今週も、 河北省の新経済開発区~特区を見てきました。
素人の眼から見ると、この地区も大幅に遅れての
スタートかな・・と思わせるような、開発はこれから、
という様相になっている。
超ビッグプロジェクトもそう簡単には始められない、という
の現在の中国の実態・・とも思えた。
甘粛:蘭州の駅からは離れた開発区では~
青海省 西寧市でも駅前を中心に・・
(雲南;昆明の開発区では市役所も遠く移転し~)
今月から、河北省の「雄安」地区の新区が大きく注目されて
いますが、その前に、各地で進めれれている、それも内陸部
の「新興地区」~昆明、蘭州、西寧の各都市、そして貴州省
においてもここ2,3年前から大開発が進んでいる。。
今までの総決算が、今回の河北省雄安新区と言われていますが、
標記の他の省の省都でも同様の開発が今も進められている。
これらをここ1年ですべての地区を見てきたが、共通して言え
ることは、「従来の旧い行政地区」から全く新しい地区へ政治
、経済の地盤を移そうという流れになっている。
そのいずれもが従来の省都から40分、50分離れた
全く新しい地区に、新しい「町をつくる」ケースが
多くなっているが、その後の経済等への寄与はどうなって
いるのだろうか。
現実には町の開発は思うように進んでいないということだ。
そこには~新区には「生活の地盤」が築けていないとうこと
だ。 内蒙古のオルドス市等でも同じような状況に苦しんでいる。
緑豊かな新鮮な町には生活感が根づいていない、という
現実がある。 学校はできたものの商店や、人が集う
公園には人影がない・・というのが各地の共通した問題
にもなっている。
その背景には、 交通の便を含む様々なインフラの整備が進まず
町の機能が~というより魅力的な(総合的に豊かで便利な生活
を送れる状況にはない、というのが実情だ)。
昆明でも、市役所を含め、街中からは遠く離れた地区へ移転は
したものの、利用者にとっては将に不便な地区で関係機関を捜す
ことも困難な状況だ。
これでは町は発展しないばかりか、逆に後退してしまう。
今後もこのような地区が各地で進みそうであるが、先ずは
「地元民を最優先した」街づくりが必要だということを感じ
た。
道路と建物は完成したが、その他の空間を埋める木々や緑、
そして住居や交通などを含んだソフトの部分が肝心なこと
は言うまでもない。。
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