ロシアのウクライナ侵攻の背景(2)
昨日に続いてロシアのウクライナ侵攻の背景のキーワードの2つ目です。
2「NATOの東方拡大」
「NATO」=北大西洋条約機構 は、もともと東西冷戦時代にソビエトに対抗するために、アメリカなどが作った軍事同盟です。
昨日に続いてロシアのウクライナ侵攻の背景のキーワードの2つ目です。
2「NATOの東方拡大」
「NATO」=北大西洋条約機構 は、もともと東西冷戦時代にソビエトに対抗するために、アメリカなどが作った軍事同盟です。
ソビエトが崩壊すると、NATOはもともと共産主義圏だった国々に民主主義を拡大する、いわば政治的な役割も担うようになった。
当時、東欧諸国などの多くが、経済的に豊かだった民主主義陣営に入ることを望んでいて、その入り口となったNATOへの加盟を望む国が相次いだ。
実際、1999年にポーランドやチェコ、それにハンガリーが正式に加盟。
また、2004年にバルト3国などが加盟した。
こうした動きを「東方拡大」と呼ぶ。
そしてウクライナやモルドバ、ジョージアでも欧米寄りの政権が誕生し、NATOに接近する姿勢を示しています。
当時、東欧諸国などの多くが、経済的に豊かだった民主主義陣営に入ることを望んでいて、その入り口となったNATOへの加盟を望む国が相次いだ。
実際、1999年にポーランドやチェコ、それにハンガリーが正式に加盟。
また、2004年にバルト3国などが加盟した。
こうした動きを「東方拡大」と呼ぶ。
そしてウクライナやモルドバ、ジョージアでも欧米寄りの政権が誕生し、NATOに接近する姿勢を示しています。
ロシアは NATOの“東方拡大”に強い抵抗感があり、東欧諸国がNATOに加盟することも、東欧諸国に軍事施設を設けることを嫌がっている。
そしてプーチン大統領は、最近でもNATOの東方拡大について「約束違反だ」と厳しく批判しています。
プーチン大統領の主張では、1990年に東西ドイツが統一する際、東ドイツに駐留していたおよそ10万人のソビエト軍を撤退させるために、アメリカのベーカー国務長官がゴルバチョフ書記長にNATOを東に拡大しないという趣旨の約束をしたといいます。
ただ、口頭での約束で文書は残っておらず、本当にそのようなやりとりがあったのかどうか諸説あるということです。
そしてプーチン大統領は、最近でもNATOの東方拡大について「約束違反だ」と厳しく批判しています。
プーチン大統領の主張では、1990年に東西ドイツが統一する際、東ドイツに駐留していたおよそ10万人のソビエト軍を撤退させるために、アメリカのベーカー国務長官がゴルバチョフ書記長にNATOを東に拡大しないという趣旨の約束をしたといいます。
ただ、口頭での約束で文書は残っておらず、本当にそのようなやりとりがあったのかどうか諸説あるということです。
つまり今回の軍事侵攻の背景には、プーチン大統領が、NATOへの加盟を希望するウクライナの政権を“同じルーツを持つ国”に誕生したアメリカ寄りの「かいらい政権」と捉えていることや、NATOのこれ以上の“東方拡大”を容認できないとする安全保障観が影響しているものということのようです。
以上2日間に渡りロシアのウクライナ侵攻の背景について学んだが、2022年2月24日にロシアの侵攻が始まってもうすぐ2年を迎える。
ウクライナ国民に多くの犠牲者を出しながらも一向に停戦の兆しが見えなく国際社会も国連も停戦の糸口さえ見出せずにいる。
両国の戦闘員やウクライナ国民の尊い命を奪う愚かな戦争を一刻も早く終結することを祈るばかりです。
以上2日間に渡りロシアのウクライナ侵攻の背景について学んだが、2022年2月24日にロシアの侵攻が始まってもうすぐ2年を迎える。
ウクライナ国民に多くの犠牲者を出しながらも一向に停戦の兆しが見えなく国際社会も国連も停戦の糸口さえ見出せずにいる。
両国の戦闘員やウクライナ国民の尊い命を奪う愚かな戦争を一刻も早く終結することを祈るばかりです。