遠野市がBSの朝の番組に取り上げられたので、レポート。
「みんなのまち」(2013.6)
遠野は岩手の馬事文化にとって重要な土地。というのも、かつては馬市が開催されたこともあり、また南部領の南の物流拠点でした。
また、南部駒の生産の半数は遠野だったそうです。そこで馬の神様・オシラサマなどが生まれたそうな。
オシラサマの代表的な民話としては、馬を愛したがゆえに馬と結婚したいという妄想?からついに死して馬と一つになった女の悲劇があります。
さて、春の遠野で伊勢崎夫婦の自給自足ライフに密着。自分たちで野菜を作り、余ったら周りの人さも…という考えですが、木村秋則氏の著作に感化されてこの暮らしを始めたそうな。向かいのおばあちゃんと伊勢崎家の息子さんも仲良し。
実は伊勢崎夫婦はパラグライダーで遠野の空を飛んだことがきっかけでゴールインしたそうです。
元々遠野の人だったご主人が、遠野に来た奥さんと出会うことになるきっかけがパラグライダーとは…
さて、伊勢崎家に馬方のトラックが。遠野は今でも馬搬が残っており(帯広のばんえい競馬など輓馬もこの馬搬をルーツとしている)、耕運機代わりに馬が田おこし・代掻きをしています。
昔は盛岡以北でもやってましたが、あまり見かけなくなりましたね。
遠野の朝、雲海に包まれた中で馬の生産牧場が始動します。
仔馬にミルクをやる佐々木場長、馬は乗馬・馬術用の乗用で、まるで競馬の厩舎を見ているかのよう。
厩務員は奥さんだけ、と言う中で佐々木さんの人柄がいいのか、馬も従順なようです。
続いて農家の預託牧場(外厩)。ここでも佐々木さん大活躍です。
夕方、放牧した馬を厩舎に戻し、仔馬を走らせます。馬が自力で走ると本当に速い!
で、佐々木家の夕飯はなんとジンギスカン。遠野では屋外ではバケツに穴開けて、固形燃料入れて焼くことがありますが、
あくる日の夜明け、佐々木家の馬たちが躍動しています。
そんな中、遠野で駒形神社のお祭りが行われようとしていました。戦前までは盛岡や八戸からも馬喰などが足を運んだそうです。
馬の御祓い、鹿踊り(早池峰獅子)など遠野の伝統芸能を堪能することができる祭でした。
さて、冬の遠野と言えばどべっこ祭でしょうか。
遠野観光協会HPの記事
遠野ふるさと村「どべっこ祭り」
僕も行きたいのですが…