年後を見据えて、何かが始まっているだろうか?
今も大事だけれど、底辺を広げ、深く掘下げ、高く築く・・・言葉にすればざるでも言えるのだけれど。
明日は図書館の日ですので、この本のシリーズ「第二巻」を借りに行きます。
多分、図書館の隅に残っているはず。