中国経済ビジネス・文化・交流そして日中ビジネス!・北京の大学でMBA文化ツー(株)代表秋澤文芳コンサル業務

日中経済ビジネス、KBT観文研 北京第二外大研究生 都日中副理事長・経済ビジネス委員長、中小企業コンサルタント秋澤文芳

中国激変・・とはまだまだ言えない河北省新経済開発区「雄安新区」

2018年04月09日 23時16分16秒 | 中国各地ゴーストダウン、経済特区、開発区、新区の現状は

今週も、 河北省の新経済開発区~特区を見てきました。

  素人の眼から見ると、この地区も大幅に遅れての

  スタートかな・・と思わせるような、開発はこれから、

  という様相になっている。

超ビッグプロジェクトもそう簡単には始められない、という

の現在の中国の実態・・とも思えた。

 

 

中国各地の「経済特区」開発区や新区の現状(

 

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 こちらは西部大開発地区の現状でした(昨年夏分)

 

内陸部)を目前で見て~これから

中国各地の経済特区、開発区、新区の現状は

  甘粛:蘭州の駅からは離れた開発区では~

 

 青海省 西寧市でも駅前を中心に・・

   (雲南;昆明の開発区では市役所も遠く移転し~)

今月から、河北省の「雄安」地区の新区が大きく注目されて

いますが、その前に、各地で進めれれている、それも内陸部

の「新興地区」~昆明、蘭州、西寧の各都市、そして貴州省

においてもここ2,3年前から大開発が進んでいる。。

 

今までの総決算が、今回の河北省雄安新区と言われていますが、

標記の他の省の省都でも同様の開発が今も進められている。

これらをここ1年ですべての地区を見てきたが、共通して言え

ることは、「従来の旧い行政地区」から全く新しい地区へ政治

、経済の地盤を移そうという流れになっている。

  そのいずれもが従来の省都から40分、50分離れた

  全く新しい地区に、新しい「町をつくる」ケースが

  多くなっているが、その後の経済等への寄与はどうなって

  いるのだろうか。

 

  現実には町の開発は思うように進んでいないということだ。

  そこには~新区には「生活の地盤」が築けていないとうこと

  だ。 内蒙古のオルドス市等でも同じような状況に苦しんでいる。

      緑豊かな新鮮な町には生活感が根づいていない、という

      現実がある。 学校はできたものの商店や、人が集う

      公園には人影がない・・というのが各地の共通した問題

      にもなっている。

 

その背景には、 交通の便を含む様々なインフラの整備が進まず

町の機能が~というより魅力的な(総合的に豊かで便利な生活

を送れる状況にはない、というのが実情だ)。

 

昆明でも、市役所を含め、街中からは遠く離れた地区へ移転は

したものの、利用者にとっては将に不便な地区で関係機関を捜す

ことも困難な状況だ。

これでは町は発展しないばかりか、逆に後退してしまう。

 

今後もこのような地区が各地で進みそうであるが、先ずは

「地元民を最優先した」街づくりが必要だということを感じ

た。

道路と建物は完成したが、その他の空間を埋める木々や緑、

そして住居や交通などを含んだソフトの部分が肝心なこと

は言うまでもない。。

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