2007年12月16日、オラは七ヶ浜でできたてのIRV横断幕を設営した。
この1週前に第1戦で0-0の引き分け、第2戦でゼブラは引き分けでもT1残留できるわけだ。
この日のゼブラは千葉真太朗をFWに置くなどして1点を取りにいくつもりだったのだろう。対するビアンコーネも足立原健二が1トップの構えで必勝を期す。
試合はゼブラのキックオフで始まった。
先制したのはゼブラ、FKから伊藤毅のゴールが決まり1-0.しかし15分に足立原に同点ゴールを決められると、すぐに追加点を入れられて逆転。さらに足立原のゴールがまた決まって1-3で前半を折り返す。
後半、とうとうオラは必死にいろいろと叫び始めた。中には選手を脅迫するような「負けたらグルージャと合併だからな」などの暴言も。そこまでしてゼブラの勝利を信じたかったのだ。
ゼブラは最後までゴール前でがんばったが、ビアンコーネに後半も2点追加させて最後は1-5という惨敗。しかも2失点がオウンゴール、という失望の極みだ。
無情のホイッスルが七ヶ浜の冬風に鳴り響く。粉雪と共にオラの心も散ったのだ。
このとき、本気でゼブラのサポーターをやめようと思った。IRVのせいでゼブラが負けたのなら、もうゼブラを捨てようとまで思った次第。もしこのとき盛岡ゼブラのサポーターをやめていたら、オラはどうなっていたんだろうか?
この敗戦によってサポーターをやめることはできた。ゼブラを見捨てて岩手を出ることもできた。しかしオラにはそれができなかった。理由なんてないが、ただゼブラをほっとけないということだったんじゃないか?といま思う。
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