宝くじの購入思考の変化は格差社会の産物
今年もまた「年末ジャンボ宝くじ」の時期がやってきました。
今年もまた「年末ジャンボ宝くじ」の時期がやってきました。
近年はインターネットでいつでも、どこでもお買うことが可能です。
宝くじ購入時には「宝くじポイント」を溜めて使える「宝くじ会員」は、現在710万人もいるそうです。
宝くじの醍醐味は何と言っても一攫千金、しかし宝くじを買っても1等に当選する確率は極めて低い。
宝くじの醍醐味は何と言っても一攫千金、しかし宝くじを買っても1等に当選する確率は極めて低い。
それは、くじを買うというより、1等に当せんする夢を買っている人が多いのかもしれない。
今回の「年末ジャンボ」は1等と前後賞合わせて賞金額は10億円で、2,0000万枚が1ユニットとして発売された。
つまり、1等の当選確率は2,000万分の1である。
近年は、宝くじの売上げは減少傾向で、現在はピーク時の7割程度のようです。
そこで「格差社会」との関係ですが、以前にも書いたが現在の日本社会の抱える大きな問題が、格差の拡大と固定化です。
一部の富裕層と生活困窮者層との所得格差は拡大傾向が固定化されてきています。
宝くじは一攫千金を夢見る富裕層意外の人達にとっては射幸心を煽られ、その手段として買われてるように思います。
今や、夢を買うというより、貧困からの脱出の手段の一つとして考えてる人が多くなってるような気がします。
一方、売上げが減少してる原因の一つに、夢を買う余裕すらない人が堅実志向になっている。
「どうせ当たらないものにお金を掛けるような無駄はできない」という考えに変わってきたのかもしれない。
今や、宝くじで夢を買う楽しみというより、射幸心を煽られ、その手段として買うか、堅実的に買わないかのどちらかのような気がします。
そう考えると「宝くじの購入思考の変化は格差社会が齎した産物」なのかもしれないと思うのだが。