自己表現力とコミュニケーション能力は車の両輪
人は誰でも自分の考え方や感情などの内面を、相手にわかりやすく伝えたいと思っている。適格な言葉や表情で表現することもあれば、絵画や音楽などの創作品として表現することもある。方法は人によって様々だが、どれも他者に感動を与えようと思っている。つまり自分を理解してもらうための強力なツールとなり得る力、それが自己表現力である。しかし『自己表現力が高いこと』とは、必ずしも『万人に受け入れられやすいこと』とイコールではない。例えば、自分とは全く異なる意見や感性と接した時に不快に感じたとする。それは相手の自己表現能力が高かったと言うこともありえる。考えの異なる人々が自分の意見をきちんと伝え合い、その違いを擦り合わせ理解し合うことがコミュニケーション能力である。自己表現力を高めるため、読書で多くの言葉を身に付けたり、表現力の豊かな人と接したり、ブログなどで素直な気持ちを表現するのも一つの方法である。
そして、対人的なやり取りにおいて、お互いの意思疎通をスムーズにするためのコミュニケーション能力とは、車の両輪の関係にある。
但し、自己表現力もコミュニケーション能力も、自分自身の思考や価値観の基軸をしっかり持つことが前提なのは云うまでもない。