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日本橋+川崎東海道53次
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秋竜山マンガ館



<ナンセンスマンガ・その223>

 題:「いくら格子戸がないからって、これじゃ気分がでねぇぜ」 
        秋竜山・秋竜山漫画企画会議     


<ひとコト>
 
 一体、あの時代はなんだったんだろう。

あの時代とは私が子供の頃のこと。
生まれる前のことは自分では体験できないから、
たんなる知識でしかない。

しかし、自分がその時代に空気を吸っていれば、
それだけで立派な体験時代だ。

 あの時代、つまり昭和の二十年代。
特に後半。私の小さな村にもドサまわりの芝居が
年に何回となくやってきた。

今でも強烈に記憶のあるのは、10人程度の一座であった。

一座は外で飯炊きや、味噌汁をつくって自炊生活。

そのまわりを私たち子供は遊ぶようにして
役者さんたちと交流というか楽しんでいた。

 そんなことよりも・・・だ。芝居である。
もちろんチョンマゲ物であるが、
だいたいのストーリーは決まっていた。

そして強烈な印象は、たとえば哀しい場面、
涙をしぼらなければならない大事な場面。

舞台の中央で男が一人かなしみのどん底にいる。
その男のわきに影のように一人の男が立っている。
そして、かなしいメロディーをバイオリンで
奏でているのである。

そーいう場面になると、バイオリン男が現れた。
あれはいったいなんだったのか。

(秋竜山)
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